サントリー食品ヨーロッパ

サントリー食品ヨーロッパ

サントリー食品フランス

  • 本社所在地
    52 boulevard du parc, 92200 Neuilly-sur-Seine - FRANCE

サントリー食品イギリス

  • 本社所在地
    2 Longwalk Road, Stockley Park, Uxbridge UB111BA - UK

サントリー食品スペイン

  • 本社所在地
    Calle Mahonia, 2 5a Planta , 28043 Madrid - SPAIN

EECM-Benelux

  • 本社所在地
    SIL Schweppes International Limited H.J.E.Wenckebachweg 123, 1096AM Amsterdam - THE NETHERLANDS
  • 本社所在地
    SBFP Suntory Beverage & Food Poland, Al. Wyscigowa 6, 02-681 Warszawa - POLAND
  • 本社所在地
    SBFB Suntory Beverage & Food Benelux, Rue du Cerf 127, 1332 Genval (Rixensart) - BELGIUM
代表ブランドの写真

代表ブランド:シュウェップス、オランジーナ、ルコゼード、ライビーナ、ラ・カセーラ、オアシス、プルコ、メイ・ティー
※サントリー食品ヨーロッパの個々の担当区域内で所有・商品化

会社概要・理念

パーパスに根差した持続的な成長

私たちは、環境、社会、そしてガバナンスを非常に重要と捉えています。サントリー食品ヨーロッパでは、飲料の製造、マーケティング、および販売を通して人と地球に貢献するというグループのグローバルビジョン「Growing for Good」に向かって努力を続けています。

サステナビリティに向けた私たちのアプローチは、Our Resources(自然と響きあう)、Our Drinks(お客様と響きあう)、Our People(従業員と響きあう)、そしてOur Society(社会と響きあう)という4つの要素を基盤としています。 この4つの要素はすべて、より良い持続可能な将来を築くために国連が提唱するSDGsを推進するものです。

明確で測定可能な目標の下、これらの領域における影響と課題を管理し、強力なリーダーシップを育てることによって、私たちは自然に対する尊敬の姿勢を崩すことなく、消費者、お客様、そして従業員との響きあいを実現する取り組みを続けています。私たちの責任とリーダーシップの体制は、私たちが前進するための原動力であり、指針とインスピレーションを提供するものでもあります。また、「Growing for Good」の壮大なビジョンの実現にも欠かせない要素です。

「Growing for Good」のイメージ

主なサステナビリティ活動

Respect water(水資源の尊重)

水は貴重な共有資源であり、当社にとって最も重要な原料です。また、「水と生きる」を約束に掲げる企業グループとして次世代のために持続可能な水マネジメントを促進する役割があると信じています。
サントリー食品ヨーロッパは、自社工場での水使用量を2030年までに20%削減するという目標の実現に向けた取り組みを続けています。すべての工場で多くの水削減および水の再利用の取り組みを展開し、水使用の効率化を可能な限り向上させるためのベストプラクティスを共有しています。トレドにある当社の先進的な工場では、2017年時点で既に水の使用量を5%削減しており、2年以内に20%の削減を達成する予定です。

2020年1月、英国では新しい高速充填ラインに1300万ポンドの投資を行いました。従来のラインに比べて、このラインでのエネルギーと水の使用量が40%低いので、使用資源の削減という当社の目標に大きく貢献しています。

スペインでは、「Guardians of Júcar (ジュカルの守護者)プロジェクト」という、バルクセタ河川の自然環境の回復(すでに完了)とグリーンフィルターの導入による水質の改善という2つの取り組みを通して、地表水の水質改善、河岸の自然環境の回復、水生生態系の理解と向上への貢献、河岸の外来種の駆除、そして自然地域の一般利用の促進を目指すプロジェクトがあります。

