中根 詩葉
Utaha Nakane
サントリーホールディングス株式会社広報部 工場広報グループ
一言でいうと、「サントリーの熱狂的なファンをつくる」仕事をしています。 具体的には、工場広報グループで白州蒸溜所とサントリー天然水南アルプス白州工場における工場見学の企画・運営を担当しています。工場広報グループの最大の特長は次の2点です。 「お客様とゼロ距離」 工場広報グループは広報部の中で唯一、対面でお客様とコミュニケーションをとれるポジションです。自ら企画・運営した工場見学の現場体験を通じて、お客様の「感動」や「行動変容」が生まれる瞬間を目の当たりにできることが、やりがいに繋がっています。 「生産現場とゼロ距離」 サントリーのものづくりの根幹である「つくり手のこだわりと情熱」をお客様にお届けするため、日々試行錯誤を重ねています。事業部門だけでなく、生産部門や工場拠点など、サントリーの原点ともいえる方々と関わる中で、多くの学びを得ています。
勉強やアルバイトのほか、部活動、ボランティア、サークル活動、無人島生活、本の執筆など、好奇心の赴くままにさまざまなことに取り組んだ、欲張りな学生生活を過ごしました。その中でも、大学でアフリカ地域を専門に学んでいたことから参加したルワンダでの長期インターンシップ活動は、特に印象深く、私の学生生活を語るうえで欠かせない経験です。 「現場を自分の目で確かめたい」という思いでルワンダのスラム街で活動を始め、現地の母子発育支援活動に挑戦しました。この活動を通じて培った、未知なる領域へ飛び込むチャレンジ精神、異なる価値観を持つ人々との関係構築力、そして困難な状況下でもやり遂げる力は、現在の仕事にも存分に活かされています。
あえて業界を絞らず、企業のHPを見たり、人事の方の話を聞いたりして、「自分らしさを大切にできる環境」だと直感的に感じた約10社にエントリーをしました。というのも、上述したルワンダでの経験を通じて、 「自分らしく働く → 身の回りの人を幸せにする → その幸せが連鎖する → 社会に良い変化を及ぼす」と考えていたからです。 結果的にサントリーへの入社を決めたのは、「やってみなはれ」の精神が社内に根付いており、個々の挑戦を後押しする文化を感じたこと、そして選考の場で最も自然体の自分を受け入れてもらえたと感じたからです。面接で志望理由を聞かれた際、「直感です」と、今振り返ると恐ろしい一言を放った私に対して、「直感は大事だよね~」とまっすぐ受け入れてくれたサントリーは、「自分らしさ」を重要視していた私にとって理想的な環境だと思いました(笑)。
「一人ひとりがよりイキイキと働ける環境をつくる」ことに貢献したいと考えています。 就活生時代に私が感じた、サントリーの「人を大切にする姿勢」は、入社して7ヵ月が経った今でも間違いなかったと、日々実感しています。時には困難に直面することもありますが、それでも毎日モチベーション高く、楽しく働けているのは、イキイキと働く先輩方や同期に恵まれているからだと思います。 このような環境に身を置いていることに感謝しつつ、将来的には自分自身がその仕組みや環境を作り上げる立場になりたいと考えています。多くの人が自分らしく、やりがいを持って働ける職場づくりに取り組むことで、組織全体の活力を高め、さらには社会に良い影響を与えられる存在を目指します。
「就活はマッチング」 この一言に尽きると思います。就職活動中は、目の前の締切日や合否結果にとらわれがちですが、大切なのは採用通知の数ではなく、「自分とマッチする環境を選ぶこと」だと思います。 そのような環境を探す上で、私が最も力を入れたのが自己分析です。自己分析を通じて、まずは自分自身を知り、自分ならではの価値観や強みについて理解を深めることが、最適な環境を見つける一番の近道だと感じました。 ぜひ、就職することをゴールにするのではなく、「自分がイキイキと働ける環境」を探すプロセスとして就職活動を楽しんでください。皆さんの明るい未来を、陰ながら応援しています!