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2007年8月8日掲載

夏の神楽坂巡りの強い味方。ヘルシー&スタミナ満点の韓国屋台料理「韓国屋台料理 醍醐 神楽坂」

「韓国屋台料理 醍醐 神楽坂」写真

お昼の一番人気、「辛つけ麺」(800円)。極太麺を特製つけダレとの相性はバツグン。「辛つけ麺」は夜メニューにも登場する。
「食」の充実度も高い神楽坂に位置する韓国屋台料理店
 江戸の粋が残ると外国人観光客にも人気の神楽坂エリア。メインストリートである神楽坂通りから路地裏に入れば江戸情緒たっぷりの家屋や店が軒を連らね、周辺には20もの坂が存在する、いわば坂の街である。
 また、この界隈は「食」が充実したエリアでもあり、高級料亭や会員制のバー、寿司や天ぷら、フレンチにイタリアン、トルコ料理にモロッコ料理、甘味や喫茶まで、新旧入り混じったありとあらゆるジャンルの飲食店が混在する。このエリアで店を続けていくには味は勿論、ここならではの個性を持つことが必要だ。
 そんな食の激戦区に今回紹介する韓国屋台料理店はある。「醍醐 神楽坂」は神楽坂通りを上りきったあたり、徳川家康によって創建されたという毘沙門天様の向かいに位置する。1階はカウンターを中心に、簡素な木製のテーブルに椅子が置かれただけのこぢんまりした屋台の雰囲気。
 地下は玉砂利が敷かれ、飛び石つたいに離れが2つ。靴を脱いで座敷に上がるスタイルだ。造りは韓国の古民家風で雰囲気もたっぷり。個室の広い方はさらに3つに仕切ることができ、カップルやグループ、家族連れなどでゆっくりと食事するのにピッタリ。地下室ごと貸し切りにすれば18名は優に入る。最近では女性客にも人気で、女性の占める割合が増えているという。
唐辛子の効いたつけ辛ダレは夏バテ防止にもひと役
 ランチメニューは現在4種(各800円)。定番の辛つけ麺2種に、夏に向けて冷麺とビビンバ(飯)も加わった。まず押さえておきたいのが辛つけ麺。数々の有名ラーメン店の麺もここで作られているという製麺所“浅草開化楼”で特注した極太麺を使用。通っぽく最初に数本、麺だけを食べてみるのもよい。ほんのりした甘みと玉子の味がして、想像以上に麺だけでも食べられる。この存在感のある麺に負けずとも劣らないパンチの効いた特製辛ダレは、もちろん醍醐自信作。
 「醍醐」は銀座を本店に、台場、王子、神楽坂の4店舗を展開し、神楽坂以外は焼肉店である。焼肉店ならではの利点を最大限利用し、新鮮な国産牛を使ったメニューのほかタレの隠し味にも使う。そのひとつが特製辛ダレである。これは台場店で一括して手作りするテグタンスープに、エビ・ネギ・ニンニクなどを加えた自家製油と韓国から直接仕入れた唐辛子を使って特製辛ダレに仕上げている。
 海苔と唐辛子、ネギがトッピングされたこのタレ、見た目は脂が浮いた真っ赤な汁。いかにも辛そうだが、いたずらに辛いわけではなく、ひと手間もふた手間もかけた分、コクと深みのある味わい豊かな辛さとでもいえばよいだろうか。辛さが苦手でなければ十分凌げる辛さであり、爽快な後味が残る。ちなみに魚辛つけ麺はタレにカツオだしを加え、カツオ粉をトッピングしたものである。
 この特製辛ダレに麺をつけて口に運ぶ。麺の弾力ある歯応えによくタレが絡み、1人前200gというボリュームなのに飽きることなく箸が進む。女性でもいつのまにか完食してしまうほどだ。
 好みでプラス味玉、ネギ、辛さ増しや、大盛りを注文するのもありだが、ごはん追加もオススメだ。ここのご飯は鉄釜で炊くため、ふっくらして甘みのあるご飯が味わえる。これで食いしん坊バンザイだ。 

