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ニュースリリース
  • No.13128(2018/3/13)

RTDに関する消費者飲用実態調査
サントリーRTDレポート2018

― 自宅で飲む機会が最も増えたお酒はRTD ―
― ビールとRTDを併飲する人は、高アルRTDを選ぶ傾向 ―
― “プレミアムRTD”へのニーズ高まる ―

 RTD市場は、2017年まで10年連続で伸長し、2018年も前年を上回ると見込まれます。こうした中、サントリースピリッツ(株)は、RTDに関する消費者飲用実態調査を実施しました。

〈本レポートのトピック〉
I.RTD市場について
II.消費者飲用実態調査
(1)自宅で飲む機会が最も増えたお酒はRTD
(2)ビール類・RTD併飲ユーザーは、高アルRTDを選び、食事との相性を重視
(3)“プレミアムRTD”へのニーズ高まる
(4)外飲みユーザーの自宅でRTDを飲む機会が増加
(5)20-30代が考える、はじめて飲むのに向いているお酒はRTD

〈調査概要〉
・調査会社    (株)マクロミル
・調査対象    最近1ヶ月にアルコールを飲用した20-60代の男女4,000人
・調査方法    インターネット調査
・調査日     2017年12月16日~17日

〈本レポートで使用する用語の定義〉
RTD :「Ready to Drink」の略語。そのまますぐ飲める缶チューハイや缶カクテル、缶ハイボールなどのアルコール飲料
高アルRTD :アルコール度数の高いRTD
ビール類 :「ビール」、「発泡酒」、「新ジャンル」の3つの総称
RTDユーザー :最近1ヶ月に自宅でRTDの飲用経験がある人
食中RTDユーザー :最近1ヶ月に自宅でのRTD飲用経験があり、食事中にお酒を飲むことがある人
食後RTDユーザー :最近1ヶ月に自宅でのRTD飲用経験があり、食後にお酒を飲むことがある人
ビール類ユーザー :最近1ヶ月に自宅でビール類の飲用経験がある人
ビール類・RTD併飲ユーザー :最近1ヶ月に自宅でビール類とRTDの併飲経験がある人
外飲みユーザー :飲食店で週に1日以上お酒を飲むことがある人
外飲みRTDユーザー :飲食店で週に1日以上お酒を飲むことがあり、かつ、最近1ヶ月に自宅でのRTD飲用経験がある人

※本レポートでは、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。

※II.消費者飲用実態調査では、「前回調査時」や表中の「2016年」の表記は、2017年4月7日付「RTDに関する消費者飲用実態調査」を指しています。

I.RTD市場について
 2017年のRTD市場は、1億8,295万ケース(対前年109%)程度と伸長し、10年連続で前年を超え、過去最大の市場規模に成長しました。
 RTD市場は引き続き好調に推移し、2018年は2億ケース(対前年109%)程度に拡大するものと推定されます。

II.消費者飲用実態調査
(1)自宅で飲む機会が最も増えたお酒はRTD
(1)-1)

自宅でお酒を飲む機会が増えた人は1年前より増加

 1年前と比較して、自宅でお酒を飲む機会の増減を聞いたところ、「増えた」と答えた人が30.9%となり、前回調査時(24.4%)を上回りました。

(1)-2)

自宅で飲む機会が最も増えたお酒のカテゴリーは「RTD」

 酒類各カテゴリーについて、1年前と比較して、自宅で飲む機会の増減を聞いたところ、RTDは「増えた」と答えた人が19.5%と、全カテゴリーの中で最も多いことがわかりました。

(1)-3)

最近自宅で飲んだお酒、食事中に飲むお酒として
「RTD」が「ビール」に次いで2位
食後に飲むお酒は全カテゴリーの中で「RTD」がトップ

 最近1ヶ月以内に自分で選択・購入して自宅で飲んだお酒を聞いたところ、「RTD」が48.5%と、「ビール」(59.8%)に次いで2位となりました。
 自宅で食事をする人に、自宅で食事中に飲むことがあるお酒を聞いたところ、「RTD」が41.0%と「ビール」(65.7%)に次いで2位となりました。これは、前回調査時(38.4%)よりも増加しました。
 また、自宅で食事をする人に、自宅で食後に飲むことがあるお酒を聞いたところ、「RTD」が25.9%と、全カテゴリーの中で最も多いことがわかりました。

