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ニュースリリース
  • No.13148(2018/3/28)

サントリー文化財団 2017年度 海外出版助成の決定

 公益財団法人サントリー文化財団(理事長 鳥井信吾)は、2017年度の海外出版助成として、下記の8件を助成対象に決定しました。助成総額は589万円です。

 当助成事業は、海外における日本理解の促進を目的に、日本語で書かれた優れた研究業績、または日本について書かれた書籍の外国語への翻訳および外国語での出版に対して助成を行うものです。

 昨年度までに英語をはじめ、計23ヶ国語による290件の出版を助成対象として決定し、日本人の業績や日本文化を幅広く海外に紹介しています。

*選考委員
遠藤 乾氏(北海道大学教授)
久保 文明氏(東京大学教授)
白石 隆氏(立命館大学特別招聘教授)
張 競氏(明治大学教授)
渡辺 靖氏(慶應義塾大学教授)

 

― 記 ―

1.本年度の助成対象図書の概要
ア.英語での出版
『条約改正史 ― 法権回復への展望とナショナリズム』(五百旗頭 薫著)
幕末から明治初年にかけて締結されたいわゆる「不平等条約」改正を政治外交史の視点から解明。日本およびアジア諸国の比較条約改正史の位置基準を提供することが期待される。東京大学出版会より出版予定。

イ.中国語での出版
『「国語」という思想 ― 近代日本の言語認識』(イ・ヨンスク著)
「国語」とは近代になってつくられた概念であると捉え、「国語」の理念と歴史を言語思想史的な視点で論じた意欲作。1997年のサントリー学芸賞『芸術・文学部門』を受賞。生活・読書・新知三聯書店(中国)より出版予定。

『日輪の翼』(中上 健次著)
住み慣れた熊野の「路地」から立ち退きを迫られ、トレーラーで旅する老女の物語。人間の原初の輝きを生き生きと描き出した中上健次の傑作。黒眼晴文化事業有限公司(台湾)より出版予定。

『本居宣長 ― 文学と思想の巨人』(田中 康二著)
本書は国学者・本居宣長の生涯を追って、その文学と思想の両分野における学問の全貌を明らかにしたもの。漢字文化圏の人々に日本の文学と思想を両面から認識するのに有効な著作である。致良出版社(台湾)より出版予定。

ウ.イタリア語での出版
「詩のコレクション」シリーズ『日本の詩人たち』
伝統詩歌に比べ海外への紹介が遅れている現代詩の翻訳出版。谷川俊太郎、大岡信、石牟礼道子、文月悠光など男女の詩人22人をバランスよく取り上げて紹介する。エイナウディ社(イタリア)から出版予定。

エ.ノルウェー語での出版
『日本近現代短編小説集 ― 1895年~現代』
樋口一葉、国木田独歩、夏目漱石から金原ひとみ、川上未映子まで、明治から現代に至る近現代日本の短編小説36篇を翻訳出版。SolumBokvennen社(ノルウェー)より出版予定。

オ.アムハラ語での出版
『禅と日本文化』(鈴木 大拙著)
『禅と日本文化(Zen and Japanese Culture)』は英語で書かれ、日本語に翻訳された日本文化論の名著。日本文化における禅の影響を、事例を掲げながら解き明かす。Hohe出版(エチオピア)から出版予定。

カ.ダリー語での出版
『日本の昔話』
『浦島太郎』、『こぶとりじいさん』、『花咲かじいさん』など、親しみやすい日本の昔話を出版する。学校に図書室のないアフガニスタンで、子どもが読書に親しみ、異文化への関心を高めるために活用される。KOODAKANA出版(アフガニスタン)より出版予定。

2.これまでに助成を決定した中から、2017年度中に次の書籍が完成しました。
『The Rise and Fall of Modern Japanese Literature』(ジョン W.トリート著、英語、シカゴ大学出版会)
『サウンドトラック』(古川 日出男著、イタリア語、Sellerio Editore社)
『日本政治思想史 十七~十九世紀』(渡辺 浩著、韓国語、高麗大学出版社)
『武満徹著作集』(武満 徹著、フランス語、シメトリー社)
『黒蜥蜴』(江戸川 乱歩著、ブルガリア語、Sluntse出版)

  

以上

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