フランツ・ウェルザー=メスト |
ラン・ラン ©Sony Music Entertainment Yann Orhan |
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2016年公演) |
フォルクハルト・シュトイデ | ペーテル・ソモダリ |
フランツ・ウェルザー=メスト 日本でのウィーン・フィルとの共演は8年ぶり
東京公演のオープニングは、日本初の「室内楽スペシャル」で!
サントリーホールは「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2018」を11月に開催します。
1842年創立、2017年には175周年を迎えたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、名立たる作曲家や演奏家を輩出してきた音楽の都ウィーンで伝統を培い、世界最高峰のオーケストラとして、独特の豊麗な響きで世界の聴衆を魅了しています。
ウィーン・フィルの演奏を日本で定期的に聴くことができる「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」は、1999年にスタートしました。2年ぶり16回目となる今年は、アメリカ5大オーケストラのひとつクリーヴランド管弦楽団の音楽監督で、ウィーン・フィルとも多数の共演を誇る指揮者フランツ・ウェルザー=メストが登場します。ウェルザー=メストとウィーン・フィルは、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを含むウィーン楽友協会、ルツェルン音楽祭、BBCプロムスなどで定期的に共演しており、日本では2010年以来、8年ぶりの共演となります。
今回の東京公演は、ウィーン国立歌劇場での演奏でオペラにも精通するウィーン・フィルのメンバーが器楽アレンジでオペラを“謳う”「室内楽スペシャル」でオープニングを飾ります。協奏曲のプログラムでは、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番にラン・ラン(ピアノ)が、ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲にウィーン・フィルのコンサートマスター、フォルクハルト・シュトイデ(ヴァイオリン)とウィーン・フィル首席奏者ペーテル・ソモダリ(チェロ)が、それぞれソリストとして出演します。
さらに期間中「音楽文化の実りと豊かな発展」というウィーン・フィルとサントリーホール共通の願いのもと、今年もウィーン・フィル首席奏者によるマスタークラスや、無料公開リハーサル等を開催します。日本を定期的に訪れているウィーン・フィルは「日本は私たちのアジアでの故郷」と述べ、東日本大震災に際して「最も大切な日本の友人たちへ、お見舞いの気持ちを伝えたい」と100万ユーロの寄付を申し出ました。サントリーグループも同額を拠出し「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立、東北や熊本の被災地での活動を継続しています。
[東京公演 チケットのお申し込み・お問合せ] |
― 記 ―
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2018
ダイワハウス スペシャル
フランツ・ウェルザー=メスト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
WIENER PHILHARMONIKER WEEK IN JAPAN 2018
Daiwa House Special
FRANZ WELSER-MÖST Conducts WIENER PHILHARMONIKER
東京公演
【出演】
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト Franz Welser-Möst, Conductor
ピアノ:ラン・ラン(20日) Lang Lang, Piano (Nov 20)
ヴァイオリン:フォルクハルト・シュトイデ(24日) Volkhard Steude, Violin (Nov 24)
チェロ:ペーテル・ソモダリ(24日) Peter Somodari, Cello (Nov 24)
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker, Orchestra
【日時・曲目】
2018年11月19日(月)19:00開演(18:20開場)
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2018 オープニング
室内楽スペシャル 《ウィーン・フィル オペラを謳う》
モーツァルト:ハルモニームジークによるオペラ・メドレー
Wolfgang Amadeus Mozart: Medley of Opera by Harmoniemusik
ワーグナー:『ジークフリート牧歌』 ほか
Richard Wagner: Siegfried-Idyll etc.
