水は、人間のからだを構成する上で、とても重要な役割を担っています。水分を摂るのとほぼ同量の水分を排泄して、体内のバランスを保っていますが、体重のわずか1%程度の脱水が起きただけでのどの渇きを感じ、4~5%失うと吐き気や頭痛などの症状が出てくるといわれています。ですから、水分補給は、のどの渇きを感じる前に行うことがポイントです。
たとえば、朝起きたとき、お風呂あがりなど1日の中で時間を決めて、コップ1~2杯(200~400ml)の水分を摂ると、無理なく1リットル以上の水分を補給することができます。でも、1度に大量の水を飲んだり、冷やし過ぎた水を一気に飲んだりするのは胃腸に負担がかかるので要注意です。夏の暑い時期は、洋服が汗でぬれるくらいになったら多めに水分を補給しましょう。
水分・ミネラル補給のためにミネラル量や浸透圧が調整された飲料を飲むことで、汗をかいて出ていった水分だけでなく、一緒に排出されてしまったナトリウムやその他ミネラルも補うことができます。