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2007年8月15日掲載

好みに応じてカスタマイズ バンコクのシェフの味を堪能「バンコクキッチン銀座コリドー街店」

「バンコクキッチン銀座コリドー街店」写真

「カーオ オブ サバロット(パイナップルのタイ香り米炒飯)」(1160円)。タイの色鮮やかなドリンクと合わせて。
銀座コリドー街に登場したタイ料理レストラン
 銀座コリドー街(コリドー通り)とは、銀座のもっとも西側に位置する、JR新橋と有楽町に挟まれた線路と高速道路沿いの小さな通りの名前である。“コリドー”とは回廊(Corridor)を意味するフランス語で、パリの小粋な通りをイメージして名付けられたのだろうか。20〜30年前は画廊や和装小物店なども多く大人の文化が薫る通りだったと言われる。
 現在は通りの両脇はほとんどを飲食店が占めるが、年季の入ったバーなども健在で、夜は雰囲気のある通りとなる。そんな銀座らしさの残るコリドー街に2年前に登場したのがタイ料理レストラン『バンコクキッチン』だ。
 東京にはタイ料理の店が多く、特に銀座周辺は集中していて競合店も多い。どの店もいかに独自の色を出すか工夫している中、この店は“バンコク”をテーマに特徴を出している。バンコクとはタイの首都、つまりタイでは最も都会に当たる。そんな都会を意識した内装は、斬新かつオリエンタルなデザイン。
 店内は清潔感のある白を基調に、こげ茶色の家具がアクセント。約80名収容できる広さを仕切るのは透明の壁で、この壁にはビーズが埋め込まれている。これがまるで雨粒のようで、タイのスコールの清涼感を思わせる。店の入口近くにある透明なカウンターも雰囲気たっぷり。この中にタイのオーキット(蘭の種類)の造花が埋め込まれ、華やかさを演出している。
 さらに、料理もバンコク仕立てだという。一体バンコクの味とはどういう特徴があるのだろう?「都会であるバンコクにはタイ各地方の料理全般が揃います。同じ名前の料理でもバンコクで作られるとバンコク流にアレンジされ、洗練された料理になるのです。つまり、言うなれば日本の東京料理という感じでしょうか」とマネージャーの小島照さんが分かりやすく説明してくれた。
香りが食欲をそそる。見た目もオシャレな料理の数々
 タイ料理とはそもそも辛いイメージがあるが、それだけの料理ではないと小島さんは言う。「もともと中国の食文化とインドの香辛料などの影響を受けて発展した料理。甘い・辛い・酸っぱいといった味にハーブやスパイスの香りが加わった奥の深い味わいが特徴です」。
 この店で食べられる料理は各地域で発展していった郷土料理からバンコクの至るところにある屋台料理まで実に幅広い。常時70種類ほど用意されるメニューは日本人にも馴染みのあるものが多いが、出てくる料理はどれも色鮮やかで美しく盛り付けられ、野菜のカービングも見事。料理人は全てタイ人で、そのほとんどがバンコクのホテルシェフの経験を持つからだ。さすがホテルのシェフたちである。
 お馴染みのトム ヤム クンも海老なら何でも良いわけではないという。タイで獲れる頭の大きい川海老を使うことがポイントだとか。この海老のミソでなければトム ヤム クン本来の味が出ないそうだ。さらにレモングラス、粒唐辛子、パクチーなどのハーブやスパイスが風味を豊かにし、ライムの汁が爽やかな酸味を出している。スッパ辛い味はパンチが効いていて、日本の蒸し暑い夏にもピッタリ!
 パイナップルに詰めた具だくさん炒飯「カーオ オブ サバロット」は見た目もゴージャス。パインやレーズンのフルーツの自然な甘さとカレー風味のタイ米は相性良し。
 ご飯好きなら「カーオ クルッガピ」もオススメ。小海老を塩漬けにして醗酵させて作るタイ独特の調味料が炒飯の味のベース。これに細切りにした野菜や果物、豚肉の甘煮、玉子焼きなどの具が添えられ、これらの具とご飯と混ぜ合わせて最後にレモンを絞って食べる。コクと甘み、酸味が一体となって、たまらない美味しさだ。
 「クン シェー ナンプラ」はビールに合うと男性にも人気。ニンニク、唐辛子、ナンプラー、白醤油、ライム汁、パクチーなどスパイスやハーブがたっぷり入って刺激的だ。

