2023.01.01

生物研究から蒸溜の現場へ。サントリーの商品開発・生産部門社員が感じるやりがい│新入社員の声

生物研究から蒸溜の現場へ。サントリーの商品開発・生産部門社員が感じるやりがい│新入社員の声

現在の仕事内容は?

現在の主な業務は、蒸溜して原料酒を作ることと、技術課題を改善することです。製造現場に近い工場でのオペレーション業務を通じて、サントリーのものづくりについて学ぶ機会が非常に多いですね。

蒸溜は製造工程の上流にあたり、蒸溜してできた原料酒はジャパニーズクラフトジン「ROKU」や、ジャパニーズジン「翠(SUI)」、「こだわり酒場のレモンサワー」など多種多様な製品の味づくりの鍵となります。責任は大きいですが、味づくりに直接関われることに喜びとやりがいを感じています。

蒸溜する過程で、各原料酒の蒸溜方法の特徴やその背景、使用する設備と意義についてできるだけ深く理解するよう意識しています。また、原料そのものや、蒸溜途中にも定時的な官能検査を行い、香味の繊細な変化を感じ取れるように努力しています。技術課題の解決においては、より美味しく、より品質を安定させるために課題を設定し、改善に向けて取り組んでいます。周囲の方々にも協力していただきながら日々奮闘中です。

どんな学生時代でしたか?

「思ったが吉日」を貫き、さまざまなことに挑戦できた学生時代でした。
学業では早期卒業を目指して達成し、サークルでは、子ども向けの科学体験会を行うサイエンスキッズという団体で学生統括を務めました。旅行も好きで、コロナウイルスが流行る前は国内外で10回ほど行きました。新しい場所に行くのも好きでしたが、同じ場所でも時がたつと感じ方が変わってくるので何度も行っていましたね。

大学・大学院では、研究にも力を入れてきました。今の仕事内容とは少し離れた内容の研究でしたが、学生時代に培った研究への姿勢や伝え方は今も活かされています。

学生時代の金谷さん

どんな就職活動をしていましたか?

大学・大学院の専攻が生物だったということもあり、食品業界のほか、殺虫剤業界、化粧品業界、医薬品業界などについて調べていました。最終的には「食を通して人に豊かさを届けたい」と思い、食品業界を中心に20社ほどエントリーしました。

その中でサントリーにした決め手は、「やってみなはれ精神」と「人」です。創業者鳥井信治郎の「やってみなはれ」の精神が、100年以上経った今でも理念として受け継がれているだけでなく、その精神が会社中に浸透しているところに魅力を感じました。また就活中にお会いした社員の皆さんがとてもあたたかく、自らの仕事に誇りを持って働いている人が多かったことも理由の1つです。

キャリアビジョン

広い視野を持ち、市場を変えていける人になりたいですね。潜在的なお客様のニーズに気づき、「リキュールといったら〇〇」「コーヒーといったら〇〇」というような既成概念にとらわれない商品を開発したいです。

一方で、現場での仕事を通じて、現場でできることもあれば、できないこともあると学びました。今はサントリーのこだわりや強みも理解を深めている段階です。お客様のニーズにサントリーの強みを掛け合わせ、現場で実現可能かどうかまでを考え、広く深くものづくりをする人になっていきたいです。

今後のキャリアはまだ模索中ですが、どんなキャリアに進むにせよ「基礎を広くしっかり築くこと」が大事であると考えています。やりたいことにこだわりすぎず、まずは広く経験を積んでいきたいです。

学生の皆さんへ

就活は自分を振り返るいい機会であると同時に、悩むことも多いかと思います。私はどんな人になりたいか分からず、とても悩みました。そんなときはぜひ周りの人に相談してみてくださいね。実は自分の中で答えが出ているのに、自分では気づけていないときには、それが言動に現れて、周りの人が教えてくれることもあります。また人に話すことで、自分の考えや意見がまとまり、新たに気づくこともあると思います。

思いっきり悩んだ後は、ぜひいろいろな人に話を聞いてみてください。自分の人生を左右する大きな決断を1年もしない期間で決めるのは勇気がいることだと思いますが、後悔のないよう頑張ってください。応援しています!

※内容・社員の所属は取材当時のものです。

金谷 彩

金谷 彩Aya Kanaya

サントリー株式会社
スピリッツカンパニー 生産部 大阪工場

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