2022年のはじめに、スペインにおける2つ目の水源保全プロジェクト、「Guardianes del Tajo(テージョ川の守護者)プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトでは、トレド市に水を供給する3つの貯水池のうちの1つであり、またスペインの主要工場の1つがあるグアハラス貯水池周辺での活動を計画しています。このプロジェクトの主な目的は、同貯水池の水質と水量を改善し、ボランティアキャンペーンを進め、水育(サントリーが推進する子どもを対象とした教育プログラム)を実施することにより従業員、主要関係者、そして子どもたちの意識向上を図ることにあります。

タホ川の水質改善の写真

フランスでは、メジュー工場の近隣に位置する自然公園グラン・パーク・ミリベル・ジョナージュ(Grand Parc Miribel Jonage)と20年間のパートナーシップを締結しています。グラン・パーク・ミリベル・ジョナージュは都市部にある保護公園です。当社は、水育プログラムの支援と水の役割に関する理解を深めることを目的とした家族向けのワークショップを支援しています。また、ローヌ川周辺の沖積森林の保全や復元活動も支援しています。

グラン・パーク・ミリベル・ジョナージュの写真

オランダでは、島、湿地帯、および干潟を作ることによる西ヨーロッパ最大の淡水湖の復元を目的として、Dutch Society for Nature Conservationがマルケル・ワデン湖で実施しているプロジェクトを後援しています。

英国では、2022年に「Water Wisdom(水の知恵)」という家族向けの水育プログラムを開始する予定です。 環境チャリティ団体「Severn Rivers Trust」と協力して立ち上げたこのプログラムでは、流域の消費者に対し夢中になれるような体験を通じて、次世代に水を引き継ぐためにどのように水を保全、保護すればいいのかについて考える機会を提供しています。

CO2

Reduce emissions(排出量の削減)

当社は、バリューチェーン全体でのGHG排出量を削減することによって気候変動の問題に取り組んでいます。科学的な根拠に基づき、自社拠点で50%のGHG排出量削減(スコープ1および2)とバリューチェーン全体で30%のGHG排出量削減(スコープ3)という目標を掲げています。また、当社は2050年までにGHG排出量の実質ゼロを達成することを目標としています。当社では、レポートでの透明性を高めるためにCO2排出量を年に1回測定しています。2021年に当社の全工場と所有する事業施設が購入した電力は、すべて再生可能エネルギーでした。

フランスにおいて、地球温暖化は最重要課題の1つに挙げられています。 当社は2015年以降、生産する飲料1リットル当たり41%のCO2排出量を削減しており、フランス国内の4つすべての工場(La Courneuve、Meyzieu、DonneryおよびChateauneuf-de-Gadagne)は、主に強力な省エネ対策と残存排出量の補償プログラム(アマゾン川流域の森林破壊に反対するFloresta de Portelプロジェクト)によりすでにカーボンニュートラルを達成しています。輸送は当社のCO2排出量の11%を占めているので、商品の移動距離を短くするために、倉庫の数と場所が最適なものになるよう見直しを行っています。また、トラックの空輸送の回数を減らすために輸送の流れの改善にも取り組んでいます。

スペインでは、2030年までにすべての輸送船舶におけるCO2排出量ゼロの達成に向けて取り組みを行っています。2022年には、全船舶の70%のエコ化また排出ゼロを達成しています。2020年1月以降、すべての工場とオフィスの50%の電力は、再生可能なエネルギー契約に基づいて管理された再生可能エネルギーで賄われおり、2021年には100%を達成しました。

これらの取り組みにより、スペインにおけるCO2削減目標の34%(2015年比)を2020年に達成しました。

英国の工場では再生可能エネルギーを購入しています。2020年1月、英国では新しい高速充填ラインに1300万ポンドの投資を行いました。このラインのエネルギー使用量は従来のラインに比べて40%少なく、工場のエネルギー使用量が4%削減されたので、当社のCO2削減目標に大きく貢献しています。

