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ニュースリリース
  • No.sh0307(2019/12/3)

令和元年度 港区&サントリーホール Enjoy! Music プロジェクト

前回の様子(2018年度) 小学校での事前授業

サントリーホールでの公演

サントリーホールと港区が連携、港区立小学校4年生全員を対象に行う芸術体験プログラム
「声の響きを楽しもう」をテーマに事前授業・演奏会を開催
ベートーヴェン「第九」のドイツ語歌唱に挑戦

 サントリーホールは、港区と連携して港区立小学校の4年生を対象に、音楽を中心とした継続的な芸術体験プログラムを平成26年度から毎年行っています。小学校での事前授業とサントリーホールでのコンサート鑑賞を一連のプログラムとして実施。今年度も引き続き「声の響きを楽しもう」をテーマに開催します。
 2019年12月から20年1月にかけて行う各小学校における事前授業では、サントリーホール オペラ・アカデミーを修了したソプラノ・アルト・テノール・バス各1名の歌手が出演。声域の違いや声の響き(ビブラート)についてのデモンストレーションと、「もみじ」の歌唱、また1月のコンサートでベートーヴェン「第九」の旋律を原語で歌うための事前指導を1コマ(45分)で行います。これにより、いろいろな声部の響きの違いに気づき、鑑賞曲の面白さを身近に感じてもらうことで、コンサート鑑賞につなげます。1月30日にサントリーホール大ホールに集まる子どもたちは、沼尻竜典による指揮とお話で、モーツァルトのオペラ『魔笛』のアリアや二重唱、そして合唱曲とさまざまな「声の響き」を聴き、最後に「第九」を歌い演奏家と共演します。
 本プロジェクトは、指揮者・大野和士がヨーロッパで子どもたちを対象に行ってきたプログラムの経験をもとに、サントリーホールが本格的に自治体・学校と連携してスタート。初年度はフランス国立リヨン歌劇場管弦楽団を迎えて「音楽と身体表現」をテーマに開催、2年目・3年目は「音楽と絵画」をテーマに大野和士指揮東京都交響楽団の演奏と、グレゴワール・ポン(フランスのアニメーター)のライヴ・アニメーションを鑑賞。一昨年度からは「声の響きを楽しもう」をテーマに行っており、今年度はすべての小学校が事前授業から参加する予定になっています。これまでの5年間で、港区立小学校の4年生約6,300人が参加しました。
 サントリーホールは、次世代を担う子どもたちを対象に、東京交響楽団と共に「こども定期演奏会」を開催、また、大ホール公演に招待する「佐治敬三ジュニアプログラムシート」などの取り組みを行っており、このプロジェクトもその一環として実施しています。

[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1  http://suntory.jp/HALL/

― 記 ―

令和元年度 港区&サントリーホール Enjoy! Music プロジェクト
MINATO CITY & SUNTORY HALL ENJOY! MUSIC PROJECT

<事前授業>
【教科】音楽(小学4年生)1コマ(45分)
【テーマ】声の響きを楽しもう
【目的】色々な声部の響きの違いに気づき、その響きを楽しむ。1月のコンサート鑑賞にむけて鑑賞曲の面白さを実際の演奏家の演奏等を通して身近に感じる。
【時期】令和元年12月9日(月)~令和2年1月23日(木)
【会場】港区立小学校18校(港区立小学校全校)
【出演】ソプラノ・アルト・テノール・バス 各1名(サントリーホール オペラ・アカデミーより派遣)
【監修】味府美香(東京成徳大学子ども学部 准教授)

<コンサート>
【対象】港区立小学校4年生全18校参加(11/1現在の児童数:1,520名)※一般発売はございません
【日時】2020年1月30日(木)10:45開演(10:25開場)
【会場】サントリーホール 大ホール
【出演】
指揮・お話:沼尻竜典 Ryusuke Numajiri, Conductor & Talk
ソプラノ:安井陽子 Yoko Yasui, Soprano
ソプラノ:金子 響 Kyo Kaneko, Soprano
バリトン:石井基幾 Motoki Ishii, Baritone
合唱:新国立劇場合唱団&サントリーホール オペラ・アカデミー
New National Theatre Chorus & Suntory Hall Opera Academy, Chorus
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra

プロフィールはこちら

【プログラム】
◆「一人の声」から「二人の声」へ
モーツァルト:歌劇『魔笛』より Wolfgang Amadeus Mozart: From Die Zauberflöte
 パパゲーノのアリア「おいらは鳥刺しさ」“Der Vogelfänger bin ich ja”
 夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のようにわが心に燃え」“Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen”
 パパゲーノとパパゲーナの二重唱「パ・パ・パ」“Pa-Pa-Pa”
◆合唱のひびきをきこう
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』より「ハレルヤ・コーラス」
George Frideric Handel: “Hallelujah Chorus” from Messiah
ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より 凱旋行進曲(抜粋)
Giuseppe Verdi: Triumphal March from Aida, Excerpts
◆みんなで歌おう
ベートーヴェン:よろこびの歌(交響曲第9番 第4楽章より)
Ludwig van Beethoven: The Fourth Movement from Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral,” Excerpts

【主催】港区/港区教育委員会/(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団/サントリーホール
【助成】文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会


【プロフィール】
■指揮:沼尻竜典 Ryusuke Numajiri, Conductor
びわ湖ホール芸術監督、トウキョウ・ミタカ・フィル音楽監督。ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。以来、ロンドン響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響、フランス放送フィル、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、シドニー響など各国のオーケストラを指揮。国内ではN響を指揮してのデビュー以来、数々のオーケストラのポストを歴任。オペラ指揮者としてはケルン、ミュンヘン、ベルリン、バーゼル、シドニーなどの歌劇場にも客演を重ね、リューベック歌劇場音楽総監督時代には数々のプロダクションを成功に導いた。2014年にはオペラ『竹取物語』を作曲・世界初演、国内外で再演されている。17年紫綬褒章受章。

■監修:味府美香 Mika Ajifu
専門は音楽教育学。特に創造的音楽学習、音楽づくりワークショップに関する研究を行っている。ISCM世界音楽の日々2001横浜大会<こどもみらい2001>、2006年日本現代音楽協会主催「童楽IV」、06-07年サントリー キッズ・ドリームプロジェクト「森と水の学校ミュージックキャンプ」などでワークショップリーダーまたはサポーターとして活動。幼児から大人までを対象とした音楽づくりワークショップを行うほか、幼稚園教諭や小学校教諭を対象とした講習も行っている。著書に『鑑賞の授業づくりアイディア集』『音楽づくりの授業アイディア集』(共著、音楽之友社)、『子どもファーストでつくる!音楽授業プラン成功のアイデア』(共著、明治図書出版)等。東京成徳大学子ども学部准教授、洗足学園音楽大学非常勤講師。


以上