ニュースリリース

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ニュースリリース

No.sma0005   (2014.7.14)

サントリー美術館
「高野山開創1200年記念 高野山の名宝」展 開催
会期:2014年10月11日(土)〜12月7日(日)

国宝 八大童子像 国宝 八大童子像
運慶作 鎌倉時代 12世紀(一部、南北朝時代 14世紀)
金剛峯寺

 サントリー美術館(東京・六本木/館長 鳥井信吾)は、2014年10月11日(土)から12月7日(日)まで、「高野山開創1200年記念 高野山の名宝」展を開催します。

 唐で密教を学んだ弘法大師空海は、密教修行の根本道場とすべく、弘仁7年(816)勅許(ちょっきょ)を得て高野山を開きました。以来今日まで、高野山は日本仏教の聖地の一つとして、さらには空海を慕う人々の憧れの地として、時代と宗派を超えた信仰を集めてきました。それを証明するように、山上には「山の正倉院」とも例えられるほどの文化財の宝庫が形成され、なかでも核となる仏教芸術はわが国最大規模を誇ります。
 本展は、高野山が平成27年(2015)に開創1200年の節目を迎えることを記念して、高野山に伝わる至宝の数々を公開するものです。開創にかかわる空海ゆかりの宝物から、豊麗な密教美術の原点ともいえる請来(しょうらい)の品、真言密教の教理に基づく仏像、仏画など、普段は山上にあって重厚な信仰の歴史を物語るこれらを一堂に展示します。特に、鎌倉時代、仏教彫刻界に新風を吹き込んだ仏師・運慶による国宝《八大童子像(はちだいどうじぞう)》を全躯そろって存分に鑑賞できる貴重な機会となります。
 空海の精神と壮大な歴史に育まれた日本文化の精髄をご堪能ください。

《 展示構成 》

第1章 大師の生涯と高野山

弘法大師坐像(萬日大師) 弘法大師坐像(萬日大師)
室町〜桃山時代 16〜17世紀
金剛峯寺
国宝 聾瞽指帰 国宝 聾瞽指帰
空海筆 平安時代 8〜9世紀
金剛峯寺
【展示期間:上巻10/11〜10/20、下巻10/22〜10/27】
国宝 諸尊仏龕 国宝 諸尊仏龕
唐時代 8世紀
金剛峯寺
重要文化財 丹生明神像・狩場明神像 重要文化財 丹生明神像・狩場明神像
鎌倉時代 13世紀
金剛峯寺
【展示期間:11/5〜11/17】

 空海が高野山を開いてから、平成27年(2015)で1200年を迎えます。延暦16年(797)24歳のとき『聾瞽指帰(ろうこしいき)』を著して、仏道修行に身を投じた空海は、唐に留学して当時最新の体系的な密教を学びました。帰国後、平安京に程近い高雄山寺(現在の神護寺)などを拠点にして都に密教を広め、嵯峨天皇からも厚い信頼を得ていました。その一方で、密教修行の理想の場所として世俗を離れた深山清涼の地である高野山を探し求め、朝廷に願い出て真言密教の根本道場とします。この地を中心に密教の普及と確立につとめ、真言密教の基盤を作った後、承和2年(835)、高野山の地に入定(にゅうじょう)しました。
 第1章では、国宝《諸尊仏龕(しょそんぶつがん)》をはじめ高野山に伝わる空海の遺品や高野山開創に関わる宝物を紹介します。

【おもな出品作品】

 弘法大師坐像(こうぼうだいしざぞう)(萬日大師(まんにちだいし))
  一躯  室町〜桃山時代 16〜17世紀 金剛峯寺
 国宝 聾瞽指帰(ろうこしいき) 空海筆 二巻  平安時代 8〜9世紀 金剛峯寺
 国宝 諸尊仏龕(しょそんぶつがん) 一基  唐時代 8世紀 金剛峯寺
 重要文化財 丹生明神像(にうみょうじんぞう)・狩場明神像(かりばみょうじんぞう)
  二幅  鎌倉時代 13世紀 金剛峯寺
 重要文化財 即身成仏品(そくしんじょうぶつぼん) 一巻  平安時代 9世紀 金剛峯寺