また、気候変動に立ち向かうという当社の目標に全従業員が貢献しています。その1つの方法は通勤手段によるものです。 当社は、「cycle to work」補助金スキームを通じて自転車で通勤することを推奨しています。また、英国オフィスは2022年に、電気自動車への移行を従業員に奨励するために、駐車場に充電スタンドを設置する予定です。

原料

Procure sustainably(サステナブルな調達)

2019年、当社はSedexに加盟しました。これにより、私たちはサプライヤーの環境・倫理的パフォーマンスのリスクアセスメントを推進しています。サプライヤーのリスクを明確に評価し、さらに改善に繋げるため、当社の原材料および包装資材サプライヤーの91%がSedexプログラムとプロセスに加盟しています。サプライヤーの60%は、SMETA準拠を含むSedexによる審査の全てのプロセスを完了しています。そのうち17%は低リスクのサプライヤーと評価されました。なお、重大な違反があり、さらに違反に対する是正策がないサプライヤーはありませんでした。

製造過程では、原料調達の影響を受けるビジネスとして、気候変動や非持続的な農法による生物多様性への影響が懸念されます。

英国では、Ribenaの原料のカシス(ブラックカラント)の90%に英国産のものが使用されています。当社は、可能な限り最も持続可能な農作物を作ることを義務と考えています。各生産者が各農場の個々の生息地に適した多様性植物を育成することができるよう、常勤の農学者を雇用し、Farming & Wildlife Advisory Groupとパートナー提携を締結しています。2004年から実施されている包括的プランに沿って、当社は200マイルにわたる荒れ地を回復し、2,000個の巣箱を作るとともに、ロンドン市よりも面積が大きい地域に花粉と花蜜が豊富な植物を植え、湿地帯の造成、沼の復元、植林を行い、養蜂箱を作っています。

スペインでは、生産拠点の近くのサプライヤーと協力して現地での製造および開発を推進しています。さらに、原料サプライヤーとの契約には、環境保全へのコミットメント、二酸化炭素排出量削減、水とエネルギー消費に関する向上、そして廃棄物管理の向上を始めとする環境に関する条項が含まれています。原料として使用する果物の23%は、生産拠点の半径100km以内で供給されています。

フランスでは、原料として使用するすべての果物の持続可能な調達をコミットしています。このような背景があり、持続可能な調達に関するガイドラインをフランスで発行しました。ガイドラインはフランス国内のすべてのパートナーによって承認および署名されています。

容器・包装

Less and better packaging(より環境負荷の少ない容器包装)

2019年9月に、2030年までにグローバルで使用する全ペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用し、100%サステナブル化を目指すという目標を発表しました。当社は、リサイクルペット(rPET)の使用量を増やし、革新的な技術に大きな投資を行うことによって、プラスチック消費とCO2排出を最終的に削減することを計画しています。
中期目標として、2025年までに飲料容器のリサイクルペットの使用率を50%にすることを掲げています。一部の飲料の容器にはすでにリサイクルペットが100%使用されています。
たとえば、英国で展開しているRibenaは、10年以上前からリサイクルペットを使用しています。また、2025年までに全ての容器包装を100%リサイクル可能な ものにしていくことを目指しており、そのために当社の使う容器包装を必要に応じて変更していきます。例えば、英国ではRibenaブランドのカートンパッケージに付属するストローをプラスチック製から紙製に変えることで16トンのプラスチックを削減しました。

Ribenaの商品写真

スペインでは、完全なサステナブル化に向けた取り組みを続けています。Sunny Delightなどのブランドではスポーツキャップを平らなキャップに変えて使用するプラスチック量を削減し、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を減らしています。

また、Schweppesは2022年5月にrPET 100%になり、La Caseraも2023年までにrPET 100%を達成する予定です。両ブランドをrPETに置き換えることにより、2024年以降年間10,750トンのCO2排出量を削減できます。

