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ニュースリリース
  • (2017/1/16)
  • サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社
    サントリーホールディングス株式会社
    サントリー食品インターナショナル株式会社

アラビカ種コーヒーのゲノム解読に世界で初めて成功

― 研究助成先のUniversity of California, Davis校が成功 ―

 サントリーグローバルイノベーションセンター(株)が研究助成を行ったUniversity of California, Davis校(以下、UC Davis校)の研究チームが、世界で初めてアラビカ種コーヒーの木のゲノムの解読に成功しました。

【研究の背景】
アラビカ種コーヒー(Coffea arabica)は、コーヒー総生産量のうち7~8割を占めています。香味が良いのが特長である一方、病気に弱く、気温や湿度にもデリケートな植物であるため栽培地が熱帯の高地などに限定されます。
ロブスタ種コーヒー(Coffea canephora)はすでにゲノムが解読され、2014年にその構造が発表されていますが、アラビカ種は解読には至っておらず、多くの研究グループがその解明に取り組むなど、世界的に高い注目を集めていました。
今回サントリーグローバルイノベーションセンター(株)は、コーヒー飲料づくりの基盤構築のため、また新たな価値をもったコーヒーの誕生に貢献するため、アラビカ種のゲノム解読に取り組むUC Davis校に資金提供をしたほか、双方の研究の情報交換などによりサポートを行いました。
なお、サントリーグローバルイノベーションセンター(株)はこれまでに、植物では「カーネーション」と「ホップ」のゲノムの解読に世界で初めて成功しています。

【研究の内容】
約12億塩基対のゲノムを持つと推定されるアラビカ種コーヒーの「ゲイシャ品種(Geisha)」のゲノム解読を行った結果、70,830の遺伝子を見い出しました。すでに解読されているロブスタ種のゲノムと比較することにより、香味や栽培特性の違いの要因を特定できることが期待されます。
ゲノム解析のデータは、米国エネルギー省の植物ゲノムデータベースPhytozome.netに寄託し、公開されます。詳細な研究内容は、1月15日(日)(現地時間)に米国・サンディエゴで開催される学会「Plant and Animal Genome Conference」で発表します。

【今後の期待】
今後、遺伝子の機能解析を進めることで、コーヒーの香味特性の予測や、新たな栽培技術の開発に応用されることが期待されます。また、“遺伝子の連鎖地図”を品種改良に活用することにより、新しい香味をもつ品種や病気に強い品種など、新たな価値をもったコーヒーの誕生にも貢献することが期待されます。

 サントリーグループは、今後も安全と安心の徹底、そして“おいしさ”の追求を研究開発の中心に据え、より高付加価値なコーヒー飲料の原料、中味開発等につながる研究開発を続けていきます。

 

以上

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