「バンコクキッチン銀座コリドー街店」写真

タイ料理の代表選手「トム ヤム クン(大手長海老スープ)」(600円)。

「バンコクキッチン銀座コリドー街店」写真

野菜をまずという人はぜひ「クン シェー ナンプラ(エビの刺身風サラダ)」(850円)を。

「バンコクキッチン銀座コリドー街店」写真

「カーオ クルッガピ(タイ風五目炒飯)」は1050円なり

「バンコクキッチン銀座コリドー街店」写真

店内は都会的な雰囲気。

「バンコクキッチン銀座コリドー街店」写真

厨房では4人のタイの料理人たちが黙々と働いている。

「バンコクキッチン銀座コリドー街店」写真

笑顔がステキなホールスタッフ。タイ人が8割を占めるという。

「バンコクキッチン銀座コリドー街店」写真

ライトアップもシャープな印象の外観。

好みに応じてカスタマイズは自由自在。遠慮しないでオーダーを

 これだけ日本人の間でもポピュラーになったタイ料理だが、中にはパクチーが苦手、辛いのがダメという人も少なくない。そんな方々でもここではタイ料理が十分に楽しめると小島さんは言う。「タイの国柄なのでしょう、タイの料理人はお客様の好みに合わせてカスタマイズしてくれるんですよ。海老を豚肉にして欲しいとか、鶏肉を牛肉でとか、あるいはベジタリアン用にしてとか、気軽に注文してください」。
 極端な話、パクチーがダメ、唐辛子がダメ、ココナッツミルクもニンニクもダメというオーダーでも、それに応じた料理を作ってくれるのだとか。勿論、アレルギーに配慮した食材でというオーダーもOKだ。メニューは基本形であり、気軽にアレンジしてもらえるというのは嬉しいものだ。
 ここまで柔軟に応対してもらえるのだから、どんな人を連れていっても大丈夫だろう。一見、高級そうに見えるが値段はいたってリーズナブル。ランチは麺類なら630円で食べられる。また、ハーブやスパイスには刺激や香りだけでなく、薬効も注目されているという。バテ気味の方、元気になりたい方、この夏はバンコクキッチンで気軽に体力復活を図ろう。
バンコクキッチン銀座コリドー街店
バンコクキッチン銀座コリドー街店 地図

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お店情報

東京都中央区銀座8丁目2先 コリドー通
[TEL]03-5537-3886
[営業時間]月〜金:11〜15時、17時30分〜23時15分
土:11時30分〜15時30分、17時〜23時
日祝:11時30分〜15時30分、17時〜22時30分
[休み]なし

メニュー

カーオ ガイ パット パイカパオ(鶏肉・バジルと赤唐辛子炒、タイ香り米) 850円
ソム タム タイ(青パパイヤのサラダ) 850円
ポーピヤ ソッド(生春巻) 850円
トード マン プラー(タイ風さつま揚げ) 850円
ガイ ヤーン(焼き若鶏) 850円
パット ウンセン(海老と春雨炒め) 950円
カオ ソイ ガイ(カレーヌードル) 850円
ゲーン ペット ヌア+ライス(牛肉のレッドカレー) 1250円

ランチは麺類を中心に単品で630円が約15種類と、セットメニューは840円と895円の日替わりが2種類。

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※それぞれのお店のメニューや営業時間などの掲載情報については、予告なしに変更されることがありますので、念のためお店にご確認の上ご来店くださいますようお願い申し上げます。