英国では2020年、Ribenaを100%リサイクル可能なパッケージに移行するために大きな投資を行い、ボトルのプラスチック製スリーブを小型のラベルに変更することで、年間200トンものプラスチックを削減しました。Lucozade Sportは2022年に同様の転換を予定しており、新たに一部のみを覆うスリーブを導入し、キャップとラベルを除き、ペットボトルは100%リサイクル素材のものとなります。

パッケージ変更のビフォアーアフターの写真

スカンジナビア地域ではSpendrups社(スウェーデン)やCarlsberg社(デンマークおよびフィンランド)などとのパートナーシップ活動を通して、当社目標を予定よりも早く達成することができました。この地域では数年前から、少なくとも25%、最大100%の再生プラスチックが使用されています。このように、ボトラー各社と協力して高い目標を達成していきます。

2030年の目標を実現するために、2019年に当社は、リサイクルペットの分野でバイオ産業をリードするCarbios社への投資を行いました。Carbios社は、酵素を使い、プラスチック廃棄物を劇的に削減し、業界の課題であるペットボトルの循環型経済の実現を推進しています。 当社は、 Carbios社の革新的技術に投資するコンソーシアムに参加しています。2021年6月、当社は世界で初めて、酵素を使ったリサイクルPETを使用したOranginaボトルの最初の試作品を発表しました。さらに、2021年9月、Carbios社は酵素を使った独自のリサイクル技術を世界に公開し、デモプラントを創設しました。

当社がPETのリサイクルプロセスに関与することは、お客様にリサイクルを推奨する効果もあります。当社の主要ブランドにおいては、マーケティングキャンペーンを通じて、重要なサステナビリティメッセージの発信を継続しています。また、業界全体の取り組みにも参画していきます。

英国では、2021年のRecycle Week(リサイクル週間)にLucozade Energy、Lucozade Sport、Ribenaの3つのブランドでデジタル広告を展開し、認知度の高いブランドアンバサダーを活用してリサイクルに向けたメッセージを発信しました。 またフランスでは、広告、および店舗での活動を通じて、MayTeaのサステナビリティに関する取り組みを発信しました。

健康

Less Sugar(低糖・無糖の取り組み)

2025年までに商品ポートフォリオ全体で砂糖の添加量を35%削減することを目標に掲げています。

また、2021年に新しく制定された責任ある食品事業とマーケティング慣行に関するEU行動規範に、創設企業として署名しました。レシピの変更、食品廃棄物の削減、そして持続可能なパッケージの開発に向けてコミットを続けることにより、さらに健康的な製品を市場に投入し、循環社会への移行を支援するというEUの目標を後押ししていきます。

当社は、目標に向かい、2021年末までに2015年と比較してすでに23%の削減を達成しています。レシピ変更や、砂糖の含有量を減らすと同時に、英国のLucozade Zeroなどの低カロリーブランドへの投資を積極的に進めています。

スペインでは、飲料の砂糖を42%削減(2015年比)した上、低カロリーのシュウェップス(Schweppes Lemon、Orange、Pink、およびGinger Ale)の販売を開始しました。さらに、近日中(2022年内)にAgrumとTonic Lemonを販売する予定です。低カロリーのシュウェップスは広く流通していて、98%の小売店で販売されています。

低カロリーのシュウェップスの商品写真

英国とアイルランドでは、主力製品の砂糖含有量を57%削減し、25,000トンの砂糖と980億カロリーを制限しました。また、それぞれにカロリーゼロまたは低カロリーの製品を販売しました。
2021年には、フランスで主力製品であるOasis Tropicalにおいて、甘味料を使わずに砂糖を24%削減(2006年比)しました。同ブランドのレシピは、砂糖を削減しつつ、甘味料を使わなくてもお客様が愛してきた美味しさをそのままに保っています。

その他の欧州では、当社の飲料に添加される砂糖の量を6%削減しました(2021年)。低カロリーのシュウェップス(Schweppes PINK)の人気の高まりと、商品ポートフォリオの継続的な改善によって成し遂げられました。サントリー食品ポーランドは現在、低カロリー商品ポートフォリオへと移行しており、35%の砂糖含有量削減を達成しています(2015年比)。

