齋藤 俊樹

Toshiki Saito 齋藤 俊樹

工学研究科 機械系 卒
サントリープロダクツ株式会社 高砂工場

joined in 2019

INTERVIEWインタビュー

  • 現在の仕事内容は?

    伊右衛門やクラフトボスといった清涼飲料を製造する工場で働いています。お客様に安全安心で美味しい製品をお届けするために、所属する工務部門は水・電気・熱といったユーティリティーの安定供給や、品質・生産性の維持向上および環境負荷低減をさらに進めるための生産設備・システムの保全・改善を行っています。また新規設備の設計・導入や将来を見据えた次世代技術探索等も積極的に行い、技術の側面からより強い工場を実現する重要な役割を担っています。
    その中で入社一年目の私は、省エネ・省水業務を担当しています。具体的には工場の水・エネルギー構造を把握したうえで、設備の稼働データを解析しながら水やエネルギーが無駄に使われている箇所を発見し改善するという活動です。貴重な自然の恵みを得ながらものづくりを行う工場にとって環境負荷の低減は益々重要な課題になっており、「人と自然と響きあう」というサントリーの理念を実現する大切な仕事だと感じています。自身が課題提案した省エネ改善に取り組み、その経験を積み重ねながら、工場全体のエネルギーシステムの見直しを主導できるようになりたいと考えています。

  • 学生時代には何をやっていましたか?

    大学院では、複雑な形状の歯車部品を工場の現場で測る専用測定機の開発を行っていました。複数のセンサを組み合わせて測定システムを構築するために、自分で電子回路を組む、プログラムを書く、工作機械で器具を作るといった様々な経験をしました。どれも最初はうまくいかず、上達するまで試行錯誤が必要でしたが、この経験を通じてものを作る大変さや楽しさ、教科書を読むだけではなく自分の手を動かして実践してみることの大切さを体感することが出来ました。
    また軽音楽サークルに所属し、バンドで曲を作って演奏していました。曲作りに煮詰まると、他のメンバーに「ごめん!ここ一緒に考えて!」とお願いすることがよくありましたが、その度にそれまで思いつかなかったアイディアがどんどん出てくることに驚きました。小さなことではありますが、異なる価値観が生むパワーの大きさやチームで1つのものを作り上げる面白さを感じることが出来たと思っています。

  • どんな就職活動をしていましたか?

    食品・飲料メーカーや楽器メーカーにもエントリーして就職活動をしていました。食品・飲料業界を受ける機械系の友人はほとんどおらず心細くもありましたが、大学院で忙しい生活を送っていたからこそ、健康的な生活を支えてくれる食事やホッと一息つく時間を与えてくれる飲料の魅力を感じ、食品・飲料メーカ―で生活に豊かさを与えられるものづくりがしたいと考えていました。
    一方で自分の趣味でもある楽器に関わる仕事がしたいという思いも強くあり、最後まで悩みました。そんな中サントリーに入社することを決めたのは、就職活動中に出会った先輩社員の皆さんの姿に憧れたからです。それぞれが自分の仕事について活き活きと話され、また自社の製品に誇りを持っている姿がとても印象的で、こんなに格好いい社会人がいるのだと驚きました。自分もそんな社会人になりたいと強く思えたことが最後の決め手になりました。

  • 学生の皆さんへメッセージ

    就職活動中は限られた時間の中で自分の進路という大きな決断をしなければならず、不安になったり、悩んだりすることが多くありました。一方であの時散々悩んで考えたからこそ、今後悔することなく、素直に頑張ろう、自分の決断を正解にしようと思えるのだと感じています。
    忙しい時期に”自分は何がしたいのか”、”どんな姿になりたいか”を考えるのは大変なことだと思いますが、少しだけ時間をとって焦らずに考えてみてください。妥協せずに納得いくまで考えたことが、絶対に将来の自分を支えてくれると思います。応援しています!!