人々の健康向上に
役立つ商品開発を!
長く継続的に飲んでもらうために、
使い勝手や飲みやすさを追求。
PROFILE
AKIRA
TAIMATSU
泰松 暁
サントリーウエルネス株式会社
健康科学研究所/ 2004年入社
大学時代は、ダイエットや
肥満の有効成分の研究に没頭。
大学時代は農学部を卒業後、大学院に進み、
食品生物科学を専攻しました。
大学院では、ダイエットや肥満に有効な成分を
研究テーマに、有効成分探しに明け暮れていましたね。
消費者の健康に直接役立つ開発
よりの研究職を志望。
就職活動では、食品メーカーなどの研究職を中心に回りましたが、基礎研究よりは、より開発に近い仕事がしたいと思っていました。
長い時間をかけての基礎研究ももちろん大切ですが、私は具体的な商品として社会に出回り、実際に消費者の方の健康に役に立ったり、喜んでもらったりする方に魅力を感じました。関西出身ということもあって、できれば関西の企業がいいなという漠然とした希望がありました。
SO
FREE!
サントリーとの出会い
サントリーは関西の代表的な企業の一つでしたので、最初から志望先の一つにありました。サントリーにいちばん魅力を感じたのは、その会社風土の自由さでした。関西弁での面接にはびっくり、面接も阪神の話から始まり、「何と、自由な会社なんだ!」というのが第一印象。私自身、生粋の関西人ですので、この会社なら自分らしく楽しく働けると思いました。商品開発の流れと
難しさを学ぶとともに、
製剤技術への興味・関心が高まる。
入社後、健康食品事業部の商品開発研究部に配属になりました。サントリーが開発してきたさまざまな健康成分を使って、新たな健康食品を開発する部署でした。入社後すぐに、ダイエット商品の開発プロジェクトが立ち上がり、大学でダイエットの有効成分を研究していたこともあり、自ら志願し、プロジェクトチームに参加させていただきました。
プロジェクトリーダーのサブとして、サポート業務を中心に仕事をさせていただきましたが、ここで商品開発の流れや開発の難しさを学びました。健康食品は消費者の方に長く継続的に使ってもらうことが大切です。有効性や安全性などの品質はもちろんですが、消費者の方の使い勝手や飲み心地をいかに考慮するかも重要な要素の一つであることを学びました。例えば、サプリメントの形を錠剤にするのか、丸剤や散剤、顆粒剤、カプセル剤にするのか、その飲み心地も、効き方も大きく変わってきます。もちろん、製剤技術も違ってきます。製剤技術への関心が高まったのも、このプロジェクトに携わったことがきっかけでした。
顆粒化へのリニューアルを担当。
製剤技術を徹底的に学ぶ。
2年半ほど、ダイエット商品の開発に携わり、開発技術のベースをつくりました。ダイエット商品の開発が終了した頃、「グルコサミン&コンドロイチン」のラインナップ商品開発の話が浮上。錠剤では飲みにくいという消費者の声を受けて、顆粒商品の開発が始まり、私が担当することになりました。
粉末に圧力をかけて固形にする錠剤とは違い、顆粒は粒子間に多くの空気を含んでいるために、水に溶けやすく、飲みやすいという利点があります。有効性を変えることなく、飲みやすい香味の顆粒に仕上げることが、私のミッションでした。
1年間、試行錯誤を繰り返しながら、顆粒化を実現しました。この時代、入社以来、関心が深まっていた製剤技術を徹底的に学んだことは、その後のキャリアの大きな糧になったと思います。その後、複数商品のリニューアルを手掛け、最初の産休に入りました。
SUNTORY
CAREER UP
PLAN
さまざまな勤務制度
直接、仕事上のキャリアにつながるわけではありませんが、育児と仕事を両立させる上で、さまざまな働き方が選択できる制度は、私たちママ社員たちにとってのキャリア形成にとても重要です。私は現在、2人の子育てをしながら、仕事に取り組んでいますが、時短勤務やフレックス勤務、さらには裁量労働制という制度があり、勤務時間に縛られず、自分の裁量で仕事をし、成果を出せばいい制度です。こうした多様な働き方を選択することで、自分のキャリアを高めていくことができます。
産休からの
復職後、商品開発リーダーに。
新たな市場を切り拓く。
入社8年目に最初の産休を取得、復職後すぐに、「ロコモア」という商品の開発プロジェクトのリーダーを任されました。正直、復職後はブランクもあり、あまり責任ある仕事は任されないだろうなと思っていました。しかし、商品開発のリーダーという大役を任され、産休前の自分の仕事がちゃんと評価されていたんだと嬉しかったことを覚えています。
確かに、育児と仕事の両立という難しさもありましたが、幸いにも職場や夫などの協力もあり、開発に打ち込むことができました。
「ロコモア」は、筋肉成分と軟骨成分を独自配合した力強い歩みをサポートするサプリメントであり、これまでにないサプリメントを開発することができました。当社にとっても、新たな市場を切り拓く、先駆的な商品となりました。「ロコモア」の開発終了後、2度目の産休に入り、2014年に復職。現在の業務担当につきました。
健康食品の
アジア市場を切り拓く。