2025.10.20

サントリーの『自販機ビジネス』新たなコミュニケーションの創出と市場開拓の挑戦

サントリーの『自販機ビジネス』新たなコミュニケーションの創出と市場開拓の挑戦

「社長のおごり自販機」は、「挨拶以上、食事未満」をコンセプトにコミュニケーションのきっかけを提供する、サントリービバレッジソリューション株式会社が提供する法人向け自販機サービスです。今回は「社長のおごり自販機」のブランドオーナーとして法人向け自販機ビジネス事業を推進している松本さんと、BtoBマーケティング戦略領域を担当している湯浅さんに、現在の業務内容や自販機ビジネスの魅力について伺いました。

「社長のおごり自販機」は、2人の従業員が社員証を同時にタッチすると無料で1本ずつ飲料を受け取ることができる法人向け自販機サービスです。従業員同士のコミュニケーション不足が課題となる昨今、「社長のおごり自販機」が提供する新しいコミュニケーションの形が注目を集めています。

部署全体で創り上げる「社長のおごり自販機」

「社長のおごり自販機」の推進には、チーム全体の連携が欠かせない、と松本さん・湯浅さんは語ります。

BtoBマーケティング戦略領域を担当している湯浅さん(左)と「社長のおごり自販機」ブランドオーナーを担当している松本さん(右)

松本さん:コミュニケーションを活性化させたいという企業様は多数存在しています。社長のおごり自販機は、従業員同士が他愛もない会話を弾ませながら自販機に向かうといったように、オフィスでの「挨拶以上、食事未満」のリアルなコミュニケーションを提供できるユニークなサービスです。

私は企業様の導入目的に適した自販機サービスをご提案できるよう、さまざまな観点からブランディングを担当しております。

「導入企業様を訪問した際、あ、あの2人は今から社長のおごり自販機に向かうだろう!とわかるようになりました」と松本さん。

湯浅さん:私はBtoBマーケティング領域を担当しており、各サービスのブランディング強化を目的に、ブランドオーナーと連携しながらサービスの価値向上に取り組み、デジタルマーケティングやコンテンツ制作、展示会・セミナーなどのBtoBマーケティング施策を通じてお客様にお届けしています。

社長のおごり自販機に関しては、主に松本さんと二人三脚で戦略を議論しています。

「仕事終わりに部署のメンバー同士でサウナに行き、ととのった後に飲みながらコミュニケーションをとる機会も多く、汗をかきながら仕事について語らうこともあります。」と湯浅さん。

松本さん:湯浅は後輩ですが、社長のおごり自販機サービスのビジネスグロースを成功に導くパートナーとしてなんでも相談させてもらっていますし、彼も忌憚なく意見やアイデアを出してくれます。

私たちの所属する部署では、チーム全体で一丸となって事業を成功させようという風土があり、部署内外のさまざまな社員と意見を交わしながら業務を進めています。

サントリー各オフィスにも「社長のおごり自販機」が設置され、社員同士のコミュニケーションツールとして活用されている。

「自販機という無機質な機械から出た一本のドリンクをきっかけに、誰かと気持ちを通わせる。」そんなシーンを、社長のおごり自販機がお手伝いしています。

湯浅さん:私はおごり自販機サービスを通じ、人の温かさのようなものを感じていただきたいと考えています。本来自販機は一人で飲み物を取り出すだけの無機質な存在ですが、このサービスを介することにより、一本のドリンクから誰かと気持ちを通わせるきっかけにすることができます。

その瞬間をつくることを目標に事業に携わっており、この目標はサントリーの企業理念に通ずるところもあると考えています。

サントリーグループの企業理念

松本さん:その一貫性から、社長のおごり自販機を導入してくださった企業様から共感を得ることが多々ありますし、私自身、自信を持ってアプローチできています。

企業様へ訪問した際は、従業員同士が社長のおごり自販機に向かっているところを観察することもありますが、久しぶりに会った従業員同士が会話のきっかけとして活用してくださっているシーンなどを見ると、胸が熱くなります。

松本さん自ら企業様とサービスの使用回数や稼働時間などのカスタマイズ内容を決めることもあるそう。

サントリーだからこそ、自販機事業の仕事が面白い。

サントリーの自販機事業は、自販機の価値を創造し、より豊かな飲料体験を提供することを目的に活動しています。

湯浅さん:自販機には「いつでも近くにあってすぐに買える」という本来の価値があるにも関わらず、台数の減少により市場が縮小する中、自販機の新たな価値を創造するために社内外と連携して事業を推進しています。

議論が白熱するシーンも多々あり、サントリーの「やってみなはれ」の精神が根付いているからこそ、それぞれがアイデアや熱い想いを持ち寄って議論できていると感じていますし、サントリーだからこその面白みだと思います。

