
水と肥料の管理には
特に気を使っています。
こいあじ」生産者インタビュー 宮崎徹三さんの本気

トマト栽培22年の私が受けた衝撃
トマト栽培22年・佐賀県川副の宮崎です。サントリー本気野菜「こいあじ」のトマト栽培は3年になります。きっかけは、3年前に「こいあじ」を最初に口にしたときに今までにない衝撃を受けたことです。
柑橘類のような香りと鋭い酸味、そしていくら食べても飽きないおいしさがあるんです。トマトが苦手な人でも、きっと美味しく食べてもらえると思います。
真っ赤になるまで完熟させて食べても良し、酸味が欲しい人は少し青い段階で食べてもまた違った美味しさを楽しめるトマトです。

あえて水を制限することで甘く
「こいあじ」は普通の大玉よりも実が小さいく、初年度から栽培するのに苦労しています。今も苗を自分で作るなど毎年改善を重ねているんですよ。中でも、水と肥料の管理にはとても気を遣っています。
水をなるべく与えずにあえてストレスをかけています。トマトの畝の間にある水に向かって、地中の根が伸びていくんです。これが甘さの秘密です。

佐賀で取れた麦わらを活用
また、湿度管理と肥料にも工夫を凝らしています。実はトマトの株元のマルチには麦わらを使用しているんです。麦わらは、湿度が高いときは水分を吸い、反対に湿度が低いときは水分を放出してくれる効果があります。佐賀は麦わらの名産地なので、お隣さんや親戚からいただいた麦わらを使っています。
マルチとして使い終わった麦わらは畑にすき込み耕すことを繰り返し、2年ぐらい経つと堆肥になります。自然に作られた堆肥ですからトマトにとって安全な肥料です。湿度も調整できて土づくりにもなるので一石二鳥です。

とにかく「味」にこだわり
収穫作業はものすごく時間がかかりますが、毎日朝から2人で作業しています。休みは1日もありません。夜は7時半ぐらいまで畑にいます、畑で夜ご飯を食べる時もあるんです。
それでも頑張れているのは、私がこの「こいあじ」の生産者として、とにかく味にこだわりたい、という気持ちを持ち続けているからです。食べてくれる人たちにおいしいトマトを届けるため、本気野菜だけに本気で取り組んでいます。


佐賀県佐賀市
宮崎徹三さん
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