Schweppes PINKの商品写真

Positive Choices(ポジティブな選択)

当社は、製品の栄養成分を公開しています。情報はすべてのラベルとウェブサイトでわかりやすく表示されています。また、業界パートナーと協力し、責任あるマーケティングを展開しています。さらに、UNESDAが提唱する学校における責任あるマーケティングプログラムに署名し、小学校では当社の飲料を販売せず、中学校では砂糖を含む飲料の販売を制限することを約束しています。

英国では、独自のマーケティング規範を作成しました。これには、脂肪、砂糖、および塩の含有率が高い製品を16歳未満(アイルランドでは18歳未満)の消費者に直接販売しないというコミットメントが含まれます。

フランスでは、12歳未満の子供を対象としたテレビ番組と雑誌での広告を2009年に自粛しました。2013年以降、私たちは自社のコミットメントをさらに強化し、視聴者の35%以上が子供である一般番組での広告も禁止しました。

スペインのマーケティング規範では、12歳未満の子供への広告を行わないこと、および生徒を対象としたイベントにスポンサーとして参加しないことが明記されています。また、当社のすべての広告キャンペーンでは健康な生活習慣を推進するメッセージを発信しています。

More Natural(よりナチュラルへ)

当社は、飲料を通じてナチュラルな新商品を提供するため、商品ポートフォリオ全体で人工着色料と香料を削減するという目標を掲げています。

当社は、よりナチュラルな商品を求める消費者のニーズに対して、添加物を天然甘味料(ステビア)に置き換えて砂糖とともに排除し、人工添加物を最小限に抑える製造プロセスを採用することによって応えています。スペインで販売されているSchweppes PINKが良い例です。

人権

Inclusive and flexible(包括的で柔軟な対応)

人は大切です。当社は、従業員の健康なライフスタイルを奨励および促進しています。コロナにより、オフィスで仕事をするという従来のスタイルが成立しなくなりました。当社も、従業員と綿密な対話を行い、当社全体で新しいフレックス勤務方針を制定しました。 この新しいフレックス勤務制は従業員に喜ばれました。フレックス勤務制はデジタル技術と新しいシステムへの投資により可能となったものであり、自宅で働くという新しい働き方に全従業員が適応できるようになりました。

Diversity, Equity, and Inclusion(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)

当社は、ダイバーシティとエクイティ、そしてインクルージョンが、多くの従業員が関心をもつ重要な課題であることを認識しています。
当社を構成する従業員やサプライチェーンにおける性別、民族、年齢、障がい、社会的背景などがその要素に含まれます。また当社は、組織内での経験も非常に大事なことだと考えています。キャリアアップのための道筋、労働文化、新しいアイデアに対するオープンさ、そして、流儀やフレキシビリティなどがその要素に含まれます。

当社は、組織としてさらなる取り組みの必要性と余地があることを認識し、2020年をダイバーシティ、エクイティ、そしてインクルージョンを推進する年としました。2020年以降、当社は、より多様でインクルーシブな従業員と職場を実現するための戦略を進めています。そのため、2020年にCEO自らが主導するD&Iタスクフォースを立ち上げました。地域をまたいだ、各部署と役職を代表する70名の従業員で構成されており、主な課題やリスクと機会の抽出において重要な役割を果たしました。また、従業員や事業における課題などを議論する場としても機能しました。 2021年、サントリーホールディングスは世界的なDE&Iフレームワークを立ち上げました。当社は組織の全レベルにこの考え方を広めています。2021年末には、当社のエグゼクティブリーダーシップチームがDE&I研修を受けました。この研修は2022年以降、より広範囲の組織へと広げていく予定です。

Accountable for our value chain(バリューチェーンにおける責任)

