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ニュースリリース
  • No.sh0229(2016/7/14)

サントリーホール30周年記念作曲委嘱
マーク=アンソニー・ターネジ: Hibiki (世界初演)

マーク=アンソニー・ターネジ

大野 和士  ©Herbie Yamaguchi 

イギリスの鬼才ターネジの大作を大野和士の指揮で世界初演

 サントリーホールは、開館30周年を記念してイギリスを代表する作曲家マーク=アンソニー・ターネジ作曲を委嘱し、新作『Hibiki』の世界初演公演を、11月12日(土)に大ホールで開催します。

 1986年の開館以来、世界の作曲家に創造の場を提供し続けてきたサントリーホールは、30周年の記念委嘱作品を、ホール誕生とほぼ同時期に創作界の最前線に躍り出たイギリスの作曲家、マーク=アンソニー・ターネジに委嘱しました。
 ターネジは、サイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団により世界初演された管弦楽曲「3人の叫ぶ教皇」(1989)で国際的評価を得、その後、クラシック音楽の伝統と前衛スタイルを受け継ぎながら、マイルス・デイヴィスやプリンスらに傾倒し、ジャンルを超えた反骨精神あふれる野心的な創作活動で、異彩を放ち続けてきました。最近では『PLAYBOY』誌の元モデルの生涯を描いたロイヤル・オペラ・ハウス委嘱のオペラ『アンナ・ニコル』(2011年)で一大センセーションを巻き起こしました。
 今回、サントリーホールの新作委嘱を受けたターネジは、そのタイトルを『Hibiki』としました。7つの楽章から構成される本作は、それぞれ「Iwate」、「Miyagi」、「Fukushima」や「Suntory Dance」といった楽章があり、また「Hashitte iru」では宗左近の詩を、「On the Water’s Surface」という楽章では、近松門左衛門の「曽根崎心中」をとりあげ、「愛」と「死」という人間の根源的なテーマに正面から向き合った意欲作となっており、サントリーホール開館30周年と東日本震災復興5年目を想起させる作品になることが期待されています。
 今回のサントリーホールでの世界初演では、ターネジへの委嘱をサントリーホールに提案した大野和士指揮の東京都交響楽団、そしてベルリン宮廷歌手の称号をもつミヒャエラ・カウネ(ソプラノ)と藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)という世界的ソリスト2人が出演。児童合唱の加わった4管編成の大オーケストラと多くの打楽器を用いたターネジならでは高いテンションと強烈なインパクトに満ちた大作が誕生します。
 また、本公演では、サントリーホールでの最初の「響」となった芥川也寸志による落成記念委嘱作品『オルガンとオーケストラのための響』も演奏されます。

[チケットのお申し込み・お問合せ]
 サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB  http://suntoryhall.pia.jp/
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1  http://suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール30周年記念作曲委嘱
マーク=アンソニー・ターネジ: Hibiki (世界初演)
Suntory Hall The 30th Anniversary Commission
Mark-Anthony Turnage: Hibiki (World premiere)

【日時】 2016年11月12日(土)18:00開演(17:00開場/17:20プレコンサートトーク:ターネジ&大野)

【会場】 サントリーホール 大ホール

【曲目】
芥川也寸志:オルガンとオーケストラのための響(サントリーホール落成記念委嘱作品)*1
Yasushi Akutagawa: SOUNDS for organ and orchestra (commissioned by Suntory Hall for its opening)
マーク=アンソニー・ターネジ:Hibiki(サントリーホール30周年記念委嘱作品)(世界初演)*2
Mark-Anthony Turnage: Hibiki (commissioned by Suntory Hall for its 30th Anniversary) (World premiere)
1. Iwate
2. Miyagi
3. Hashitte Iru (by So Sakon, trans. Leith Morton)
4. Kira Kira Hikaru (trans. Mutsuko Erskine)
5. Suntory Dance
6. On the Water’s Surface (from the Love Suicides at Sonezaki by Chikamatsu Monzaemon, trans. Geoffrey Bownas and Anthony Thwaite)
7. Fukushima

【出演】
指揮:大野和士 Kazushi Ono, conductor
オルガン:鈴木優人*1 Masato Suzuki, organ
ソプラノ:ミヒャエラ・カウネ*2 Michaela Kaune, soprano
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子*2 Mihoko Fujimura, mezzo-soprano
児童合唱:東京少年少女合唱隊*2 The Little Singers of Tokyo,  children's choir
管弦楽:東京都交響楽団 Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra

