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2007年8月8日掲載

人気のベトナム料理店は本場の味を気軽に楽しめる
 「ベトナムカフェレストラン アンゴン」

「ベトナムカフェレストラン アンゴン」写真

「アンゴンのブンチャー」は看板メニューのひとつ。ジューシーな自家製つくねとピリ辛タレは食欲をそそる。
意外?!とあっさりな“ベトナム料理”
 まだ関西でベトナム料理の馴染みがなかった頃から店を開き、今もなお、女性やサラリーマンを中心に高い人気を誇るのが「ベトナムカフェレストラン アンゴン」である。
 まずベトナム料理の特徴を店長の山崎さんに教えてもらった。「ベトナムは海が近いので、魚介を使った料理や鶏肉を使った料理が多いんです。それに、日本でもすっかりお馴染のコリアンダーや、ディルといった香草を多用するのも特徴のひとつですね。他のアジアの地域に比べると辛い料理は少ないので、さっぱりと食べられる料理が多いんじゃないでしょうか。それに、ベトナムでは多くの麺が食べられていて、料理や地域によって様々な麺料理があるんです」。
 「アンゴン」ではなるべく現地の食材や調味料を使って、現地そのままの味を提供することを心がけているのだそう。「ベトナムをこよなく愛する日本人の料理長を中心に、現地から呼び寄せたベトナム人シェフが料理を作っているんです」と山崎さん。
 ベトナム料理と聞いて真っ先に思いつくのが生春巻きではないだろうか。「アンゴン」でも生春巻きは一番の人気メニューで、よく食べられている。「ベトナム生春巻き(ゴイクン)」はプリッとした海老や豚肉、大根や人参の酢漬け、ビーフンが入っているのでさっぱりとした味わい。また、ピーナッツや大葉も入っているので風味も豊かである。
「ゴイクンは2種類のタレで食べてもらいます。ひとつは豚レバー入りの味噌ダレです。濃厚な味わいはさっぱりとしたゴイクンと相性抜群なんです。そしてもうひとつはヌクマムベースのピリ辛タレです。ヌクマムとはベトナムでよく使われる調味料で、日本の魚醤みたいなものです。独得の風味はクセになりますよ」とのこと。
名物料理の数々を味わう
 生春巻きもさることながら、‘98年の開店以来「アンゴンの4大メニュー」として名物料理になっているものがある。そのひとつが「アンゴンのブンチャー」。ベトナム版のぶっかけ麺のようなもので、ヌクマム入りのピリ辛タレには大きめのつくねが入っている。このつくねは勿論、自家製。鹿児島産豚バラ肉100%で作っているのでジューシーで旨みが詰まっている。小皿に取り分けたビーフンの上に、好みで生野菜やベトナム揚げ春巻き、レモンや香草を載せ、つくね入りのピリ辛タレをかける。「美味しく食べるポイントはよくかき混ぜて食べることです。さらに薬味として香ばしく炒ったナッツやフライドオニオンをトッピングすると風味が豊かになるんですよ。ビーフンを少量ずつ取って食べるスタイルなので、麺をいつでも新鮮なまま食べてもらうことができるんです」と山崎さんは話す。ビーフンとピリ辛タレはお代わり自由なのが嬉しいサービスでもある。
 「アンゴンの天秤ゴイセン」も4大メニューのひとつ。現地から取り寄せているという蓮の茎の酢漬けを使ったサラダである。茹でたレンコンのようなシャキシャキとした歯ざわりが特徴で、さっぱりとした味わいが人気。海老や豚肉も入っているのでボリュームもあり、甘酸っぱい爽やかなドレッシングが夏にはピッタリの一品だ。また、ベトナムでよく使われている天秤を器に見立てたユニークな盛り付け。天秤の片方にはサラダが、もう片方には海老せんべい、白ゴマせんべい、黒ゴマせんべいが盛られている。これらのせんべいの食べ方は様々で、サラダをせんべいの上に載せて食べてもよし、崩してサラダの上にかけて食べるもよし、勿論そのまま食べてもいい。

「ベトナムカフェレストラン アンゴン」写真

ベトナム料理の代名詞ともいえる「ベトナム生春巻き(ゴイクン)」。2種類のタレが用意されているのでお好みでどうぞ。

「ベトナムカフェレストラン アンゴン」写真

天秤の盛られた「アンゴンの天秤ゴイセン」。さっぱりとしたドレッシングとシャキシャキとした蓮の茎は夏らしい爽やかな一品。

「ベトナムカフェレストラン アンゴン」写真

マイルドな辛さの「骨付きチキンココナッツカレー バゲット付き」。バゲットをつけて食べるのがベトナムのスタイル。

「ベトナムカフェレストラン アンゴン」写真

ベトナムから取り寄せた調味料や食材なども販売している。

「ベトナムカフェレストラン アンゴン」写真

こだわりのインテリアがベトナムの雰囲気を醸し出す。

「ベトナムカフェレストラン アンゴン」写真

「アンゴン」は若者が溢れる街・南船場に店を構える。

大阪にいながらにして、ベトナムの旅行気分を味わえる

 「アンゴン」では暑い夏に備えて、数種類のカレーもラインナップされている。「骨付きチキンココナッツカレー バゲット付き」は柔らかく煮込んだ骨付きチキンとマイルドなココナッツミルクの風味が広がる一品。ご飯ではなく、バゲットで食べるのがベトナム流である。「ベトナムは一時、フランスの支配下だったので、その影響が今も食文化に根付いているんです」と山崎さん。
 さらに、ベトナムと言えばスイーツは欠かせない。夏限定の「チェータップカム」は暑い日には一度は食べたいもの。大きなグラスにたっぷりのクラッシュアイス、カラータピオカや蓮の実、小豆などが入ったボリューム満点の一品である。また、一年を通して人気なのが「バインフラン」。濃厚な味わいが特徴のベトナム産のコンデンスミルクと卵のみで作られたプリンで、やわらかい食感と濃密な甘さが女性には特に人気である。
 店内は、ベトナムから取り寄せたというインテリアがセンスよく配されている。「開店当時から使っているものばかりなので、愛着はありますよ。ベトナムの家具は木や竹で作られているものが多く、手入れをきちんとしないと、壊れてしまうものが多いんです。でも、丁寧に扱えばそれぞれに風合いがでて、違った表情を見せるんです。スタッフが愛情を持って接してくれているおかげだと思っています」と山崎さんは話す。
 料理は勿論のこと、インテリアにまでベトナムにこだわって作られた「アンゴン」でベトナムへの小旅行気分を味わってみるのもいいのでは・・・。
ベトナムカフェレストラン アンゴン
ベトナムカフェレストラン アンゴン 地図

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お店情報

大阪市中央区南船場4-11-24・2F
[TEL]06-6282-4567
[営業時間]12:00〜23:00(LO22:00)
[休み]無休

メニュー

ベトナム生春巻き(ゴイクン) 1本330円
アンゴンのブンチャー 1000円
アンゴンの天秤ゴイセン 900円
骨付きチキンココナッツカレー バゲット付き 880円
チェータップカム 600円
バインフラン 350円

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