信頼を築くということは、自分や他人が持つ許容範囲を広げること、そして常に相手に敬意もって行動することです。当社の「現代奴隷法に対する声明」には、事業やサプライチェーンで強制労働や人身売買が発生しないようにするための対策が打ち出されており、私たちは今後も継続して取り組んでいきます。Sedexのアセスメントとともに、私たちは、サプライチェーン全体でのセキュリティと透明性の向上に努力し、私たち自身と協力企業の基準を高く維持します。 これには、サプライヤーとの連携や仕入れを担当する従業員は受講必須のトレーニングが含まれています。

Ethical employer(倫理的な雇用)

サントリーの価値観の中心にあるのは、誠意をもって働くというコミットメントです。私たちは、常に誠実で明朗、かつ公正なやり方で事業を行っているという評価に大きな誇りを感じています。そのためにも、コンプライアンスなどのトピックスに関する教育を行って全従業員に関連法と責任を周知しています。

2021年に、英国の全従業員が贈賄および汚職の研修を受け、さらに営業担当やサプライチェーン担当の多くは強制労働に関する特別教育も受けました。

スペインでは、従業員の健康と安全の向上を目的として、すべての役職レベルでのコミットメントと全従業員の参加に焦点を置き、「禁止」の意識を変える取り組みを推進しています。Vision ZERO、道路安全計画、応急処置トレーニングやEnjoyable Wellness/Working(楽しいウェルネス/仕事)など、社会にも影響のあるさまざまな取り組みに反映されています。

フランスではPlay Safe(リスク回避)という研修を通して、リスクに直面した際の対処方法を学習し、全員が安全に貢献できるよう取り組んでいます。

生活文化

Empowering communities(地域社会の活性化)

アマゾン川流域における森林破壊に反対している「Ishpingo」、環境保護のための連帯休業制度を設立し、地域コミュニティの発展を支援している「Planète urgence」、貧困と差別への支援を提供している「Secours populaire français」、ドロップアウト防止に取り組んでいる「AFEV」等、環境、人々、そしてコミュニティにポジティブな影響をもつ組織とパートナーシップを結んでいます。2021年、当社のブランドOasisと小売店などは、「Le Secours populaire français」のために約26万ユーロを集めました。また当社は、勤務時間を割いて、年1回のボランティアデイを設けることを決定しました。当社は、「Vendredi」 ともパートナーシップを結んでおり、ボランティア活動への参加を望む従業員の橋渡しを行っています。

英国では2018年に「B Active」を立ち上げました。これは3年間のスポーツ開発プログラムで、支援を必要とするコミュニティに住む16~24歳の青少年にスポーツと運動の力でキャリアパスの育成と活性化を支援することを目的としています。3年間で「B Avtive」は次の成果を上げています。

  • 英国の5つの都市において10,703人の青少年を支援
  • コミュニティボランティア活動に3,699人の青少年が参加
  • 2,312人の青少年の公認職業資格の単位認定
  • 94%の青少年が「B Avtive」は意欲を高めてくれ、人生のターニングポイントとなったと述べており、74%は参加したことで素晴らしいキャリアの機会を得られたと述べています。

このプログラムはリーズベケット大学の学者による第三者評価を受けました。評価結果と改善案は2021年に公開されました。その改善案に従い、「Coach the Coaches」という新たなメンタリングプログラムを開始しました。このプログラムは、青少年による同年代同士でのコーチングを行うという内容です。

スペインでは、従業員にいくつかのNGOに寄付金を提供する機会を設けています。一部の従業員には「CONNECTING LINKS」のボランティアへの参加を勧めています。このプログラムは、ボランティアが祖父母世代と継続的な関わり合い(3ヶ月以上)を持つことで、世代間での学びを推進することを目的としています。ボランティアは、週に一度、最もマッチする人と30分間電話で話します。地域社会との繋がりを強化するとともに、社会へ還元するという当社のサステナビリティ戦略の一環となります。

