STRATEGY4

環境経営・
健康経営

私はアンクル・トリス。
1958年の誕生以来サントリーの挑戦を見続けている。サントリーのことなら現役社員の誰よりも詳しいんだナ。

グローバルトップを目指すサントリーの「らしさ」が現れている戦略を、私が領域別に解説するゾ。

この項では、サントリーが「環境・健康は経営基盤であり、それへの取り組みは競争戦略である」と考えていることに注目してほしい。

簡単にわかる!
サントリーのSDGs取り組み代表3事例

※もっと知りたい方はこちら(環境活動 - YouTube

point1

「水と生きる」サントリー、
サステナビリティも世界規模!

サントリーは、「人と自然と響きあう」を使命として、社会・自然との共生を通じて真に価値ある企業となるためにグループを挙げてサステナビリティに取り組んでいるゾ。
「持続可能な開発目標(SDGs)※」を活用し、外部専門家の協力のもと、重要度の高い4つの目標を設定。「水・衛生」「健康・福祉」などの分野別に、日本だけでなくグローバルでさまざまな活動を推進しているんだナ。

「水」はサントリーグループにとって最も重要な経営資源であり、かつ地球にとって貴重な共有資源であることから、「水・衛生」分野は最重要課題なんだナ。
ここに関しては2つの取り組みを挙げるゾ。一つは、「工場で汲みあげる地下水よりも、多くの水を生み出す森を育む」という約束を掲げて実施している「天然水の森」の保全・再生活動。もう一つは、未来を担う子どもたちに授業や自然体験プログラムを通じて「水の大切さ」「水源保全の重要性」を伝える「水育」という活動。2015年以降東南アジアの小学校にも水育を展開しており、これまでに日本をはじめベトナム、インドネシア、タイで19万人を超える児童が参加しているゾ。

重要課題マトリックス分析 特定された4つの重要課題 4つの重要課題を洗い出し、その中でも目標6「水・衛生」を最重要課題として特定しました。 重要課題マトリックス分析 特定された4つの重要課題 4つの重要課題を洗い出し、その中でも目標6「水・衛生」を最重要課題として特定しました。

東南アジアでの水育

point2

無理なく続くから貢献できる!
本業に根差し、利益を生み出す環境経営

“地球環境そのものが大切な経営基盤”と認識するサントリーでは、1997年制定の「環境基本方針」に重点課題を明示、それを具体化した「環境ビジョン」「環境目標2030」で高い達成目標を掲げ、環境経営を推進している。その取り組みは、いずれも普段の企業活動に密着。中でも容器包装分野の取り組みは、その先進性で世界をリードしている。 いま注目の使用済プラスチック問題への対応も着実に進めているゾ。

ペットボトル開発では、独自の「2R+B」戦略を展開。樹脂使用量の削減(Reduce)・再生素材の使用(Recycle)、再生可能原料(Bio)での代替で、環境負荷の低減に邁進中だ。 「樹脂使用量の削減」では、国内最軽量のペットボトル及びラベルを開発。飲料メーカー各社がこぞって軽量化を目指す流れの先鞭をつけた。
また、2015年には革新的な方法でペットボトルの原型「プリフォーム」を自製する技術を開発したが、現在はそれをさらに発展させた「FtoPダイレクトリサイクル技術」※を海外機械メーカーと世界で初めて協働開発、ペットボトルリサイクルの一部工程を省くことで環境負荷低減と再生効率化を実現したんだナ。
2019年5月には「プラスチック基本方針」を策定した。これによって2030年までにグローバルで使用する全てのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用し、石油資源の新規使用をなくすことで、今後は100%のサスティナブル化を目指している。これらの技術は、日本からグローバル各社に展開されている。これからも「やってみなはれ」精神に根差した挑戦を続け、世界を牽引していくゾ。

・プリフォーム自製ライン建設プロジェクトはこちら

※ 「FtoPダイレクトリサイクル技術」
回収したペットボトルを粉砕・洗浄した「フレーク(Flake)」を高温で溶解・ろ過後、直接プリフォーム製造を行うことができる技術です。従来の製造システムよりCO2排出量を25%削減(ペットボトル用プリフォーム1kgの製造にあたり)できます。

※ 「FtoPダイレクトリサイクル技術」
回収したペットボトルを粉砕・洗浄した「フレーク(Flake)」を高温で溶解・ろ過後、直接プリフォーム製造を行うことができる技術です。従来の製造システムよりCO2排出量を25%削減(ペットボトル用プリフォーム1kgの製造にあたり)できます。

2R+B戦略