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水科学への招待 自然界をめぐる水 生体内をめぐる水

水に生かされている会社サントリー

水科学研究所のある、サントリー ワールド リサーチセンター

豊かな自然に育まれた良質な天然水──。
それは私たちのものづくりの源です。ビールもウイスキーも清涼飲料も、おいしい水があってはじめて生みだすことができるもの。まさに水はサントリーグループにとっての生命線なのです。だからこそ、私たちは地球にとっても人にとっても欠かせない水を守り、大切に使い、やがて自然に返していくことを当然の使命だと認識しているのです。
その使命を果たすために必要となるのが、水の動きや働きに対する理解を深めていくこと。その役割を担っているのが水科学研究所です。
水の研究を進めることによって、将来にわたって水資源を守っていくための知見、さらには、人々のクオリティー・オブ・ライフ向上に貢献できる知恵が生まれてくると考えています。

ヒトも地球をめぐる大きな水の循環の一部である

Check Analysis Plan Do

特に私たちが注目しているのが、「水の循環」です。
水は自然界でも、ヒトの体の中でも、循環しています。空から地上に降った雨は地面に浸み込んで地下水となり、川となって海に注ぎ、その水は蒸発して雲となり、再び雨として地上に降り注ぎます。その大きな循環の中、水は私たち人間をはじめ、さまざまな生物とも交わっています。
ヒトが口にした水も体内をめぐり、細胞を潤しながらやがては出ていく──。
私たちの体内の水の循環は生命活動を健やかに支えてくれるだけでなく、自然界をめぐる大きな水の循環の一部でもあるのです。
私たちが総合酒類食品企業としての事業活動を続けていくためには、良質な水を持続的に得られるように「自然界の水循環」の仕組みを理解する必要があります。
また、「生体内での水循環」が人の健康にどう関わっているのかも知っておかなければなりません。そのために我々は、図のようなCAPD(Check-Analysis-Plan-Do 、いわゆるPDCA)サイクルを心がけながら、水の循環についての研究を日々進めています。

行っている研究は「水循環の健康維持」のようなもの

「商品や技術の開発のもととなるサイエンティフィックな現象を理解しようというのがわたしたちのコンセプトです」

CAPDサイクルに基づいた研究は、私たちが健康診断を受けて生活習慣を改めるのとよく似ています。健診では血圧を測ったり、血液検査をしたりして自分の体の健康状態を定量的に把握して、その数値が正常な範囲内なのか判断します。血圧が正常なら今の生活を維持すればいいですし、高かったら塩分を控えるなどさまざまな対策を組み入れた生活プランを立ててから、減塩食を取り入れるなどの行動を実践していきます。
水の循環に関する研究も同じこと。流れている水の量や水質、流れの速さなどの状態を測定し、次にその数値を分析(=Analysis)して、水量や水質は適切なのか、よどみなく正常に流れているのかを判断します。その結果を見てから、健全性維持、あるいは健全性改善の計画をたて、実行する段階に入っていくわけです。
たとえば生体内の水循環において皮膚の健康を考えた場合、皮膚の水分状態を測定し、その数値が正常かどうかを判断して、正常でないときはなんらかのアクションを取る──というサイクルになります。そのために、皮膚の水分状態を測定する方法、測った水分状態が適切なのかどうかを判断する基準、さらに正常でないときのアクションに関する技術の構築やデータの蓄積を行っています。

独りよがりの研究にならないように留意する

サントリー ワールド リサーチセンター内、水関連の膨大な資料が並べられた書棚の前で

製品開発のような商品の直接的な研究ではなく、そのもととなるサイエンティフィックな現象を理解しようというのが私たちの研究のコンセプトです。そういった基礎研究だからこそ、飲料だけに限らず、健康食品や化粧品などにも幅広く応用が利き、新しい価値を提供することができると考えています。

得られた研究成果は、事業活動に役立てていくとともに広く社会に発信し、知見の普及も進めていきたいと思います。そのためには、各方面の専門分野で最高の知見を持つ先生方に協力を仰ぎ、科学的なエビデンスを取りつつ、独りよがりの研究にならないようにすることが大切だと強く感じています。

水と生きるSUNTORY──。

このコーポレートメッセージそのままに、私たちは会社の生命線ともいえる「水」に関する理解が進むよう研究を続けているのです。

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※部署名、役職名、写真は、制作(インタビュー)当時のものです。

※部署名、役職名、写真は、制作(インタビュー)当時のものです。

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