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No.12215   (2014.11.12)

第36回 サントリー学芸賞決定


 公益財団法人サントリー文化財団(理事長 鳥井信吾)は、第36回「サントリー学芸賞」を下記の8名に贈呈することに決定しました。なお、贈呈式は12月9日(火)に行う予定です。

 本賞は「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門に分かれ、正賞として楯、副賞として200万円を贈呈します。毎年、前年1月以降に出版された著作物を対象に選考し、広く社会と文化を考える、独創的で優れた研究、評論活動をされた方を顕彰しています。1979年の本賞創設以来、受賞者の数は今年度を含め307名にのぼります。

<本年度の受賞者および対象作品>
〔政治・経済部門〕
  大西 裕(おおにし ゆたか)(神戸大学大学院法学研究科教授)
   『先進国・韓国の憂鬱 ―― 少子高齢化、経済格差、グローバル化』(中央公論新社)

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  中澤 渉(なかざわ わたる)(大阪大学大学院人間科学研究科准教授)
   『なぜ日本の公教育費は少ないのか ―― 教育の公的役割を問いなおす』(勁草書房)

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〔芸術・文学部門〕
  互 盛央(たがい もりお)(出版社勤務)
   『言語起源論の系譜』(講談社)

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  長門 洋平(ながと ようへい)(国際日本文化研究センター機関研究員)
   『映画音響論 ―― 溝口健二映画を聴く』(みすず書房)

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〔社会・風俗部門〕
  小川 和也(おがわ かずなり)(中京大学文学部歴史文化学科教授)
   『儒学殺人事件 ―― 堀田正俊と徳川綱吉』(講談社)

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  通崎 睦美(つうざき むつみ)(木琴/マリンバ奏者)
   『木琴デイズ ―― 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」』(講談社)

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〔思想・歴史部門〕
  福嶋 亮大(ふくしま りょうた)(京都造形芸術大学非常勤講師、日本学術振興会特別研究員)
   『復興文化論 ―― 日本的創造の系譜』(青土社)

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  本田 晃子(ほんだ あきこ)(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター共同研究員)
   『天体建築論 ―― レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』(東京大学出版会)

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−敬称略−

<本年度の選考経過>

 2013年1月以降に出版された日本語の著作を対象に「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門において各選考委員より優れた作品が推薦され、2回にわたる選考委員会での審議を経て、受賞者および作品が決定されました。
 選考に際しては、個性豊かで将来が期待される新進の評論家、研究者であること、本人の思想、主張が明確な作品であることに主眼が置かれています。また、代表候補作品だけでなく、これまでの一連の著作活動の業績を総合して選考の対象としています。

<選考委員>

  政治・経済部門
  五百旗頭 真 (熊本県立大学理事長)
猪木 武徳 (青山学院大学特任教授)
大竹 文雄 (大阪大学理事・副学長)
北岡 伸一 (国際大学学長)
船橋 洋一 (日本再建イニシアティブ理事長)
  芸術・文学部門
  大笹 吉雄 (演劇評論家)
沼野 充義 (東京大学教授)
三浦 篤 (東京大学教授)
三浦 雅士 (文芸評論家)
渡辺 裕 (東京大学教授)
  社会・風俗部門
  奥本 大三郎 (埼玉大学名誉教授)
川本 三郎 (評論家)
玄田 有史 (東京大学教授)
佐伯 順子 (同志社大学教授)
袴田 茂樹 (新潟県立大学教授)
  思想・歴史部門
  岩井 克人 (国際基督教大学客員教授)
鹿島 茂 (明治大学教授)
田中 明彦 (国際協力機構理事長)
御厨 貴 (東京大学客員教授)
鷲田 清一 (大谷大学教授)

−敬称略−

<公益財団法人サントリー文化財団について>
 当財団はサントリーの創業80周年を記念して1979年に設立されました。以来、わが国の国際化、情報化の時代に応えて、社会と文化に関する学術研究の助成、これらの分野における優秀な人材の育成をめざし、わが国および世界の学術文化の発展に寄与することを目的に事業を進めて参りました。2010年5月に財団法人から公益財団法人に移行しました。
ホームページ  http://suntory.jp/foundation/



以上

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