サントリーグルメガイド全国版

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2007年8月15日掲載

巧みなスパイス使いはインド出身のシェフならでは 「ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店」

「ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店」写真

「PAIR DINNER」では自慢のタンドリーチキンや3種類のカレーなどが揃う。デザートまでセットなので満足度大。
北インド料理ならではの“炭火焼料理”を味わう
 三宮からさらに西に位置する垂水は、本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋がある場所(舞子)から程近い。その明石海峡大橋の近くにある「ゲイロード」では本格的なインド料理を気軽に楽しむことができる。
 「インドでは北部と南部で食べられている料理が違うんですよ」と話すのは店長のパラニさん。「うちではインドの北部の料理を中心に出しています。北部の料理で代表的なものはタンドリーチキンに代表される炭火焼料理なんです」とのこと。さらに、「インド料理でつきものの焼きたてのナンも、元は北インドが発祥と言われているんです」。
 自慢の「タンドリーチキン」は手間暇のかかった一品で、創業以来の人気料理なのだそう。チリやパプリカ、ガラムマサラをはじめとする10種類ほどのスパイスと、ヨーグルトなどを混ぜた自家製の漬けダレに骨付きもも肉を8〜10時間じっくりと漬け込んだものを“タンドール”で焼き上げる。“タンドール”とはインド料理では欠かせない調理器具で、大きな釜のことである。この釜に熱く熱した炭を入れ、その熱でチキンなどを焼いていく。
 「タンドールではチキンの他にナンも焼きます。ほとんどのインド料理店に置いてあるので一度は見たことがあるんじゃないでしょうか」とパラニさんは話す。炭火で焼いた「タンドリーチキン」は程よくスパイシーでとても柔らかく、しかもジューシー。「この味のファンで、何年も通ってくれる人もいるんです」と評判の品なのである。
 同じく炭火焼料理で人気なのが「シークカバブ」だ。マトンのミンチ肉に玉ネギやスパイスを加えて、棒状に成型して焼いたもの。ブレンドされたスパイスで、マトン特有のクセがなくなり、食べやすい。「料理によってスパイスを使い分けています。それぞれの食材の特徴に合った配合は店のオリジナルです」。
インド料理はお得なコースで・・・
 インド料理では欠かせないカレーは種類が豊富で、どれを食べようか迷ってしまう。中でもオススメなのが「チキンカレー」。玉ネギをじっくり炒めて甘みを引きだすことから始まるカレー作りは時間をかけて丁寧に行われる。「日本人の好みに合うようにスパイスの配合を考えています。チキンも柔らかく煮込んでいるので、とても食べやすいですよ。焼きたてのナンと一緒に食べてください」とパラニさん。カレーはチキン、マトン、野菜、シーフードの4種類がベースになっているのだそう。「これらのカレーをベースにトッピングを変えたり、スパイスの調合を微妙に変えたりしてバリエーションを広げています」。勿論、ベースとなる4種類のカレーのスパイスの配合もそれぞれに異なるそうなのだが、「スパイスは沢山入れたからいいというものではありません。インドではスパイスは薬としての役割も果たしています。なので、それぞれの効能と香りを活かしながら使い分けることが大切なんです」とパラニさんは話す。
 カレーとセットでオーダーして欲しいのがナン。「ゲイロード」ではこのナンにもたくさんの種類がある。「プレーンタイプが定番ですが、チーズナンやガーリック風味のものなど7種類もあります。カレーに合わせて好みのナンを選んでください」。
 カレーやナンなどを単品でオーダーするのもいいのだが、パラニさんのオススメはコース料理。特に「PAIR DINNER」はイチ押しとのこと。「タンドリーチキンやカレーなどインド料理を代表するものを中心に構成した内容で、品数も多いので、お腹いっぱい食べられると思いますよ」。サラダや自家製スープ、サモサに始まり、自慢のタンドリーチキンを含む炭火焼料理3種類、「ゲイロード」の数あるカレーメニューの中でも人気の高いチキン、シーフード、野菜の3種類のカレーと2種類の焼きたてのナン、香り高いサフランライス、さらにデザートとドリンクがセットになった充実の内容のコースである。「コースを注文する人がほとんどです。単品をいくつか頼むよりも、コースで頼んだほうがお得なことを知っている人が多いみたいですね」とはパラニさん。

「ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店」写真

炭火焼料理の盛り合わせはタンドリーチキンやシークカバブなどスパイシーなものばかり。「PAIR DINNER」の一部。

「ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店」写真

数あるカレーの中でも特に人気のあるチキンカレー、シーフードカレー、野菜カレーを「PAIR DINNER」なら一度に味わうことができる。

「ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店」写真

前菜としてよく食べられる「サモサ」はジャガイモや野菜がたっぷり入っている。

「ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店」写真

料理などに使用しているスパイスの一例。数十種類のスパイスを使い分けている。

「ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店」写真

明石海峡大橋を望むことができる店内は開放的な空間。

「ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店」写真

「ゲイロード」はポルトバザール内の2階に店を構えている。

明石海峡大橋を眺めながらゆったりと

 「ゲイロード」はポルトバザールというアウトレット施設の中に入っているので、土日ともなれば買い物を楽しむ家族連れやカップルなどで賑わう。店内には大きな窓があり、広い店内のどこに座っても、ほとんどの席から、明石海峡大橋を臨めるという景色の良さも人気のひとつである。
 インド料理を堪能した後、帰る際に店の出入り口付近に置いてあるモノに注目して欲しい。現地では料理を食べた後に、口中をさっぱりとさせるために、ウイキョウをひとさじ食べるのが習慣だそうで、そのサービスを「ゲイロード」でも行っているのである。可愛らしいトレーには乾燥させたウイキョウ、砂糖でコーティングされたウイキョウ、氷砂糖が置いてある。「スパイスは体にいいですが、臭いが気になる人は帰り際にこれをひとさじ食べることをオススメします。口中がスッキリとするだけではなく、消化を助ける作用もあるんです」。薬としての効用もあるというスパイスをふんだんに使ったインド料理の数々。夏真っ盛りの今日この頃、元気の素になりそうなインド料理を食べて快適に夏を過ごしたいものである。
ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店
ゲイロード インディアンレストラン ポルトバザール店 地図

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お店情報

神戸市垂水区海岸通12-2 マリンピア神戸 ポルトバザール2F
[TEL]078-708-4359
[営業時間]11:00〜21:00(LO)
[休み]マリンピア神戸 ポルトバザールに順ずる

メニュー

タンドリーチキン 550円
シークカバブ 1200円
チキンカレー 1200円
ナン 300円
PAIR DINNER 5200円(2名分)

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