Purposeful brands

「Growing for Good」のビジョンを持つことで、当社、そして当社のブランドは意義のあるコラボレーションを実践できます。例としては、「Apprentice Nation」と当社のLucozadeブランドのパートナーシップが挙げられます。Lucozadeは、「Apprentice Nation」と協力し、「Unlock Your Potential」というプラットホームにおいて新たなカリキュラムを立ち上げました。不利な状況にある英国の若者をオンライン学習により支援することで、彼らが自信を持ち、生活と就業のためのスキルを身につけることを目的としています。プラットホームにメンターを提供すると同時に、Lucozadeは「Apprentice Nation」の参加者に限定したイベントと就業体験会を開催しています。可能性は誰にでもあるが、機会は誰にでも与えられるものではないからこそ、パートナーシップを通じて、過小評価されているコミュニティの青少年に対し、キャリアを手にするチャンスを与え、意義のあるトレーニングを提供したいと当社は考えています。

Giving Back to Society(利益三分主義)

コロナの影響が続く中、もっとも私たちの飲料を必要とする人々の手元に届くように真摯に努力を続けました。職務を果たすためのリフレッシュメント、水分・エネルギー補給源として、病院、フードバンク、介護施設、ホームレス支援施設、緊急救命士、警察などに飲料を提供しました。ロックダウンが始まってから、約200万本の飲料を最前線に提供しました。飲料の寄付とともに、当社のフランスチームは通常は当社の工場で使用している個人用保護具(PPE)を寄付することで最前線の医療関係者を支援しました。世界的な防護具の不足の中、力になれることをうれしく思います。スペインでは、金銭的な支援を行う3つのプロジェクトを通して給料の一部を寄付し、セーブザチルドレン、UNICEF、CRUZ ROJA RESPONDEにあわせて8000ユーロ近くもの寄付となりました。フランスでは、社内CSRサイトを設置し、スクール・ポピュレール等のパートナーNGO向けの寄付金を募りました。

飲料提供のポスター

その他のサステナビリティへの取り組み

Less waste(廃棄物削減)

当社は、工場からの廃棄物をゼロにするという目標を掲げており、その実現に向けて着実に前進しています。また、バリューチェーン全体で廃棄物をなくしていきたいと考えています。私たちはパッケージに使用する再生原料の量を増やすことによって、循環型社会の実現に貢献できると考えています。英国で展開するRibenaのボトルには再生プラスチックが100%使用されており、MayTeaと小型のPulcoのボトルでも、2021年から再生プラスチックが100%使用されています 私たちは、SDGs(持続可能な開発目標)の12.3を達成するために、当社製品の食品廃棄物を50%削減するという目標も掲げています。この目標に向けた取り組みの一環として、当社の余剰製品を慈善団体に寄付し、貧困に苦しむ人々を支援しています。

当社では、廃棄物削減に関する従業員教育を行っています。ベネルクスでは、Green Week(7日間、7つのワークショップ)を立ち上げました。私たちは協力して、廃棄ゼロ、パッケージ削減、そして地産地消の運動に取り組み、ジョギングをしながらごみを拾い集める取り組みをオフィスの近くの湖で実施し、1時間でごみ袋45個分のごみを集めました。ベネルクスの120名すべての従業員は、このイベントに少なくとも1回は参加しました。

英国では、「Love Your Forest in the Forest of Dean」という不法投棄反対キャンペーンを立ち上げました。この地域には当社の工場があり、また多くの従業員がその側で暮らしています。過去6年間に、このキャンペーンには15,000人の地元住民が参加し、不法投棄とリサイクルの問題に取り組みました。120回のコミュニティイベントが開催され、リサイクルのためのインフラがこの地域に整備されました。 このキャンペーンは、英国の田園地方における最初の不法投棄反対キャンペーンの1つとなり、田園地方での不法投棄とリサイクルに関する行動の変化を望む他の地方当局のお手本となっています。

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