出演:ウィーン・フィル メンバー
Performers: Musicians of Wiener Philharmoniker
2018年11月20日(火)19:00開演(18:20開場)
モーツァルト:オペラ『魔笛』序曲 K. 620
Wolfgang Amadeus Mozart: Die Zauberflöte Overture, K. 620
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K. 491 (ピアノ:ラン・ラン)
Wolfgang Amadeus Mozart: Piano Concerto No. 24 in C Minor, K. 491 (Lang Lang, Piano)
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
Johannes Brahms: Symphony No. 2 in D Major, Op. 73
2018年11月23日(金・祝)16:00開演(15:20開場)
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105(ノヴァーク版)
Anton Bruckner: Symphony No. 5 in B-flat Major, WAB 105 (Nowak Edition)
2018年11月24日(土)16:00開演(15:20開場)
ドヴォルジャーク:序曲『謝肉祭』作品92
Antonín Dvořák: Karneval Overture, Op. 92
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
(ヴァイオリン:フォルクハルト・シュトイデ、チェロ:ペーテル・ソモダリ)
Johannes Brahms: Double Concerto in A Minor for Violin and Cello, Op. 102
(Volkhard Steude, Violin / Peter Somodari, Cello)
ワーグナー(ウェルザー=メスト 編曲):舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』<第3夜>楽劇「神々の黄昏」より 抜粋
Richard Wagner (arr. Franz Welser-Möst): “Götterdämmerung” from Der Ring des Nibelungen, Excerpts
【会場】サントリーホール 大ホール
【チケット料金】
(11月19日)S18,000円 A12,000円 B6,000円 学生2,000円
(11月20、23、24日)S37,000円 A32,000円 B27,000円 C21,000円 D14,000円
【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 4月28日(土)10時~5月19日(土)
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/(24時間受付)*座席選択可能
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00)*座席選択可能
会員専用Pコード予約 0570-02-9595[Pコード:111-704](音声自動応答、24時間受付)*座席選択不可
*WEBでのご購入の場合、お支払い方法はクレジットカード(VISA、JCBなどのブランドデビットカードも利用可)での即時決済のみとなります。
※発行元により、一部ご利用いただけないクレジットカード、デビットカードがございます。
ご利用可能なカードについては事前にサントリーホールHPでご確認いただくか、サントリーホールチケットセンターへお問合せください。
*メンバーズ・クラブは要事前登録(会費無料・WEB会員は即日入会可)。
*窓口での販売はございません。
*1回(一人)の申込につき、1公演1席種S・A・B席4枚まで、C・D席2枚まで(座席選択可)。
*11月19日公演は、1回(一人)の申込につき、1席種S・A席は4枚まで、B・学生席は2枚まで。
*11月19日公演の学生席は25歳以下対象。来場時に学生証の提示要。
サントリーホールチケットセンター(WEB、電話、窓口)のみでの取り扱い。
*0570で始まる電話番号は、一部のIP電話・プリペイドカード方式の携帯電話からはご利用になれません。
一般発売 5月26日(土)10時~
◎5月26日(土)のみ特別電話による受付
チケットぴあ 0570-05-5707(オペレーター対応/18時まで)、0570-02-9922(自動応答)
ローソンチケット 0570-084-629(オペレーター対応/18時まで)、0570-084-635(自動応答)
◎5月26日(土)からのインターネットによる受付 *要事前登録(無料)
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/
チケットぴあ http://w.pia.jp/a/wph2018/
イープラス http://eplus.jp/wienerphilharmoniker/
ローソンチケット http://l-tike.com/fwm
◎5月27日(日)以降の電話受付
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017
チケットぴあ 0570-02-9999[Pコード:111-704]
