前述したように母体が焼肉店ということで、メニューにはユッケやセンマイ刺しなど鮮度を問われるものもある。なかでも「極ユッケ」は韓国風タルタルステーキといったところか。脂や筋のない柔らかい部位を使った牛肉はなま物が苦手な人や夏痩せする人にこそトライしてほしい。生臭さは一切ない。新鮮な卵黄を肉の濃厚なコクに、自家製タレのゴマの香ばしさとニンニクの香りが加わってスタミナ満点。
韓国には昔から食べ物は薬になるという考え方がある。体調の悪いときは薬よりまずは食べ物で回復させ、体調を整えるようということだ。
また、店長の中本洋介さんは「父の仕事の関係では子どもの頃から韓国へは何度か行ったことがあるんです。それで韓国に親しみを持つようになりました」と言う。その思いが高じてソウルに1年半ほど留学したとか。韓国の文化や食生活を目の当たりにしてきた中本さんはその経験を活かし、韓国に関わる仕事がしたいと現在に至る。
「ここはタレをはじめ料理はほとんどが手作りです。唐辛子も何種類か使って、辛さに深みを出しています。手作りならではの味を楽しんでほしい」。
人気の「海鮮チヂミ」や「屋台名物のトッポギ」、「牛すじの韓国煮」、「キムチ」などどれも自慢メニューだという。他にも、今後はメニューをはじめ、より韓国らしさが出せるような店作りを色々と提案をしていきたいと意気込みを語る。 「手始めに屋台風の1階で食べてみてください!」とは中本店長の弁。
気に入ったら地下でワイワイと、時にはしっとりとコースや鍋を楽しむのもいい。
さて、6月からは新メニューに韓国辛鍋が登場。2〜3人前(2800円)から用意できるので気軽に頼みたい。汗をかきながら夏バテ予防に鍋をいただくのも韓国にある食習慣。この夏こそ元気の出る韓国料理で健やかに過ごそう!
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