松本さん:サントリーではグループを横断して事業を推進できるのが魅力であり、面白いポイントだと思います。プロジェクトは社内の多くの部署、協力会社とone teamで活動し、メンバーはそれぞれの持ち場で、真剣に自販機事業に向き合っています。

私は社長のおごり自販機のブランドマネージャーとして理想の姿を描き、事業開発から導入企業様の伴走まで全領域のプロジェクトマネジメントが出来ることに、仕事の面白さを感じています。

また、多くの法人顧客との接点を持てるため、新しいアイデアや取り組みの交換、企業間のコラボレーションなどができるチャンスがあることも魅力的だと感じます。サントリーの事業規模かつ「やってみなはれ」の精神があるからこそ、このようなチャンスに恵まれるのだと思います。

サントリーは、自分や周りの成長を後押ししてくれる。

サントリーの自販機ビジネスを推進するお二人ですが、それぞれにサントリーらしい「やってみなはれ」「みとくんなはれ」を感じるエピソードがあります。

松本さん:私は、この自販機サービスの開発者からブランドオーナーのポジションを引き継ぎ、2代目として活動しています。自販機事業の構造や市場については営業で積み重ねてきたものがあり熟知しておりましたが、自販機本体についてハードウェア及びソフトウェアの知識がなく、0からのスタートでした。

日夜、わからないことについては勉強し、足元で起きている課題と未来に向けた改修を同時に進めていくことは体力的にも精神的にも厳しい部分はありましたが、自販機事業のスペシャリストを目指し活動を続けてきました。

サントリーの成長を後押ししてくれる風土や、部署メンバーや社外のパートナーの方々も上下関係なく協力してくれたおかげもあり、ローンチから約4年を経て、現在では導入実績1,000社以上のビジネスへとスケールさせることができています。

自販機各サービスオーナーの担当者で集まり、多様な視点からの集中議論合宿も行っています。

湯浅さん:私たちBtoBマーケティング戦略領域チームは、「職場の自販機といえばサントリー」と想起される存在になることを中期目標に掲げ、日々ビジネス戦略を議論しています。現状ではサービスの認知もまだまだですが、その点も大きな可能性として捉えています。

お客様に少しでも自販機の価値を広めるため、展示会への新規の出展やこれまで前例のなかった活動を行うなど、チーム全体が現状に満足せず、事業推進に向け一丸となって新しい市場を開拓し、成長し続ける姿勢は、まさしくサントリーの「やってみなはれ」精神を体現していると思います。

もちろん自販機事業の推進という目的あってこそですが、サントリーは挑戦を後押ししてくれる企業文化があり、新しい事業展開や市場開拓にスピード感をもって取り組むことができていると感じます。

これからの目標は、「職場の自販機といえばサントリー」と言われるようになること

サントリーの自販機ビジネスはまだまだ発展途上。展開中のサービスを日本中に認知していただくことが今後の目標だと松本さん、湯浅さんは語ります。

松本さん:サントリーは、現在5つの法人向け自販機サービス(※)がありますが、私の目標はこの5つのサービスをさらに拡大し、「職場の自販機といえばサントリー」と言われるようになることです。これらのサービスを世にもっと広げ、自販機の魅力を最大限に活かすブランドオーナーとして活動していきます。

(※)社長のおごり自販機、ボスマート、SUNTORY+、DAKARA給水所、来客用自販機

湯浅さん:サントリーならではの自販機マーケティングを展開し、自販機サービスを通じて働く人に寄り添うことができるビジネスを作っていきたいと考えています。5つの自販機サービスの認知や導入台数はまだまだですが、BtoBマーケティング戦略領域の担当者として今後もさまざまな事業展開を行い、「職場の自販機といえばサントリー」と言われる未来を目指していきたいです。大きな目標ではありますが、チーム一丸となって頑張ります。

※社員の所属・役職、内容は取材当時のものです。
編集:サントリーホールディングス株式会社 人財戦略部

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松本 俊

松本 俊Shun Matsumoto

サントリービバレッジソリューション株式会社
マーケティング本部 サービス戦略部

2011年に新卒としてサントリーフーズ株式会社に入社。量販営業を3年間担当し、2014年自販機営業に配属。2025年9月現在に至るまで、自販機営業企画、事業開発、マーケティングなどサントリーの自販機ビジネスに携わる。

湯浅 雅人

湯浅 雅人Masato Yuasa

サントリービバレッジソリューション株式会社
マーケティング本部 サービス戦略部

2014年に新卒として株式会社ジャパンビバレッジホールディングスに入社。リテール開発企画部や法人営業、営業企画、ルートセールスの経験を経て、サントリービバレッジソリューション株式会社 MD推進部に出向、サントリー食品インターナショナル株式会社VM事業本部マーケティング部を経て、2024年4月にサントリービバレッジソリューション株式会社マーケティング本部サービス戦略部に配属され、2025年9月現在に至る。

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