ローソンチケット 0570-000-407[Lコード:33715]
*一般発売初日はサントリーホールチケットセンター(電話・窓口)での受付・販売はございません。
*1回(一人)の申込につき、1公演・1席種4枚まで。11月19日公演の学生席は2枚まで。
*一般発売初日、学生席はWEBのみでの受付・販売となります。
*先行発売で売切れとなった席種は、一般発売で販売しない場合があります。
【主催】サントリーホール
【特別協賛】大和ハウス工業株式会社
【後援】オーストリア大使館
■他都市公演日程
11月15日(木)川崎/ミューザ川崎シンフォニーホール (問)044-520-0200
11月16日(金)大阪/フェスティバルホール (問)06-6231-2221
11月18日(日)長野/ホクト文化ホール(長野県県民文化会館) (問)026-226-0008
■併催企画日程/東京 サントリーホール
サントリーホール&ウィーン・フィルの青少年プログラム
11月20日(火)11:30開始(予定) 大ホール
中高生を対象とした学校単位でご参加いただく特別プログラム(要事前申込)。
※一般販売はございません。
(問)サントリーホール企画制作部 03-3505-1010
ウィーン・フィル首席奏者による公開マスタークラス<ファゴット>
11月21日(水)19:00開始(予定) ブルーローズ(小ホール)
講師:ソフィー・ダルティガロング
※7月27日(金)発売予定
無料公開リハーサル
11月23日(金・祝)10:00~13:00(予定)大ホール
※応募方法等の詳細は8月以降、サントリーホール ホームページ等でご案内します。
※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/)
【プロフィール】
■フランツ・ウェルザー=メスト(指揮) Franz Welser-Möst, Conductor
1960年リンツ(オーストリア)生まれ。クリーヴランド管弦楽団の音楽監督を2002年より務めており、現行契約では22年までの任期となっている。客演指揮者としては、特にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と緊密な関係を構築し、共演回数も多い。同楽団のニューイヤー・コンサートの舞台にも2度立ち、ウィーン楽友協会、ルツェルン音楽祭、BBCプロムスで定期的に指揮するほか、日本公演や米国公演でも度々指揮をしている。この特別な関係は、ウェルザー=メストが14年春に同楽団から「リング・オブ・オーナー」を授与されたことに象徴される。10年から14年までは、ウィーン国立歌劇場の音楽総監督を務めた。レパートリー全体を充実させただけでなく、ヤナーチェクやヒンデミットなど20世紀の作品を数多く指揮したことでも知られる。ザルツブルク音楽祭にも定期的に招待されており、17年にはウィーン・フィルを指揮し、アリベルト・ライマンのオペラ『リア王』(新演出)を上演した。数々のCDおよびDVDは国際的な賞を受賞しており、ドイツ・グラモフォンからは、ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート、ワーグナー作品集などをリリースしている。
■ラン・ラン(ピアノ) Lang Lang, Piano
1982年、中国・瀋陽生まれ。3歳でピアノを始め、5歳前にして初リサイタルを行う。カーティス音楽院でゲイリー・グラフマンに師事したのち、17歳でエッシェンバッハ指揮シカゴ交響楽団と共演し、センセーションを巻き起こした。ニューヨーク・タイムズ紙に「クラシック音楽の惑星でもっともホットなアーティスト」と称賛され、これまでに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、世界最高峰のオーケストラと共演したほか、北京オリンピック開会式でも演奏。グラミー賞授賞式では、伝説的ジャズ奏者ハービー・ハンコックらと共演するなど、世界中の聴衆に音楽を届けている。ピアニストとしてのみならず、教育者、慈善活動家としても活動しており、2008年には一流ピアニストの養成や音楽教育の推進を目指す「ラン・ラン国際音楽財団」を創立。英国王立音楽学校をはじめ、マンハッタン音楽学校、ニューヨーク大学などより、数多くの名誉博士号を授与されたほか、13年には国連事務総長より、世界の教育に取り組む「ピース・メッセンジャー」に任命された。
■フォルクハルト・シュトイデ(ヴァイオリン) Volkhard Steude, Violin
1971年ライプツィヒ生まれ。5歳よりコットブス・コンセルヴァトリウムでヴァイオリンを習い始め、幼少のころよりドイツ国内のユース・コンクールで優秀な成績を残す。88年にベルリンのハンス・アイスラー音楽学校に入学、ヨアヒム・ショルツ、ウェルナー・ショルツに師事、ヴォルフガング・マルシャー教授のマスタークラスを受講。ESTA国際ヴァイオリンコンクール第4位、フライブルクで開催されるルートヴィヒ・シュポア国際ヴァイオリンコンクールで特別賞を受賞。オーケストラ奏者としては、ジュネス・ミュージカル・ワールドオーケストラのメンバーとして、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団では第1コンサートマスターとして活躍。94年にベルリンの音楽学校を修了後、ウィーンでアルフレッド・シュタールに師事。同年秋よりウィーン国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターに就任。2000年よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターを務めている。
