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ニュースリリース
  • No.13483(2019/6/11)

ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態・意識調査
サントリー ノンアルコール飲料レポート2019

― 「おいしさ」や「健康」を理由に、ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用量増 ―
― 消費税増税後、ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用頻度増加見込 ―

I.ノンアルコール飲料市場について
2018年は対前年103%と推定。2019年も対前年103%と伸長し、10年前と比較して4倍以上の市場規模になるものと推

II.消費者飲用実態・意識調査
1.ノンアルコール飲料の飲用実態
半数以上がノンアルコール飲料の飲用経験あり。7割以上が「期待通り」「期待以上」のおいしさを実感

2.ノンアルコール飲料の飲用理由
ノンアルコール飲料をより頻度高く飲む人は、おいしさや健康面への効果を期待してノンアルコール飲料を選択

3.ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用実態
1年前と比較して、半数以上が飲用量増
やむを得ない事情ではなく、「おいしさ」や「健康」が理由

4.ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用シーン
リラックスタイムや健康を意識したシーンが伸長
旅行や外出先でノンアルコールビールテイスト飲料を飲みたい

5.ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用季節
ノンアルコールビールテイスト飲料を飲みたくなる季節は夏
約9割が夏に飲用が増えそうと回答

6.消費税増税の影響
消費税増税をきっかけに、休肝日をつくる機会、ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用頻度、ともに4割以上が増えそうと回答

〈調査概要〉
◆調査対象
II.1~2 一都三県(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)に在住する20~69歳の成人男女 30,000人
II.3~6 上記のうち、ノンアルコールビールテイスト飲料(アルコール度数0.00%)の月1回以上飲用者1,238人
◆調査方法 インターネット調査
◆調査期間 2019年4月26日(金)~5月9日(木)

注)本レポートでは、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。

I.ノンアルコール飲料市場について
 2018年のノンアルコール飲料市場は、約2,209万ケース(対前年103%)と伸長したものと推定しています。
 2019年は約2,265万ケース(対前年103%)と、市場規模は10年前と比較して4倍以上になるものと推定しています(図1)。

※なお、1ケース=250ml×24本換算でのノンアルコール飲料市場は、以下のように推定されます。
2018年 約4,660万ケース(内ノンアルコールビールテイスト飲料 約4,028万ケース)
2019年見込 約4,778万ケース(内ノンアルコールビールテイスト飲料 約4,091万ケース)

 

 

II.消費者飲用実態・意識調査
1
.ノンアルコール飲料の飲用実態

半数以上がノンアルコール飲料の飲用経験あり
7割以上が「期待通り」「期待以上」のおいしさを実感

 ノンアルコール飲料の飲用経験について質問したところ、半数以上(55.7%)が「飲んだことがある」と回答しました(図2)。

 また、ノンアルコール飲料を飲んだことがあると回答した16,701人に、ノンアルコール飲料は最近おいしくなったと思うか質問したところ、6割以上(61.3%)が「おいしくなった」と回答しました(図3)。

 さらに、ノンアルコール飲料を1年以内に飲んだことがある8,813人に、ノンアルコール飲料の味に対する、飲む前の期待と飲んだ後の感想について質問しました。飲む前に味に対して約6割(58.6%)が「期待していた」なか、7割以上(70.6%)が「期待通り」もしくは「期待以上」においしかったと回答しました(図41、図42)。ノンアルコール飲料の味わいは、お客様のニーズ通り、もしくはそれ以上に進化しているようです。

 

2.ノンアルコール飲料の飲用理由

ノンアルコール飲料をより頻度高く飲む人は、
おいしさや健康面への効果を期待してノンアルコール飲料を選択

 ノンアルコール飲料の飲用理由について、ノンアルコール飲料を飲んだことがあると回答した16,701人と、うちノンアルコール飲料を月1回以上飲用している人4,257人で回答を比較しました。月1回以上飲用者は、「アルコール飲料と味がそん色ないから」(29.2%)「加齢により健康が気になるため」(24.4%)「体の脂肪が気になるから」(17.2%)などが、飲んだことがある人よりもランキングで上位となりました(表)。
 ノンアルコール飲料をより頻度高く飲む人は、おいしさや健康面への効果を期待して、ノンアルコール飲料を選択しているようです。

