ニュースリリース

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No.12175   (2014.9.19)

―地域文化に関する2冊の書籍刊行―
『「地元」の文化力 ―地域の未来のつくりかた』
『ふるさとをつくる ―アマチュア文化最前線』

―地域文化に関する2冊の書籍刊行―『「地元」の文化力 ―地域の未来のつくりかた』『ふるさとをつくる ―アマチュア文化最前線』 ―地域文化に関する2冊の書籍刊行―『「地元」の文化力 ―地域の未来のつくりかた』『ふるさとをつくる ―アマチュア文化最前線』

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 創立35年を迎える公益財団法人サントリー文化財団(理事長 鳥井信吾)が長年にわたり地域文化の顕彰と支援に取り組んできた集大成として、『「地元」の文化力 ―地域の未来のつくりかた』(苅谷剛彦・編著、河出書房新社)と『ふるさとをつくる ―アマチュア文化最前線』(小島多恵子・著、筑摩書房)が、下記の通り刊行されました。

 『「地元」の文化力 ―地域の未来のつくりかた』は、2011年から2年間にわたって開催された、当財団の調査研究事業「Uターンと地域文化研究会」(代表・苅谷剛彦)の成果をまとめたものです。日本全国へのアンケート調査を行うとともに、国内5箇所でのヒアリングを実施。研究メンバーである経済、社会、農政、文化人類学、芸術の専門家がそれぞれの視点から人の移動に焦点を当て、日本の地域を活写し、これからのこの国の形を展望するものです。
 『ふるさとをつくる ―アマチュア文化最前線』は、当財団で長年地域文化の支援と調査研究に携わってきた上席研究員が、全国200箇所以上を訪ねた経験をもとに、“一文の得にもならん”ことに一生懸命取り組む、アマチュアが支える地域文化の豊かさと活力、地域社会と文化の関わり方の変遷などを紹介しています。

 当財団では、財団設立の1979年以来、全国各地の優れた地域文化活動に「サントリー地域文化賞」を贈呈。全国的な視野で地域の文化活動を顕彰するものとしては、最も長い歴史をもつ賞のひとつであり、今年度の受賞を含めてこれまでに194件を顕彰し、受賞者は全都道府県にわたっています。また、受賞者の方々との交流を深める中で、地域文化の発展に関わる知見を求めてのシンポジウムや研究会の開催、地域文化に関する研究助成など地域文化支援の活動も行ってきました。
 この度刊行された2冊は、全国の地域文化賞受賞者とのネットワークを活かしたフィールドワークによって誕生したもので、地域と文化の真の魅力に触れた研究者たちによる応援歌ともなっています。

―   記   ―

◎『「地元」の文化力 ―地域の未来のつくりかた』

  ▼著者・編者 苅谷剛彦
▼発行 河出書房新社
▼体裁 B6判並製/232頁
▼発売期日 2014年9月10日(水)
▼定価 1,600円(税別)
▼目次
  まえがき  苅谷剛彦(オックスフォード大学教授)
第1章 それぞれの地元の唯一の解  吉川徹(大阪大学教授)
第2章 ほどほどの隣人、ほどほどの他人 −「Sターン」の時代に  玄田有史(東京大学教授)
第3章 地域文化2.0 −海外からのまなざし、海外とのつながり  渡辺靖(慶應義塾大学教授)
第4章 風の女神たち −度胸と愛嬌の女性リーダーたち  小島多恵子(サントリー文化財団上席研究員)
第5章 アートなプロジェクトたちの妄想力  熊倉純子(東京藝術大学教授)
第6章 アンチ東京化 −市場経済のなかの地域文化  神門善久(明治学院大学教授)
第7章 全国調査データでみる地域文化活動の「平均像」  狭間諒多朗(大阪大学大学院)・吉川徹
第8章 参加のパラドクスと地域社会のゆくえ  苅谷剛彦
  ▼「Uターンと地域文化研究会」(代表:苅谷剛彦)について
  サントリー文化財団の調査研究事業として、2011年8月から2年間にわたり、全国5箇所の地域文化活動に対するヒアリング調査と研究メンバーによる議論を行う。Uターン、Iターン、定住者など人の移動という切り口から、地域の文化活動を支え、そこに関わる人々の生き方に迫り、日本の地方の現在を考えることを目的としている。また、研究会に先立ち、全国の人口10万人以下の市町村に暮らす35歳から69歳の人々に対するヒアリング調査も実施している。

◎『ふるさとをつくる ―アマチュア文化最前線』

  ▼著者 小島多恵子
▼発行 筑摩書房
▼体裁 四六判並製/256頁
▼発売期日 2014年9月18日(木)
▼定価 1,900円(税別)
▼目次
  はじめに
第1章 地域文化の開拓者たち
 進化し続ける祭り −北海道札幌市「YOSAKOIソーラン祭り」
 小さな町の大きな挑戦 −北海道江差町「江差追分会」
 雪合戦で世界を目指す −北海道壮瞥町「昭和新山国際雪合戦」
第2章 アマチュア文化大国・日本
 日本型ボランティア −長野県飯田市「いいだ人形劇フェスタ」
 目指すは日本一のアマチュア −大阪府能勢町「能勢 浄瑠璃の里」
 感動体験こそ教育だ −沖縄県うるま市「現代版組踊『肝高の阿麻和利』」
第3章 ふるさとを継ぐ
 町並みから村並みへ −愛媛県内子町「岡田文淑さん」
 文化の力で復興を −福島県川俣町「コスキン・エン・ハポン」
 祭りが地域を守る −高知県仁淀川町「秋葉神社祭礼練り保存会」
  ▼著者略歴
  大阪大学文学部美学科卒業後、1983年にサントリー文化財団職員に。現在、同財団上席研究員。30年以上にわたり、サントリー地域文化賞、研究助成、研究会やシンポジウムの事務局を担当。仕事とプライベートの両面で、日本全国の地域文化活動を探訪し、調査。著書に『文化が地域をつくる』(共著、1993年、学陽書房)、『「地元」の文化力 ―地域の未来のつくりかた』(共著、2014年、河出書房新社)。

▽お問い合わせ先
 公益財団法人サントリー文化財団
  TEL 06−6342−6221  FAX 06−6342−6220



以上

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