■ペーテル・ソモダリ(チェロ) Peter Somodari, Cello
1977年ハンガリーのヴェスプレーム生まれ。4歳から地元のレオポルト・アウアー音楽教室でチェロを始める。96年から99年までブダペストのリスト音楽院でラースロー・メズーに師事。99年から2000年にはドイツのザール音楽大学でグスタフ・リヴィニウスのもとで学び、その後01年から03年までミクローシュ・ペレーニ、ジェルジュ・クルターク、フェレンツ・ラドシュのもとでさらに研鑽を積む。1998年、ハンガリー国営放送局主催国際チェロコンクールで第2位を受賞。2005年マルクノイキルヒェン国際器楽コンクールで1位に輝く。これまで、クリスティアン・テツラフ、レオニダス・カヴァコス、パトリシア・コパチンスカヤ、タベア・ツィマーマンなど数多くの演奏家たちと共演している。
1997年から2001年までブタペスト弦楽合奏団でソリストとして活動、その後、3年間ケラー弦楽四重奏団のメンバーとして活動。03年から04年はブダペストにあるハンガリー国立歌劇場管弦楽団チェロ奏者、04年から12年はルツェルン交響楽団の第1ソロ・チェロ奏者、12年9月1日にはウィーン国立歌劇場管弦楽団ソロ・チェロ奏者に就任している。
■ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽) Wiener Philharmoniker, Orchestra
1842年創立。常任指揮者は初代のニコライからエッケルト、デッソフ、リヒター、ヤーン、マーラー、ヘルメスベルガー、ヴァインガルトナー、フルトヴェングラー、クラウスと受け継がれ、1933年からは常任指揮者を置かず、客演指揮者によるコンサートを行っている。フルトヴェングラー、E.クライバー、クレンペラー、クナッパーツブッシュ、クラウス、ミトロプーロス、オーマンディ、シューリヒト、セル、ワルター、ショルティ、アバド、C.クライバー、メータ、小澤征爾などの名指揮者が指揮台に立っている。1898~1901年音楽監督を務めたマーラーをはじめ、ワーグナー、ヴェルディ、ブルックナー、J.シュトラウス2世、ブラームス、R.シュトラウスなどが、時には指揮者またはソリストとして共演し、自らの作品を世に送り出した、音楽史と共にある伝統あるオーケストラである。
<参考> ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演一覧 (来日年月/指揮者)
第1回 | 1956年4月 | パウル・ヒンデミット |
第2回 | 1959年10-11月 | ヘルベルト・フォン・カラヤン/ウィリー・ボスコフスキー |
第3回 | 1969年2-3月 | ゲオルク・ショルティ/ウィリー・ボスコフスキー |
第4回 | 1973年3-4月 | クラウディオ・アバド |
第5回 | 1975年3-4月 | カール・ベーム/リッカルド・ムーティ |
第6回 | 1977年2-3月 | クリストフ・フォン・ドホナーニ/カール・ベーム |
第7回 | 1980年10-11月 | カール・ベーム/ロリン・マゼール |
第8回 1983年4月・第9回 1986年4月 ロリン・マゼール | ||
第10回 1987年3月・第11回 1989年10-11月 クラウディオ・アバド | ||
第12回 | 1991年3月 | アンドレ・プレヴィン/レオポルト・ハーガー |
第13回 | 1992年3月 | ジュゼッペ・シノーポリ |
第14回 | 1993年11月 | 小澤征爾 |
第15回 | 1994年10月 | ゲオルク・ショルティ |
第16回 | 1995年11月 | ジェイムズ・レヴァイン |
第17回 | 1996年9-10月 | ズービン・メータ/小澤征爾 |
第18回 | 1997年10月 | ベルナルト・ハイティンク |
第19回 | 1999年3月 | リッカルド・ムーティ *ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパンとして開始 |
第20回 | 2000年11月 | 小澤征爾 |
第21回 | 2001年10月 | サイモン・ラトル |
第22回 | 2003年11月 | クリスティアン・ティーレマン |
第23回 | 2004年11月 | ワレリー・ゲルギエフ |
第24回 | 2005年10月 | リッカルド・ムーティ |
第25回 | 2006年11月 | ニコラウス・アーノンクール |
第26回 | 2008年9月 | リッカルド・ムーティ |
第27回 | 2009年9月 | ズービン・メータ |
第28回 | 2010年11月 | アンドリス・ネルソンス/フランツ・ウェルザー=メスト/ジョルジュ・プレートル |
第29回 | 2011年10月 | クリストフ・エッシェンバッハ |
第30回 | 2013年11月 | クリスティアン・ティーレマン/ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ&指揮) |
第31回 | 2014年9月 | グスターボ・ドゥダメル |
第32回 | 2015年10月 | クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ&指揮) |
第33回 | 2016年10月 | ズービン・メータ/小澤征爾 |
以上