 これ以降は、ノンアルコールビールテイスト飲料を月1回以上飲用する男女1,238人に、ノンアルコールビールテイスト飲料に対する意識や行動について詳しく聞きました。

 

3.ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用実態

1年前と比較して、半数以上が飲用量増
やむを得ない事情ではなく、「おいしさ」や「健康」が理由

 1年前と比較したノンアルコールビールテイスト飲料の飲用量変化について質問したところ、半数以上(51.6%)が、飲用量が「増えた」と回答し、昨年の調査結果と比較しても増加しました(図5)。

 また、ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用量が「増えた」と回答した638人にその理由について質問したところ、「おいしくなったから」(61.4%)、「休肝日をつくろう/増やそうと思ったから」(31.2%)が上位回答となりました(図6)。
 危険運転に対する罰則が強化されたことなどを背景に伸長してきたノンアルコールビールテイスト飲料ですが、「車を運転する機会が増えたから」という理由は8番目(12.9%)に留まりました。運転など、やむを得ない事情というよりも、ノンアルコールビールテイスト飲料そのもののおいしさや、自身の健康を気づかうなどの理由から飲用量が増えているようです。

 

4.ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用シーン

リラックスタイムや健康を意識したシーンが伸長
旅行や外出先でノンアルコールビールテイスト飲料を飲みたい

 ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用シーンについて質問したところ、「夕食時」が第1位(53.6%)となりました(図7)。
 一方、昨年の調査結果と比較してみると、「夕食時」と回答した割合が減少し、「休日の昼間」「くつろいでいる時」などのリラックスタイム、「休肝日」「カラダのことが気になるときに」などの健康を意識したシーンが伸長しました。
 ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用シーンは、今まで定番だった「夕食時」だけでなく、リラックスタイムや健康を意識したシーンなど、生活のさまざまなシーンに拡大しているようです。

 また、今後ノンアルコールビールテイスト飲料を飲みたい場所について質問したところ、「キャンプ場やバーベキュー会場で」が第1位(67.8%)となりました(図8)。半数以上の方が飲みたいと回答した場所が「ロードサイドのレストランや居酒屋で」(53.1%)までとなっており、ご家庭だけでなく、旅行や外出先などでノンアルコールビールテイスト飲料を飲みたいようです。

5.ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用季節

ノンアルコールビールテイスト飲料を飲みたくなる季節は夏
約9割が夏に飲用が増えそうと回答

 ノンアルコールビールテイスト飲料を飲みたくなる季節について質問したところ、「夏」が第1位(50.6%)となりました(図9-1)。また、夏の暑い日にノンアルコールビールテイスト飲料を飲むことが増えそうか質問したところ、約9割(87.4%)が「増えると思う」と回答しました(図9-2)。
 これからの季節、ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用は増えそうです。

 

6.消費税増税の影響

消費税増税をきっかけに、休肝日をつくる機会、ノンアルコールビール
テイスト飲料の飲用頻度、ともに4割以上が増えそうと回答

 2019年10月に、消費税が8%から10%にアップすることが予定されています。そこで、消費税増税により酒類の価格が高くなった場合、休肝日が増えるかどうか質問したところ、4割以上(43.0%)が「増えると思う」と回答しました(図10-1)。

 また、今回の消費税増税では、ノンアルコールビールテイスト飲料は軽減税率の適用対象となり、消費税率8%のまま据え置きになります。そこで、消費税増税後、ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用頻度が増えるか質問したところ、4割以上(44.5%)が「増えると思う」と回答しました(図102)。消費税増税後、休肝日をつくる機会が増え、ノンアルコールビールテイスト飲料へのニーズが高まりそうです。

 

以上

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