「韓国屋台料理 醍醐 神楽坂」写真

「海鮮チヂミ」(880円)。焼きたての熱々を酢じょう油ベースのタレでサッパリと。

「韓国屋台料理 醍醐 神楽坂」写真

「極ユッケ(タレ・塩)」(880円)。肉質の良さがストレートに分かる。

「韓国屋台料理 醍醐 神楽坂」写真

「彩色健美コース」(3800円)は鉄板料理や小皿料理が全15種類。野菜たっぷりヘルシーで女性にオススメ。

「韓国屋台料理 醍醐 神楽坂」写真

真ん中が店長の中本洋介さん、右が料理長の王さん、そして左が韓国出身の鶴谷さん。

「韓国屋台料理 醍醐 神楽坂」写真

1階は、ぜひ屋台感覚で気軽に立ち寄りたい。

「韓国屋台料理 醍醐 神楽坂」写真

1階とはガラリと雰囲気が異なる地下スペース。靴を脱いでゆっくりとどうぞ。

「韓国屋台料理 醍醐 神楽坂」写真

神楽坂通り沿い、少し入り組んでいるので見逃さぬよう注意を。
夜の屋台料理 夜はお酒と小皿料理でつまみからコースまで目的に合わせて
 前述したように母体が焼肉店ということで、メニューにはユッケやセンマイ刺しなど鮮度を問われるものもある。なかでも「極ユッケ」は韓国風タルタルステーキといったところか。脂や筋のない柔らかい部位を使った牛肉はなま物が苦手な人や夏痩せする人にこそトライしてほしい。生臭さは一切ない。新鮮な卵黄を肉の濃厚なコクに、自家製タレのゴマの香ばしさとニンニクの香りが加わってスタミナ満点。
 韓国には昔から食べ物は薬になるという考え方がある。体調の悪いときは薬よりまずは食べ物で回復させ、体調を整えるようということだ。
 また、店長の中本洋介さんは「父の仕事の関係では子どもの頃から韓国へは何度か行ったことがあるんです。それで韓国に親しみを持つようになりました」と言う。その思いが高じてソウルに1年半ほど留学したとか。韓国の文化や食生活を目の当たりにしてきた中本さんはその経験を活かし、韓国に関わる仕事がしたいと現在に至る。
 「ここはタレをはじめ料理はほとんどが手作りです。唐辛子も何種類か使って、辛さに深みを出しています。手作りならではの味を楽しんでほしい」。
 人気の「海鮮チヂミ」や「屋台名物のトッポギ」、「牛すじの韓国煮」、「キムチ」などどれも自慢メニューだという。他にも、今後はメニューをはじめ、より韓国らしさが出せるような店作りを色々と提案をしていきたいと意気込みを語る。
「手始めに屋台風の1階で食べてみてください!」とは中本店長の弁。
 気に入ったら地下でワイワイと、時にはしっとりとコースや鍋を楽しむのもいい。
 さて、6月からは新メニューに韓国辛鍋が登場。2〜3人前(2800円)から用意できるので気軽に頼みたい。汗をかきながら夏バテ予防に鍋をいただくのも韓国にある食習慣。この夏こそ元気の出る韓国料理で健やかに過ごそう!
韓国屋台料理 醍醐 神楽坂(かんこくやたいりょうり だいご かぐらざか)
韓国屋台料理 醍醐 神楽坂地図

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お店情報

東京都新宿区神楽坂4丁目2-1 嶋田ビル1F・B1F
[TEL]03-3268-4129
[営業時間] 11:30〜15:00、17:00〜23:30(日&祝〜22:00)
[休み]なし(年末年始は休み)

メニュー

トッポギ 980円
新鮮センマイ刺 680円
名物ネギタン塩〜特製レモンソース〜 980円
特製豚キムチ炒め 980円
プルコギ炒め 980円
牛すじの韓国煮 580円
チヂミ 3種各880円
キムチ 480円
ナムル盛 630円
醍醐ビビン麺 1080円
石焼ビビンバ(スープ付) 1080円
ユッケビビンバ(スープ付) 1180円

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