(1)-4)

食中RTDユーザーの自宅で食事中にRTDを飲む機会が増加
食後RTDユーザーの自宅で食後にRTDを飲む機会が増加

 食中RTDユーザーに、自宅で食事中にRTDを飲む機会について1年前との比較を聞いたところ、「増えた」(35.8%)が「減った」(5.9%)を上回り、食事と一緒にRTDを楽しむ機会が増加していることがわかりました。
 また、食後RTDユーザーに、食後にRTDを飲む機会について1年前との比較を聞いたところ、「増えた」(34.9%)が「減った」(6.5%)を上回り、食後にRTDを楽しむ機会も増加していることがわかりました。

(2)ビール類・RTD併飲ユーザーは、高アルRTDを選び、食事との相性を重視
(2)-1)

ビール類ユーザーのRTD併飲率が1年前より増加

 ビール類ユーザーに、最近1ヶ月以内に自分で選択・購入して自宅で飲んだお酒について聞いたところ、RTDを併飲している人が45.3%にのぼることがわかりました。この結果は、前回調査時(43.1%)よりも増加しています。

(2)-2)

ビール類・RTD併飲ユーザーの自宅でRTDを飲む機会が増加

 ビール類・RTD併飲ユーザーに、自宅でRTDを飲む機会について1年前との比較を聞いたところ、「増えた」(35.2%)が「減った」(5.9%)を上回りました。

(2)-3)

RTDを飲む機会が増加したビール類・RTD併飲ユーザーは
1年前に比べて高アルRTDを選ぶ傾向が強まる

 ビール類・RTD併飲ユーザーのうち、自宅でRTDを飲む機会が増えたと答えた人に、自宅で飲むRTDのアルコール度数の選び方について聞いたところ、「アルコール度数が高いものを以前より選ぶようになった」と答えた人が42.1%となり、前回調査時(39.4%)に比べて増加しました。
 また、「アルコール度数が低いものを以前より選ぶようになった」と答えた人も12.6%と、前回調査時(9.3%)に比べて増加しました。

(2)-4)

高アルRTDを選ぶ機会が増加した
ビール類・RTD併飲ユーザーは、
自宅で食事中にRTDを飲む機会が増加

 ビール類・RTD併飲ユーザーのうち、自宅で高アルRTDを選ぶ機会が増えたと答えた人に、自宅で食事中にRTDを飲む機会について1年前との比較を聞いたところ、「増えた」(53.4%)が「減った」(4.5%)を大きく上回りました。

(2)-5)

高アルRTDを選ぶ機会が増加した
ビール類・RTD併飲ユーザーは、自宅で飲むお酒に
「甘くない」「食事に合う」「飲みごたえ」を
重視する傾向がさらに強まる

 ビール類・RTD併飲ユーザーのうち、自宅で高アルRTDを選ぶ機会が増えたと答えた人に、自宅で飲むお酒を選ぶ際に重視することについて聞いたところ、「味が甘くないこと」と答えた人が57.4%、「食事に合うこと」と答えた人が72.7%、「飲みごたえがあること」と答えた人が76.8%となりました。いずれも、前回調査時を上回りました。

(3)“プレミアムRTD”へのニーズ高まる
(3)-1)

1年前に比べて家でくつろぐ時間が増えた人は約4割

 1年前と比較した生活の変化を聞いたところ、「1年前に比べて、早く帰れる日が増えた」は30.4%、「1年前に比べて、早く帰宅する意識が高まった」は33.7%、「1年前に比べて、家でくつろぐ時間が増えた」は39.7%でした。

(3)-2)

