久保田 祐介

Yusuke Kubota 久保田 祐介

農学部 応用生命化学科 卒
サントリーMONOZUKURIエキスパート株式会社 品質保証本部 安全性科学センター

joined in 2017

INTERVIEWインタビュー

  • 現在の仕事内容は?

    一言で表すと「商品の生物学的安全性保証」です。新しい商品を作る際に、今までにない原材料や製法を用いることがありますが、それを口にしたお客様が体調を崩したり、病気になってしまったりすることのないよう、商品を作るメンバーに安心・安全な商品設計を提案しています。具体的には副作用や毒性に関する情報収集を行い、情報だけでは安全性を判断できない場合に安全性試験を行います。これによって多めに摂取したり、継続的に摂取し続けたりしたとしても健康状態に悪影響を与えない安心・安全な商品をお客様にお届けしています。
    品質保証の仕事は学生時代にあまり詳しく知りませんでしたが、サントリーの商品を手に取る全てのお客様の「当たり前の健康」に貢献できる今の仕事に大きなやりがいと責任を感じながら、日々業務に取り組んでいます。

  • 学生時代には何をやっていましたか?

    研究を第一に取り組み、生活費を稼ぐためにアルバイトも続けていました。今思うと少し過酷な日々でしたが、妥協したくないのでいずれも納得するまで取り組んでいました。ずっとステーキ屋さんで働いていたので、肉を見ただけで牛のどの部分か分かるようになってしまったほどです。一方で研究やアルバイトだけではモチベーションを維持し辛いこともありましたので、バスケットボールにも精力的に取り組んでいました。現在は会社の部活に所属し、社会人リーグでプレーしています。
    課外活動としては、留学生の多い研究室でしたので海外に短期留学して語学を学んだり、その経験を活かして外国の方と休日にバスケをしたりしていました。こう言うと聞こえはいいですが、英語はあまり得意ではありませんので、「やってみなはれ」の精神でなんとかコミュニケーションを取っておりました。

  • どんな就職活動をしていましたか?

    「一人でも多くの人々が病気にならず、健康的に過ごせる世界に貢献したい」という予防医学への想いが私の就職活動の譲れない軸でしたので、①お客様を大切にしていること、②研究に力を入れていること、③影響力が強いことの三点を基準に食品会社にエントリーしておりました。研究に要する時間が多く、あまり数をこなせなかった分、有名企業だから等、感覚的な理由で企業を選ぶことはせず、自分の譲れない軸と同じ方向を向いていることを論理的に説明できる企業のみを選んでおりました。最終的にサントリーに決めた大きな理由として、就活生の私にも最も誠実な対応をしてくれたことが挙げられます。一次面接から最終面接後まで、お会いする社員の方々から、他のどの企業よりも人を大切にする、信頼できる会社だと感じていました。社員の方々から受けた印象は、会社全体の雰囲気を示しており、実際に入社後もお客様を第一に、また仲間を大切に考える姿勢を至る所で実感し、その一員として働いていることを嬉しく思います。

  • 学生の皆さんへメッセージ

    就職活動は本当に大変でした・・・実験の予定もある中、なんとか捻出した時間で遠方まで面接を受けに行ったらすぐ落とされたり・・・そんな時には落ち込んだり、少し腹が立ったりすることもあるかと思います。私も感情的になってしまいがちなのですが、そういう場面にこそ成長できるチャンスがあるのかなとも思います。理系人間の私は「分析」が大切だと考え、失敗した時には「なぜ?」をひたすら繰り返すことで原因を分析していました。二回同じミスを繰り返さないように、対策や計画を練って次の会社を受けて、そしてまた別の失敗をして・・・という連鎖の中で少しずつ成長し、上手くいく場面も増えてきたように感じます。参考になるか分かりませんが、色んな人の意見を聞いて、自分に合う取り組み方を見つけてみてください。サントリーの社員として、そして就職活動の先輩として皆さんのことを心より応援しています!頑張ってください!