金 夏恩
Haeun Kim
サントリー株式会社SCM本部 スピリッツ&ワインロジスティクス部 スピリッツ輸出グループ
私はSCM(サプライチェーンマネジメント)本部のスピリッツ輸出グループに所属し、ウイスキーやホワイトスピリッツなどの製品を海外に輸出する業務を担当しています。主な役割は、製品が海外市場に届くようにロジスティクスを管理し、需要と供給のバランスを調整することです。 海外の各市場担当者と密にコミュニケーションを取りながら、製品が現地にタイムリーに届くよう手配を進めています。輸出業務に携わるため英語を使用する機会も多く、日本語・英語・韓国語を活用しながら円滑に業務を進めることを意識しています。また、生産部、物流部、ブランド部など、さまざまな部署と連携し、広範囲な調整業務を行っています。多くの関係者と協力しながら製品を世界中に届ける仕事に、大きなやりがいを感じています。
学生時代、私は「自分の経験と強みを活かせる機会」を常に探し求めていました。大学では国際関係のサークルに所属し、多文化的なバックグラウンドを持つ仲間とともに、海外の大学生との交流イベントを企画しました。 また、ボランティア活動や東京オリンピックのインターンシップでは、語学力を活かしてさまざまな国の人々と関わる貴重な経験を積みました。さらに休学して興味のある分野のインターンシップにも挑戦し、交換留学では新しい環境に飛び込む中で自分の可能性を広げました。これらの経験を通じて、自分ができることを積極的に探し、成長できる環境を楽しみながら挑戦することの大切さを実感しました。
私が就職活動を通じて大切にしてきた軸は、「周りにポジティブネスを広げること」と「グローバル&ダイバーシティの視点を活かすこと」です。この軸に基づき、自分の強みを最大限に活かせる企業を選びながら活動を行ってきました。その中でサントリーに惹かれた理由は、お酒や飲料を販売する企業にとどまらず、文化事業や社会貢献活動にも力を入れている点、さらにグローバル事業が急成長している点です。これらの点から、自分が大切にしている価値観を実現できる環境だと感じました。 また会社説明会やイベントを通じて、接した社員の皆さんから製品への深い愛情や「やってみなはれ」の精神、そして明るく前向きな雰囲気を強く感じました。この魅力的な企業文化に触れ、「この会社で働きたい!」と心から思い、サントリーへの入社を決めました。
「サントリーの世界の架け橋」として自分の力を活かし、グローバルに活躍するサントリアンになりたいと考えています。私は自分の国籍や育った環境を通じて、多様な価値観を尊重し、言語の障壁や文化の違いを乗り越えるマインドを育んできました。この強みを活かし、サントリーの製品とブランドを海外市場に広める一員として貢献したいと思っています。 さらにこの価値観を実践しながら、新しい価値を創出する業務にも積極的に取り組みたいと考えています。グローバル市場での経験を通じ、サントリーの事業拡大に貢献しつつ、自分自身も成長できるキャリアを築いていきたいです。
どのような企業で、どのような仕事をすればいいのか悩むことは多いと思います。今振り返ると、自分自身どのような人間で、どのような学生時代を過ごしてきたのかを理解し、分析することが就職活動の重要なポイントだったと感じます。もちろん、エントリーシートの準備や面接の練習も欠かせません。しかし、最も大切なのは、その企業が自分の価値観やこれまで培ってきた経験に合っているかどうかを見極めることだと思います。 就職活動は、単にキャリアを探す時間ではなく、自分自身を見つめ直す貴重な機会です。自分の強みや価値観を大切にしながら、不安な気持ちを抱えつつも、将来の自分への期待を胸に一歩ずつ進んでいってください。応援しています!