RTDユーザーの自宅でお酒を飲む時間が増加

 RTDユーザーに、1年前と比較して、自宅でお酒を飲む時間の増減を聞いたところ、「増えた」(30.1%)が「減った」(13.2%)を上回り、RTDユーザーが自宅でお酒を飲む時間が増えていることがわかりました。

(3)-3)

食後RTDユーザーは食後にお酒を飲む機会が増加

 食後RTDユーザーに、1年前と比較して、食後にお酒を飲む機会の増減について聞いたところ、「増えた」(32.4%)が「減った」(11.6%)を上回り、食後にお酒を飲む機会が増えていることがわかりました。

(3)-4)

食後RTDユーザーが食後に飲むお酒に期待することは
「ゆっくり飲めること」「贅沢感があること」「本格的であること」

 食後RTDユーザーに、自宅で食後に飲むお酒に期待することについて聞いたところ、1位は「ゆっくり飲めること」(62.3%)、2位は「贅沢感があること」(24.5%)、3位は「本格的であること」(24.0%)でした。
 食後RTDユーザーは、食後に飲むお酒に、ゆっくり飲めることや贅沢感、本格的であることを期待しているようです。

(3)-5)

食後RTDユーザーは
食後に“プレミアムなRTD”を飲みたい傾向

 食後RTDユーザーに、自宅で食後に飲むお酒として、品質にこだわっているプレミアムなRTDを飲みたいと思うか聞いたところ、「飲みたい」と答えた人が67.9%となり、「飲みたくない」と答えた人(8.7%)を大きく上回りました。
 食後RTDユーザーは、食後に飲むRTDに対して、プレミアムな商品を求めているようです。

(4)外飲みユーザーの自宅でRTDを飲む機会が増加
(4)-1)

外飲みユーザーの自宅でRTDを飲む機会が増加

 外飲みユーザーに、1年前と比較した自宅でRTDを飲む機会の増減について聞いたところ、「増えた」と答えた人が28.8%となり、「減った」(9.6%)を上回りました。
 また、最近1年間の自宅でRTDを飲む機会について聞いたところ、日常的に飲む人の割合(「よく飲む」「飲むことがある」の合計)は62.2%と、前回調査時(59.2%)に比べて増加しました。

(4)-2)

外飲みRTDユーザーは、自宅で飲むRTDについて、
「お店の味が楽しめる」「お店の気分が味わえる」
ことにより魅力を感じている

 RTDユーザーに、自宅で飲むRTDについて聞いたところ、お店の味が楽しめることについて「魅力的である」と答えたのは43.3%、RTDユーザーの中でも外飲みRTDユーザーでは59.0%でした。また、お店の気分が味わえることについて「魅力的である」と答えたのは、RTDユーザーが40.4%、外飲みRTDユーザーでは58.8%でした。
 外飲みRTDユーザーは、RTDユーザーと比較して、自宅で飲むRTDについて、「お店の味が楽しめる」「お店の気分が味わえる」ことに、より魅力を感じているようです。

(5)20-30代が考える、はじめて飲むのに向いているお酒はRTD
(5)-1)

20-30代が選ぶ、はじめて飲むのに向いているお酒は
「RTD」がトップ

 20-30代に、お酒をはじめて飲むのに向いているお酒について聞いたところ、「RTD」と答えた人が64.8%で、「ビール」(33.9%)や「梅酒」(11.4%)を抑えてトップとなりました。
 若い世代において、RTDは、お酒をはじめて飲むのに向いているお酒という認識があるようです。

(5)-2)

20-30代が、はじめて飲むのに向いているお酒に
RTDを選ぶ理由は、
「手軽」「甘い味がする」「アルコール度数低め」
「味の種類が豊富」「フルーツの味が楽しめる」が上位

 20-30代の中で、お酒をはじめて飲むのに向いているお酒として「RTD」と答えた人に、「RTD」を選んだ理由について聞いたところ、「手軽であるから」(49.3%)、「甘い味がするから」(38.5%)、「アルコール度数が低めであるから」(25.9%)、「味の種類が豊富で選べるから」(21.8%)、「フルーツの味が楽しめるから」(21.2%)と答えました。

以上

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