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ニュースリリース
  • No.13204(2018/6/19)

ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態・意識調査
サントリー ノンアルコール飲料レポート2018

― 3人に1人以上が最近1年以内にノンアルコール飲料を飲み始めた、再び飲んだ ―
― ノンアルコールビールテイスト飲料のおいしさのポイントは「麦の味わい」「のどごし」が感じられる「ビールらしい味」 ―

I.ノンアルコール飲料市場について
2017年は対前年105%と推定。2018年は対前年102%と伸長見込

II.消費者飲用実態・意識調査
1.ノンアルコール飲料の飲用実態
3人に1人以上は最近1年以内に飲み始めた、再び飲んだ
テレビCMの視聴が飲用のきっかけ
2.ノンアルコール飲料の飲用シーン
新規ユーザーは運転などやむを得ない事情というよりも「昼食時」などカジュアルなシーンでノンアルコール飲料を楽しんでいる
3.ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用実態
1年前と比較して約5割が飲用量増
飲用理由は「ビールの味が楽しめるから」
4.ノンアルコールビールテイスト飲料のおいしさ
9割以上が最近おいしくなったと回答
おいしさのポイントは「麦の味わい」「のどごし」が感じられる「ビールらしい味」
5.ノンアルコールビールテイスト飲料の夏の飲用
約9割が夏に飲むことが増えそう
8割以上が氷を入れてキンキンに冷やして飲むスタイルに前向き

〈調査概要〉
◆調査対象
II.1~2 一都三県(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)に在住する20~69歳の成人男女 30,000人
II.3~5 上記のうち、ノンアルコールビールテイスト飲料(アルコール度数0.00%)の月1回以上飲用者1,238人
◆調査方法 インターネット調査
◆調査期間 2018年4月27日(金)~5月13日(日)

注)

・本レポートでは、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。

・2018年よりII.1~2調査のサンプル数を50,000人から30,000人に変更しました。

※昨年までと同様に、市場実態を反映するよう人口構成比で回収。

I.ノンアルコール飲料市場について
 2017年のノンアルコール飲料市場は、約4,536万ケース(対前年105%)。2012年に大きく伸長したノンアルコール飲料市場ですが、それ以降も堅調に推移しています。
 2018年は約4,621万ケース(対前年102%)と推定され、市場規模は拡大傾向と見込まれています(図1)。

※なお、大瓶換算(1ケース=633ml×20本)でのノンアルコール飲料市場は、
2017年 約2,150万ケース(内ノンアルコールビールテイスト飲料 約1,860万ケース)
2018年見込 約2,190万ケース(内ノンアルコールビールテイスト飲料 約1,880万ケース)

II.消費者飲用実態・意識調査
1
.ノンアルコール飲料の飲用実態

3人に1人以上は最近1年以内に飲み始めた、再び飲んだ
テレビCMの視聴が飲用のきっかけ

 ノンアルコール飲料の飲用経験について質問したところ、5割以上(54.8%)が「飲んだことがある」と回答しました(図2)。

 ノンアルコール飲料を「飲んだことがある」と回答した16,438人(以下、ノンアルコール飲料ユーザー)に飲み始めた時期について質問したところ、「最近1年以内に、初めて飲んだ」(11.9%)、「1年以上前にも飲んだことはあるが、最近1年以内になって再び飲んだ」(22.1%)の合計が、3人に1人以上となりました(図3)。ここ1年での飲用の増加が一因となり、ノンアルコールビールテイスト飲料市場は伸長する見込みです。

 ノンアルコール飲料を「最近1年以内に、初めて飲んだ」と回答した1,950(以下、新規ユーザー)に、ノンアルコール飲料を飲んだきっかけについて質問したところ、「テレビCMをみて」が第1位(20.2%)となりました。(図4)。 

 

2.ノンアルコール飲料の飲用シーン

新規ユーザーは運転などやむを得ない事情というよりも
「昼食時」などカジュアルなシーンでノンアルコール飲料を楽しんでいる

 ノンアルコール飲料ユーザーに普段飲むシーンについて質問したところ、「夕食時」(15.6%)「運転がある時」(6.3%)「夕食後」(5.6%)が上位回答となりました(表)。新規ユーザーに限ると「昼食時」が第3位(6.5%)となり、「運転がある時」が第6位(4.6%)となりました。
 新規ユーザーは、運転などやむを得ない事情でノンアルコール飲料を飲むというよりも、昼食時などカジュアルなシーンでノンアルコール飲料を楽しんでいるようです。

 これ以降は、ノンアルコールビールテイスト飲料を月1回以上飲用する男女 1,238人に、ノンアルコールビールテイスト飲料に対する意識や行動について詳しく聞きました。

 

3.ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用実態

1年前と比較して約5割が飲用量増
飲用理由は「ビールの味が楽しめるから」

 1年前と比較したノンアルコールビールテイスト飲料の飲用量変化について質問したところ、約5割(48.1%)が「増えた」と回答しました(図5)。

 またノンアルコールビールテイスト飲料の飲用理由について質問したところ、「ビールの味が楽しめるから」が第1位(55.3%)となりました(図6)。ノンアルコールビールテイスト飲料の味わいが評価され、飲用量が増えているようです。

 

4.ノンアルコールビールテイスト飲料のおいしさ

9割以上が最近おいしくなったと回答
おいしさのポイントは
「麦の味わい」「のどごし」が感じられる「ビールらしい味」

 ノンアルコールビールテイスト飲料が最近おいしくなったと思うか質問したところ、9割以上(90.8%)がおいしくなったと回答しました(図7)。
 おいしくなったと回答した1,124人にそのポイントについて質問したところ、「ビールらしい味」が第1位(74.6%)となりました(図8)。

 おいしくなったポイントが「ビールらしい味」であると回答した838人に「ビールらしい味」とは具体的に何か質問したところ、7割以上(72.9%)が「麦の味わい」、6割以上(60.5%)が「のどごし」と回答しました(図9)。麦由来のビールらしい味わいやのどごしの良さが、ノンアルコールビールテイスト飲料のおいしさと感じているようです。

 

5.ノンアルコールビールテイスト飲料の夏の飲用

約9割が夏に飲むことが増えそう
8割以上が氷を入れてキンキンに冷やして飲むスタイルに前向き

 夏の暑い日にノンアルコールビールテイスト飲料を飲むことが増えそうだと思うか質問したところ、約9割(89.5%)が「そう思う」と回答しました(図10)。

 夏に氷を入れてキンキンに冷やしたノンアルコールビールテイスト飲料を飲むことについて質問したところ、約2割(18.4%)が「飲んだことがある」と回答しました。また、8割以上(85.0%)が氷を入れてキンキンに冷やして飲むスタイルを前向きに捉えています(図11-1)。
 氷を入れてキンキンに冷やして飲むスタイルを前向きに捉えている1,052人に飲みたい理由について質問したところ、「暑い夏に、より冷たくして楽しめるから」(69.7%)「キンキンに冷やすことに惹かれるから」(39.7%)「美味しそうだから/より美味しくなると思うから」(32.7%)が上位回答となりました(図11-2)。例年より気温が高くなると予想されている今年の夏は、氷を入れてキンキンに冷やしたノンアルコールビールテイスト飲料の飲用が広がりそうです。

 

以上

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