第2章 高野山の密教諸尊

重要文化財 大日如来坐像 重要文化財 大日如来坐像
平安時代 仁和3年(887)
金剛峯寺
国宝 五大力菩薩像 国宝 五大力菩薩像
平安時代 10〜11世紀
有志八幡講十八箇院
【展示期間 金剛吼菩薩:10/11〜11/3】
重要文化財 孔雀明王坐像 重要文化財 孔雀明王坐像
快慶作 鎌倉時代 正治2年(1200)
金剛峯寺
国宝 制多伽童子像(八大童子像のうち) 国宝 制多伽童子像(八大童子像のうち)
運慶作 鎌倉時代 12世紀
金剛峯寺

 空海は、密教の教えは深奥なため経典・経論などの文字に頼るだけでは理解が難しく、絵画や彫刻などの造形が理解の助けになると述べています。そのため、空海によって唐より密教美術が伝えられて以来、わが国で制作される仏教の尊像の種類は飛躍的に増えました。その多くは多面多臂(ためんたひ)の密教独特の尊像であり、諸尊の集合した曼荼羅(まんだら)です。密教が盛んになるにつれ、これら恐ろしげな形相や鮮やかな色彩をともなった仏像や仏画など、壮麗な密教美術が展開していくことになります。
 第2章では、運慶作の国宝《八大童子像》や快慶作の重要文化財《孔雀明王坐像(くじゃくみょうおうざぞう)》などを筆頭に、わが国の密教美術を代表する高野山の名宝を紹介します。

【おもな出品作品】

 重要文化財 大日如来坐像(だいにちにょらいざぞう)
  一躯  平安時代 仁和3年(887) 金剛峯寺
 国宝 五大力菩薩像(ごだいりきぼさつぞう)
  三幅  平安時代 10〜11世紀 有志八幡講十八箇院
 重要文化財 不動明王坐像(ふどうみょうおうざぞう)
  一躯  平安時代 12世紀 金剛峯寺
 国宝 八大童子像(はちだいどうじぞう) 運慶作
  八躯  鎌倉時代 12世紀(一部、南北朝時代 14世紀) 金剛峯寺
 重要文化財 孔雀明王坐像(くじゃくみょうおうざぞう) 快慶作
  一躯  鎌倉時代 正治2年(1200) 金剛峯寺

第3章 多様な信仰と宝物

重要文化財 四天王立像 重要文化財 四天王立像
快慶作 鎌倉時代 12〜13世紀
金剛峯寺
(左から、持国天、増長天、広目天、多聞天)
国宝 澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃 国宝 澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃
平安時代 12世紀
金剛峯寺
【展示期間:10/11〜11/3】

 高野山は、奥の院参道に立ち並ぶ数多の供養塔にも表れているように、開創以来、天皇、公家、武将、庶民らあらゆる階層の人々から篤い信仰を集めてきました。彼らは、さまざまな美術工芸品を寄進し、また、信仰に基づく多様な仏教美術を生み出しました。さらに、都から離れ、世俗の混乱から隔絶されていた高野山には、都に近い寺院から戦乱を避けて多くの宝物が持ち込まれたことにより、「山の正倉院」と呼ばれるほどの文化財の宝庫となりました。信仰の証であるそれらは、かけがえのない文化遺産として今日まで連綿と受け継がれてきています。
 第3章では、国宝《澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃(さわちどりらでんまきえこからびつ)》などの工芸品や、近年新たに重要文化財に指定された快慶作の《執金剛神立像(しつこんごうしんりゅうぞう)》などを紹介します。

【おもな出品作品】

 釈迦誕生図(しゃかたんじょうず) 一幅  鎌倉時代 13世紀 金剛峯寺
 重要文化財 四天王立像(してんのうりゅうぞう) 快慶作
  四躯  鎌倉時代 12〜13世紀 金剛峯寺
 重要文化財 執金剛神立像(しつこんごうしんりゅうぞう) 快慶作
  一躯  鎌倉時代 12〜13世紀 金剛峯寺
 国宝 澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃(さわちどりらでんまきえこからびつ)
  一合  平安時代 12世紀 金剛峯寺
 重要文化財 花蝶蒔絵念珠箱(かちょうまきえねんじゅばこ)
  一合  平安時代 12世紀 金剛峯寺

