ニュースリリース

このページを印刷

ニュースリリース

No.12153   (2014.9.1)

第24回「芥川作曲賞」
鈴木純明氏の作品
ラ・ロマネスカII―ペトルッチの遍歴〜管弦楽のための
に決定

第24回「芥川作曲賞」鈴木純明氏の作品 ラ・ロマネスカII―ペトルッチの遍歴〜管弦楽のための に決定

 第24回「芥川作曲賞」は、8月31日(日)午後3時から東京・サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、鈴木純明氏作曲の ラ・ロマネスカII―ペトルッチの遍歴〜管弦楽のための に決定しました。同氏には、賞状とあわせて賞金50万円が贈られました。
 芥川作曲賞は、戦後のわが国音楽界の発展に多大の貢献をされた故芥川也寸志氏の功績を記念して、サントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したものです。故人の深い音楽愛、明晰な音楽観と音楽の振興によせられた熱情を追慕して、わが国の新進作曲家のもっとも清新にして将来性に富む作品を対象に、演奏会形式により公開選考を行うという、作曲賞としてはわが国で初めてのユニークな試みとなっています。なお、この日、公開選考に先だって、第22回受賞者・新井健歩氏の受賞記念サントリー芸術財団委嘱作品 TACTUS(タクトゥス) の世界初演が行われました。

▽第24回芥川作曲賞
 鈴木純明(すずき・じゅんめい)

<贈賞理由>
 ヨーロッパの伝統との距離感のバランスと共に、すぐれた構築性と密度が瞬間瞬間の繊細な響きの魅力と結びつき、豊かな音楽が生み出されていた点が高く評価された。

<略歴>
1970年東京生まれ。東京藝術大学大学院修了。文化庁在外派遣研修員としてパリ国立高等音楽院で学ぶ。IRCAM作曲研究課程修了。日本音楽コンクール、日本交響楽振興財団作曲賞、ガウデアムス国際音楽週間、ブールジュ国際電子音楽コンクール等に入選。これまでにザグレブ音楽ビエンナーレ、モンテカルロ春の芸術祭、ミュージック・フロム・ジャパン等で作品が初演されている。現在、東京藝術大学准教授、桐朋学園大学、同大学院大学各講師。

第24回芥川作曲賞 選考経過

1. 2014年4月1日(火)午後1時より東京都港区、ANAインターコンチネンタルホテル東京において第1次選考会を開催。2013年1月1日より2013年12月31日の間に国内外で初演された日本人作曲家の管弦楽作品を対象に選考し、芥川作曲賞にふさわしい清新にして豊かな将来性を秘めた以下3作品を「第24回芥川作曲賞」の候補に選定した。選考委員は、小鍛冶邦隆、福士則夫、望月 京(みさと)の3氏。(50音順)
 
◆稲森安太己 作曲 アナタラブル〜管弦楽のためのプレリュードとフーガの亡霊
  初演:2013年3月16日 ケルン音楽大学大ホール
      西ドイツ放送(WDR)・現代の音楽「オルケスター・ヴェルクシュタット」
 
◆大西義明 作曲 トラムスパースI―大アンサンブルのための
  初演:2013年9月2日 オランダ・ユトレヒト市ヘールテ教会
      ガウデアムス音楽週間 オープニング・コンサート
 
◆鈴木純明(じゅんめい) 作曲 ラ・ロマネスカII―ペトルッチの遍歴〜管弦楽のための
  初演:2013年6月7日 東京藝術大学奏楽堂
      藝大21 創造の杜2013「藝大現代音楽の夕べ」

(50音順)

2. 2014年8月31日(日)、午後3時よりサントリーホールにおいて上記3曲を公開演奏(指揮=杉山洋一、管弦楽=新日本フィルハーモニー交響楽団)。
演奏終了後、ステージにおいて小鍛冶邦隆、福士則夫、望月 京 3選考委員による公開討議(司会=岡部真一郎氏)を行った結果、「第24回芥川作曲賞」受賞曲に鈴木純明氏の作曲による ラ・ロマネスカII―ペトルッチの遍歴〜管弦楽のための が選定された。
3. 公開選考終了後、直ちに同ステージにおいて贈賞式が行われ、サントリー芸術財団専務理事 勝田哲司より賞状、賞金(50万円)が授与された。
なお、鈴木純明氏にはサントリー芸術財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後に同財団主催のコンサートで初演される。(委嘱料100万円)


以上

ニュースリリーストップページへ

このページを印刷