2007年7月
|
|
ご馳走居酒屋 Pin 今回は、各線・目黒駅東口より徒歩1分の「ご馳走居酒屋 Pin」。「大人の為の使い勝手のよいダイニング」として誕生したお店。モダンな店内で、和と欧風の素材や技法が双方に行き交う創作料理を気負わずに楽しめます。本格的なバースペースがあり、モルトウイスキーやカクテル、ワイン、梅酒などフルラインアップのドリンクメニューを楽しめるのもお店の魅力のひとつです。 |
![]() |
![]() |
山崎アシスタントマネージャーのイチオシ 「絶妙な火加減、香り立つ美味しさのフォアグラ」 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
今回は、「お食事中心コース」にお店イチオシの「フォアグラ」料理とデザートを注文しました。先ずは「ザ・プレミアム・モルツ」と「スイカのソルティードッグ」で乾杯!絹のような泡と心地良いアロマの「ザ・プレミアム・モルツ」は、食中酒にもぴったり。夏期限定の「スイカのソルティードッグ」は、清涼感溢れる1杯です。グラスの縁できらきらと輝く塩は、言わずと知れたスイカの良きパートナー。 コース最初のアミューズは、「スモークビーフのエリンギ巻き」。変形スプーンにのせ、遊び心を演出。燻製の牛肉と歯ごたえの良いエリンギは、噛むほどにスモーキーな香りが広がります。もっと食べたい!と思わずにはいられない、食欲を促進させる味です。続いては、「野菜いろいろグリーンサラダ」。野菜が不足しがちな方に、たっぷり食べていただきたい一品です。有機野菜それぞれの歯ざわりを生かし、油を使わずに鰹だしを効かせた、上品な味付けです。 次に、「今日のお酒に合う料理3品」をおまかせで。気になる料理や苦手なものをスタッフさんと相談することもできます。大皿に三種の料理が彩りよく盛付けられて登場。「トマトと豆腐のカプレーゼ」は、滑らかな豆腐とソースの口あたりが心地良い料理です。ゴマソースの濃厚さがワインにも合います。「ローストビーフの味噌漬け」は、しっとりとした牛肉の食感に甘い西京味噌と、西洋わさびの清涼感が絶妙な組み合わせです。さらしねぎと一緒に味わえば、趣がひと味変わります。「漬けマグロのたたき ポートワインの香り」は、和欧のマリアージュ料理の代表とも言える一品。ポートワインと醤油でマグロを漬け、直火炙りで香ばしさを引き出しています。噛んだ途端にふんわりと口に広がる芳醇な香りがたまりません。 あたたかい一皿として「角切りガーリックトースト」が登場。一口サイズのバケットに、熱々のガーリックオイルをかけたおつまみ。アンチョビの塩気が後をひく美味しさです。スナック感覚でパクパクつまめる手軽さは、お酒のお供にぴったりです。 そしてお店オススメの「フォアグラの串焼き」を。なんと、隠し味にカシスリキュールを使用しています。炙ったフォアグラは、表面はカリッ、中はトロットロの美味しさ。濃厚なソースに、カシスが持つ酸味をほのかに感じます。フォアグラの下に敷かれたジャガイモは、フォアグラの旨みが染み込んだ、隠れた逸品。メイン料理は「厚切り!ホロホロタンシチュー」。じっくりと煮込んだ、大ぶりのタンは、口の中で解けていく柔らかさ。出汁で炊いた大根にもデミグラスソースと肉の味が染みこみ、和と洋の複雑な味のハーモニーが楽しめるなんともおいしいひと皿です。 シメには「あさりとシバ漬けの茶漬」でサッパリと。アサリの身とスープがカラダをじんわりとあたためてくれます。小ぶりの茶碗にシバ漬けの赤い色あいがかわいらしい一品です。最後に、季節限定の「冷たい桃のコンポート ベリーニ風」と「紅茶のパンナコッタ」のデザート。両者も程よい冷たさ、甘さ、舌触りでこれからの季節にぴったりです。食材同士の出会い、食と酒の出会い、そしてそれらを作り供する温かなスタッフさんとの出会いが織り成す素敵な時間。食べた後、優しい気持ちになれる一軒です。 |
![]() |
|