〈高野山開創1200年記念大法会〉
平成27年(2015)は、弘法大師空海が高野山を開創して1200年目の年です。高野山では、平成27年4月2日から5月21日までの50日間、高野山開創1200年記念大法会が執り行なわれます。これにあわせ、高野山の歴史、魅力を伝えるさまざまな催事も予定されています。

【本展におけるエデュケーション・プログラム】
<展覧会関連プログラム>
記念講演会I「高野山の歴史と名宝」(仮称)

講師  :  山口文章氏
(総本山金剛峯寺執行・高野山真言宗山林部長兼宗務総長公室長)
日時  :  10月19日(日)14:00〜15:30
会場  :  6階ホール
定員  :  100名
対象  :  一般
聴講料  :  700円(別途要入館料)
応募締切  :  9月28日(日)

記念講演会II「高野山と運慶・快慶」

講師  :  山本 勉氏(清泉女子大学教授)
日時  :  11月2日(日)14:00〜15:30
会場  :  6階ホール
定員  :  100名
対象  :  一般
聴講料  :  700円(別途要入館料)
応募締切  :  10月12日(日)

※この他のエデュケーション・プログラムは、随時ホームページにてご案内します

「高野山開創1200年記念 高野山の名宝」展 開催

▼会期  :  2014年10月11日(土)〜12月7日(日)
※作品保護のため、会期中展示替を行ないます
▼主催  :  サントリー美術館、高野山真言宗総本山金剛峯寺、
高野山文化財保存会、読売新聞社
▼協賛  :  関西アーバン銀行、清水建設、損保ジャパン・日本興亜損保、
大和ハウス工業、南海電気鉄道、日本写真印刷、非破壊検査、
三井不動産、サントリーホールディングス
▼会場  :  サントリー美術館
 港区赤坂9−7−4 東京ミッドタウン ガレリア3階
 <最寄り駅> 都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結
東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結
東京メトロ千代田線乃木坂駅出口3より徒歩約3分

【基本情報】

  ▼開館時間:10時〜18時
  ※金・土、および10月12日(日)、11月2日(日)、11月23日(日・祝)は20時まで開館
  ※いずれも入館は閉館の30分前まで
  ※shop×cafeは会期中無休
▼休館日:火曜日
▼入館料:一般1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料
  ※20名様以上の団体は100円割引
▼前売: 一般1,100円、大学・高校生800円
サントリー美術館、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンイレブン、イープラスにて取扱
  ※前売券の販売は、8月2日(土)から10月10日(金)まで
  ※サントリー美術館受付での販売は、8月2日(土)から9月28日(日)まで
▼割引:
  ■HP割:ホームページ限定割引券提示で100円割引
  ■携帯割:携帯サイトの割引券画面提示で100円割引
  ■あとろ割:国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引
    ※割引の併用はできません
  ▼点茶席(薄茶と季節のお菓子)
  各日限定50名 1,000円(別途要入館料) 6階茶室「玄鳥庵」にて
  日時: 10月23日(木)、11月6日(木)、20日(木)、12月4日(木)
11時30分〜17時30分(受付は17時まで)
13時、14時、15時には点前がございます。
  ※定員を超えた時点で終了となる場合があります。何卒ご了承ください。
▼一般お問い合わせ:03−3479−8600
▼ホームページ: http://suntory.jp/SMA/

▽次回展覧会
  「仁阿弥道八」(仮称)
     2014年12月20日(土)〜2015年3月1日(日)

▽プレスからのお問い合わせ:〔学芸〕佐々木、〔広報〕羽鳥
  TEL:03−3479−8604  FAX:03−3479−8644
  メールでのお問い合わせ、及びプレス用画像ダウンロードのお申し込み:4月23日(水)から
  https://www.suntory.co.jp/sma/press_info/



以上

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