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【主催】サントリーホール

【チケット料金】
S:12,000円 A: 10,000円 B: 8,000円 C: 6,000円 学生:1,000円
(※C席、学生席はサントリーホールチケットセンターのみ取り扱い。学生席は25歳以下、公演当日に学生証提示要)

【チケット発売】
下記にて2016年7月16日(土)10時より発売します。
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売:2016年7月9日(土)10時~7月15日(金)
 ※先行期間中は窓口での販売はございません。
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード: 299-765]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード:33235]
都響ガイド 03-3822-0727 (月~金 10:00~18:00、土日祝休み)
都響WEBチケット https://www.tmso.or.jp/

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/

 

【プロフィール】
■作曲:マーク=アンソニー・ターネジ Mark-Anthony Turnage, composer
国際的に高い評価を得ている作曲家、マーク=アンソニー・ターネジは、最も時代に即したクリエイターのひとりである。歯に衣着せぬ、論議を呼ぶ彼のオーケストラ作品やオペラ作品の多くは、この世の現実を投影することを恐れず、それでもエネルギーは前向きである。彼は鮮烈な曲名を思いつく才能に長け、ジャズの要素を現代のクラシック様式に完璧に取り入れることができる。その作品は好奇心旺盛な者、特に若年層に強くアピールする。同時に彼の音楽は深い慈愛の表現、とりわけ喪失から派生する感情の表現にも熟練している。
1960年イギリス・コリンガムで生まれ、オリヴァー・ナッセン、ジョン・ランバート、後にガンサー・シュラーに師事した。ヘンツェの後押しにより、ミュンヘン・ビエンナーレのために初めてオペラ「グリーク」を作曲。88年の初演は大成功をおさめ、世界各地で再演が繰り返され国際的名声は確立された。その後の名作、「3人の叫ぶ教皇」は89年から93年の4年間、サー・サイモン・ラトルが音楽監督をつとめるバーミンガム市交響楽団のコンポーザー・イン・アソシエーション在任中に生まれた。アンサンブル・モデルンより委嘱を受けた“Blood on the Floor”は、ジョン・スコフィールド達のために書かれた。この作品ではターネジが一緒に仕事をする演奏家たちの独特なサウンドから霊感を得る能力を垣間見ることができる。
21世紀になってからは、2000年にBBC交響楽団の初代アソシエート・コンポーザーに任命され、03年1月、バービカン・センターでの大規模なターネジ・ウィークエンドが開催された。
02年秋、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任してまだ日の浅いラトルは “Blood on the Floor”を指揮し、これが新規の若年層の聴衆を魅了し、ひいてはオーケストラの初期の大規模な教育プロジェクトを生み出すことになる。トランペット協奏曲“From the Wreckage”は、ホーカン・ハーデンベルガーのために書かれ、ヘルシンキでの初演に続き、05年のプロムスでも再演された。ロンドン公演について、タイムズ紙の批評家は「傑作:復活の音楽。恐ろしげに始まる音楽は次第にブルースのようなスイングを帯び、それに呼応してソリストの熱狂が急激に高まる。魅了された。」と述べている。以来、再演は10ヶ国、20回を超える。
05年から10年までロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務め、06年から10年までシカゴ交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスも務めている。3作目のオペラ、リチャード・トーマスのテキストによる「アンナ・ニコル」は、11年春、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで初演され6公演全てが完売し、テレビ、ラジオでも放送された。再演はドルトムント、ニューヨークのBAMネクスト・ウェーヴ・フェスティヴァルで繰り返され、14年9月ロイヤル・オペラ・ハウスで再び上演されている。
ターネジは英国王立音楽大学作曲科研究員でもある。楽譜は現在ブージー・アンド・ホークス、03年以前の作品はショット・ミュージックから出版されている。

■ソプラノ:ミヒャエラ・カウネ Michaela Kaune, soprano
ハンブルク生まれ。1997年よりベルリン・ドイツ・オペラに所属し、2011年ベルリン宮廷歌手の称号を授与される。07年から11年にかけてバイロイト音楽祭に『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファで出演。これまでにウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、リヨン歌劇場、ザルツブルク音楽祭などに客演している。16年5月に上演されたパリ・オペラ座での『ばらの騎士』では元帥夫人を歌い絶賛された。
オーケストラへの客演も多く、ティーレマン、メータ、ヤノフスキ、ミンコフスキ、サロネンらと共演を重ねている。

