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ニュースリリース
  • No.sfa0022(2017/9/4)

第27回 芥川作曲賞
茂木宏文氏の作品「不思議な言葉でお話しましょ!」に決定

 第27回 芥川作曲賞は、9月2日(土)午後3時から東京・サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、茂木宏文氏作曲の「不思議な言葉でお話しましょ!」に決定しました。同氏には、賞状とあわせて賞金50万円が贈られました。
 芥川作曲賞は、戦後のわが国音楽界の発展に多大な貢献をされた故芥川也寸志氏の功績を記念して、サントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したものです。故人の深い音楽愛、明晰な音楽観と音楽の振興によせられた熱情を追慕して、わが国の新進作曲家のもっとも清新にして将来性に富む作品を対象に、演奏会形式により公開選考を行うという、作曲賞としてはわが国で初めてのユニークな試みとなっています。なお、この日、公開選考に先だって、第25回受賞者・坂東祐大氏の受賞記念サントリー芸術財団委嘱作品「花火」の世界初演が行われました。

▽第27回芥川作曲賞
茂木宏文(もぎ・ひろふみ)

<贈賞理由>
 ユニークなタイトルにふさわしい内容を持つ秀作。多彩な流れのなかに独特の印象を与える楽句を巧みに織り込み、優れた楽器用法と精緻なオーケストレーションによって、推進力のある独創的な音楽世界を生み出した。新鮮なファンタジーと筆力・構成力を持ち、作曲家としての豊かな将来性を感じさせる。

<略歴>
1988年1月8日生まれ。2014年東京音楽大学大学院作曲指揮専攻作曲研究領域修了。これまでに作曲を池辺晋一郎、糀場富美子、鈴木純明、西村 朗、原田敬子、藤原 豊、村田昌己の各氏に師事。指揮を汐澤安彦、時任康文、野口芳久の各氏に師事。現在、東京音楽大学非常勤研究員。第3回山響作曲賞21を受賞。2015年ヴァレンティノ・ブッキ国際作曲コンクールファイナリスト。2016年度武満徹作曲賞第1位受賞。


第27回芥川作曲賞 選考経過

1.2017年3月16日(木)東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京において、譜面・録音による第1次選考会を開催。2016年1月1日より2016年12月31日の間に国内外で初演された日本人作曲家の管弦楽作品を対象に選考し、芥川作曲賞にふさわしい清新にして豊かな将来性を秘めた以下3作品を「第27回芥川作曲賞」の候補に選定した。選考委員は、酒井健治、西村 朗、山内雅弘の3氏。(50音順)

◆中村ありす:ネーカース オーケストラのための(2015)
初演=2016年5月29日 東京オペラシティ コンサートホール
2016年度 武満徹作曲賞本選演奏会

◆向井 航:極彩色―Prinsessegade,1440(2016)
初演=2016年4月22日 東京藝術大学奏楽堂
藝大フィルハーモニア定期演奏会 新卒業生紹介演奏会

◆茂木宏文:不思議な言葉でお話しましょ!(2015)
初演=2016年5月29日 東京オペラシティ コンサートホール
2016年度 武満徹作曲賞本選演奏会

(50音順)

2.2017年9月2日(土)サントリーホール大ホールにおいて、上記3曲を公開演奏(指揮=杉山洋一、管弦楽=新日本フィルハーモニー交響楽団)。
演奏終了後、ステージにおいて、酒井健治、西村 朗、山内雅弘 3選考委員による公開討議(司会=長木誠司氏)を行った結果、「第27回芥川作曲賞」受賞曲に茂木宏文氏の作曲による「不思議な言葉でお話しましょ!」が選定された。

3.公開選考終了後、直ちに同ステージにおいて贈賞式が行われ、サントリー芸術財団専務理事 濱岡 智より賞状、賞金(50万円)が授与された。
なお、茂木宏文氏にはサントリー芸術財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後に同財団主催のコンサートで初演される。(委嘱料100万円)


以上

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