2022.09.21
先輩インタビューVol.3 上司・先輩との忘れられない思い出~"あなたの強み"編~

CASE1

うっしー先輩
2013年(新卒)入社
生産・研究・製造
苦手を克服するよりも大切なこと
入社6年目の時のこと。
仕事にも慣れ始めひと通りのことはこなせるようになったものの、悩んでいることがありました。どうも自分は「コミュニケーションに苦手意識があるらしい」ということに気がついてしまったのです。このままでいいのだろうか……と、胸に何かがつかえるような不安が渦巻いていました。
先輩にそんな悩みを思い切って打ち明けてみたところ、こんなアドバイスをしてくれたことがありました。
「苦手意識があるところをムリに直そうとしなくても良いんじゃない? だって頑張って克服したところで、多くの場合は格段にコミュニケーションやトークスキルが伸びるわけでもなく、せいぜい人並みになる程度だよね」
確かにそれは正論。でもそれを何とかしたいから先輩に相談したのに……と少し腑に落ちない気持ちになりかけた時、先輩はこう続けたのです。
「誰もが苦手を直そうとしたら、結局のところ皆が同じスキルや人柄の持ち主になってしまうよね。人は得意不得意があって当たり前。不得意を克服するよりも、自分の得意なことを磨いたらいいんじゃないかな」
その言葉を聞いた途端、心のモヤモヤがぱあーっと晴れていくような気がしました。そしてこの時、今の自分の「強みを更に伸ばしていく」という方向性が定まりました。
CASE2

ゆみこ先輩
2003年(新卒)入社
マーケティング
前に前に進むチカラ
入社14年目に、突然デジタルマーケティング本部に異動することになりました。
飲食店の営業部門で勤務した経験が長かった私は、当然ながらデジタルとは全く縁がなく、「この年になってどうして……(泣)」と心の中は不安でいっぱい。あれこれと悩みは尽きませんでした。
担当プロジェクトをスムーズに回すためには、今まで培ってきたものとは異なるビジネススキルが求められます。その上デジタルを手段として活用することにより、現場に変革をもたらさなくてはなりません。
当時の私にとっては、なかなか高いハードルでした。
そんな悩みの渦に呑み込まれていた私を救ったのが、上司がかけてくださった次の言葉です。
「スキルは勉強すれば身につくけれど、前に進もうとする熱意は、どんな研修でも教えられない。DXを推進するためには、前に前に進もうとするチカラが必要なんだよ」と。
日々の葛藤から解き放たれ、前を向いて行こうと思えた瞬間でした。
自分の強みを見て応援してくれる大勢の先輩・上司がいたから、今の私があります。今の私なら、少し前までレガシーシステムだった自分を多少はモダナイズできたかな?(笑)