■メゾ・ソプラノ:藤村実穂子 Mihoko Fujimura, mezzo-soprano
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了、ミュンヘン音楽大学大学院留学中にワーグナー・コンクールで事実上の優勝、マリア・カナルス・コンクール優勝など数々の国際コンクールに入賞。2002年日本人として初めて主役級でバイロイト音楽祭デビュー。これまでにミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ロイヤル・オペラ・ハウス、バイエルン州立歌劇場、ルツェルン音楽祭などに登場。
またティーレマン、アバド、メータ、マズア、ヤンソンス、シャイーなどの指揮者や、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管などから指名を受けて幅広いレパートリーで共演を続け、「現代最高のメゾ」の名を得ている。13年サントリー音楽賞、14年紫綬褒章を受賞。

■オルガン:鈴木優人 Masato Suzuki, organ (芥川作品)
東京芸術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。鍵盤奏者(チェンバロ、オルガン、ピアノ)および指揮者としてバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)や横浜シンフォニエッタなど国内外の公演に多数出演、その演奏は「火花が散るほど熱くて説得力がある」(独フォノ・フォラム誌)と評されている。
作曲家として数々の委嘱を受けると共に、復元・補筆・校訂でも高い評価を得る。調布音楽祭総合プロデューサー、アンサンブル・ジェネシス音楽監督、舞台演出などその活動に垣根はなく、各方面から大きな期待が寄せられている。
オフィシャルホームページ http://suzukimasato.com/

■指揮:大野和士 Kazushi Ono, conductor
2008年9月よりフランス国立リヨン歌劇場首席指揮者。14年6~7月には同歌劇場とオペラ「ホフマン物語」およびオーケストラ公演で日本ツアーを行い、大きな話題となった。その他のオペラ公演では、07年6月にミラノ・スカラ座デビュー。その後、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン州立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、エクサンプロヴァンス音楽祭への出演などが相次いでいる。
シンフォニーコンサートの客演では、ロンドン響、ボストン響、イスラエル・フィル、バーミンガム市響、北ドイツ放送響、ミラノ・スカラ座管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ローマ・サンタチェチーリア管など多数。
東京生まれ。東京芸術大学卒。ピアノ、作曲を安藤久義、指揮を遠藤雅古に師事。バイエルン州立歌劇場にてサヴァリッシュ、パタネーに師事。1987年にイタリアの「トスカニーニ国際指揮者コンクール」優勝。90~96年クロアチアのザグレブ・フィル音楽監督。92~99年、東京フィル常任指揮者を経て、現在同楽団桂冠指揮者。02~08年ベルギー王立歌劇場音楽監督などを歴任。2015年より東京都交響楽団音楽監督およびバルセロナ交響楽団音楽監督。
93年第1回渡邉暁雄音楽基金音楽賞、同年に平成4年度芸術選奨文部大臣新人賞、02年に第1回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。07年平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。08年紫綬褒章受章。10年サントリー音楽賞、日本芸術院賞ならびに恩賜賞受賞。16年1月には15年度朝日賞を受賞。文化功労者。

■児童合唱:東京少年少女合唱隊 The Little Singers of Tokyo, childrens choir
ヨーロッパの伝統音楽に基づく音楽教育を目的とする日本初の本格派合唱団として1951年設立。
今年創立65周年を迎える。グレゴリオ聖歌から現代作品までレパートリーは幅広い。年2回の定期公演の他、64年の訪米以来海外公演は33回を数える。ベルリン・フィルをはじめ国内外のオーケストラ、オペラ劇場との共演も多い。昨年秋にマカオ公演と年末年始にイタリア公演を実施。元旦にはサン・ピエトロ大聖堂にてフランシスコ・ローマ教皇による新年のミサで全世界の聖歌隊と共に祈りを捧げた。現在正指揮者に長谷川冴子、常任指揮者に長谷川久恵が就任。

■管弦楽:東京都交響楽団 Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra
東京オリンピックの記念文化事業として1965年東京都が設立。現在、大野和士が音楽監督、小泉和裕が終身名誉指揮者、エリアフ・インバルが桂冠指揮者、ヤクブ・フルシャが首席客演指揮者を務める。定期演奏会などを中心に、小中学生への音楽鑑賞教室、青少年への音楽普及プログラム、ハンディキャップを持つ方のための「ふれあいコンサート」など、多彩な活動を展開。《首都東京の音楽大使》として、これまで欧米やアジアで公演を成功させ、国際的な評価を得ている。2015年11月にはベルリン、ウィーンなど5ヶ国6都市をめぐるヨーロッパツアー(指揮/音楽監督・大野和士)を行い各地で熱烈な喝采を浴びた。

 

以上

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