2025.12.24
遊園地を作りたかったエンジニアが語る、サントリー設備設計の現場│新入社員の声

現在の仕事内容は?
私は京都ビール工場のエンジニアとして、主に二つの領域を担当しています。
1. 設備の設計・更新
エンジニアには、現場で起きる課題に対して技術で解決策をつくる役割があります。私は主に設備設計を担当し、原料供給設備の強化やインフラリスク低減に向けた調査・改善提案を行っています。設備設計には“絶対の正解”がありません。かつての正解が今は通用しないこともあるからこそ、難しさと面白さがあります。日々変化する現場と向き合いながら、挑戦を楽しんでいます。
2. ビールづくりそのものの再構築
サントリーは「やってみなはれ」の精神のもと、既成概念にとらわれず新しい価値創造に挑戦してきました。それはビールづくりの根幹においても同じです。醸造部門の方々と連携し、自動化や省エネ化など多角的な視点から、現状に満足しない“新しいビールづくり”に挑んでいます。
仕事のやりがいを感じる瞬間はどんな時?
工場という環境ではさまざまな課題がりますが、自らの目で確認し、手で触り、現場の声を聞きながら改善策を考えられる点に、大きなやりがいを感じています。
そしてもう一つ、自分が設計した設備が実際に工場へ導入される瞬間にも、大きな達成感がありますね。投資を通じて「工場の未来をどう描くか」というテーマに向き合い、その構想が形になっていくプロセスに関わることができるのはエンジニア冥利に尽きます。
今まさに設計している設備が稼働する日を思うとワクワクしますし、その裏側には大きな責任があるからこそ、もっと成長したいという気持ちが強くなります。
サントリーのココがオモロイ!
夢を語る人は多いけれど、どんな夢でも笑う人はいない!
面接で「会社に入ってからの夢は?」と聞かれ、「遊園地をつくりたい」と答えたのですが、そんな私の言葉を、面接官は真剣に聞いてくれました。サントリーは「自分らしさ」を、きちんと受け止めてくれる場所だと感じています。
キャリアビジョン
私は将来、グローバルな仕事に携わりたいと考えています。
人が最も成長できるのは「自分が一番通用しない環境」だと思っているのですが、言語・文化・価値観が異なる場所で悔しさを味わい、反骨心も原動力にしながら、自分の可能性を広げていきたいです。そのためにもまずは国内の仕事で確かな成果を出し、自分の言葉や仕事に説得力を持たせたいと考えています。
そしてサントリーだからこそ提供できる、“場”づくりにも挑戦したいです。面接で語った「遊園地」、そして現在のウエルネス事業の先にある「運動を楽しめるテーマパーク」など、人の心と体を元気にする体験価値を創っていきたいと考えています。
学生の皆さんへ
やりたいことは、絞らなくても大丈夫!
就活中の今は、多様な企業や人、様々な人生観に触れられる貴重な時間です。業界を絞り切れていなくても、まずはできるだけ多くの企業や人から話を聞いてみてください。そうすることで「ここは譲れない」「これは意外と譲っても良い」という自分の軸が見えてくるはずです。
自分を360度眺めるように、丁寧に向き合ってみてください。最終的に自分が一番輝ける場所を選べばいい。大丈夫、あなたの味方はまわりにたくさんいます。
そして自分と向き合った先に、あなたらしい光があることを願っています。
※社員の所属・役職、内容は取材当時のものです。

大先 啓斗Hiroto Ohsaki
サントリー株式会社
京都ビール工場エンジニアリング部門 管理・技術グループ