サントリーのエコ活

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工場 環境に調和した「つくる」場を目指して

「つくる」工程では特に、さまざまな角度から環境負荷低減に取り組んでいます。
エネルギーや資源を大切に効率よく使い、環境への負担を減らす努力をしています。

環境配慮型の「サントリー天然水」新工場が誕生しました!
  • 省エネ
  • 自然エネルギー
  • 再資源化など

製造の工程で必要なエネルギーを可能な限り有効活用する、副産物・廃棄物をできるだけ排出しないなど、環境に与える負担を減らすためのさまざまな活動をしています。

環境に調和した生産活動

環境配慮型の「サントリー天然水」新工場が誕生!

2021年5月、長野県大町市にサントリー国内初の環境配慮型工場「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」が誕生しました。

年間販売数量1億ケース超のナチュラルミネラルウォーター「サントリー天然水」の第四の工場は、業界トップクラスの省資源・省エネルギーを追求し、循環型かつ脱炭素社会の実現に貢献します。

  • CO2排出量ゼロ※1

    再生可能エネルギー発電設備やバイオマス燃料を用いたボイラーの導入、再生可能エネルギー由来電力の調達などにより、サントリーグループで初めて“CO2排出量ゼロ工場”を実現しました。

  • 水の再利用・節水について

    「水と生きる」サントリーは、できる限り使う水を少なくする(Reduce)、繰り返し使う(Reuse)、処理をして再生利用する(Recycle)という「水の3R」を徹底し、2030年目標である「全世界のサントリーグループ自社工場での水使用を35%削減※2」の達成に向けて活動を強化しています。

  • 地域・自然との共生について

    長野県大町市において、同工場の水源涵養エリア約441haの森林を、「サントリー 天然水の森 北アルプス」として、水を育む森林の整備・保全を進めています。

  • ※1

    省エネ推進や再生可能エネルギーの導入、化石燃料由来CO2の排出をオフセットするクレジットの活用などにより、製造工程におけるCO2排出量を実質的にゼロとする工場

  • ※2

    2015年における事業領域を前提とした原単位での削減

再生可能 エネルギー活用 日本・米州・欧州で100%再生可能エネルギー化完了

サントリーグループでは、日本・米州・欧州の飲料・食品および酒類事業に関わるすべての自社生産研究拠点で購入する電力に、100%再生可能エネルギーを利用しています。これにより温室効果ガスの排出量を年間約23万t削減することに貢献しています。

  • 2021年の購入電力量実績に基づく

日本初!サントリーの工場が「水のサステナビリティ」に関する認証を取得

奥大山ブナの森工場では、工場で汲み上げる水以上の地下水を育むことができる面積の森を保全していくために、水源となる森計495haを「天然水の森 奥大山」とし、水源涵養活動を展開しています。今回の認証では、2017年に策定したサントリーグループの「水理念」に沿った、工場周辺流域の水収支の把握、科学的データに基づく水源涵養活動、工場での節水や水質管理の取り組み、流域内のステークホルダーとの連携や適切な情報公開が高く評価されました。

2019年には、サントリー九州熊本工場、2021年にはサントリー天然水 南アルプス白州工場もAWS認証を取得。 2023年には、九州熊本工場において認証レベルのなかで最高位である「Platinum」認証を取得しています。

  • AWSは、世界自然保護基金(WWF)やThe Nature Conservancy(TNC)などのNGOと企業が共同で設立した、水のサステナビリティをグローバルに推進するための機関です。AWS認証は、世界中の工場を対象とした持続可能な水利用に関する認証で、水の保全やスチュワードシップ(管理する責任)の推進を目的としています。

サントリー天然水 奥大山ブナの森工場

サントリー九州熊本工場

サントリー天然水 南アルプス白州工場

News 日本の水のサステナビリティ推進のリーダーシップを担う企業に就任

サントリーグループの水のサステナビリティの活動に共感したAWSより、日本における水管理の啓発やネットワーク構築などリーダーシップを担う企業への就任の要望があり、2021年にはAWSアジア・パシフィックと、2023年にはAWS国際事務局と連携協定を締結しました。
日本で初めてAWSのメンバーシップ企業となり、ステークホルダーの参画促進、共有可能なツールの開発や啓発などを推進、ウォーター・スチュワードシップの浸透に向けたステークホルダーとのネットワークづくりをリードしています。
サントリーはこれからも水のサステナビリティを追求していきます。

コジェネレーションシステムで省エネ 自家発電の熱回収で、エネルギー効率70~80%アップ。

生産活動では、コジェネレーション(熱電併給)システムを活用しています。これは、自家発電で生じた熱を回収し、ビールの仕込みやコーヒー、お茶の抽出時に熱源の一部として使用することで、エネルギー効率を70〜80%にまで高め、CO2の排出量を20〜30%削減できるシステムです。2021年5月末現在、国内ではサントリープロダクツ(株)榛名工場、サントリービール(株)<天然水のビール工場>群馬・利根川ブルワリー、京都ブルワリーの合計3工場で導入しています。

※ 現サントリー(株)

燃料転換で省エネ 重油から都市ガスや液化天然ガスなどCO2排出量の低い燃料へ。

ほとんどの工場では、重油から都市ガスやLNG(液化天然ガス)への転換を完了しました。これらのガスは、熱量あたりのCO2排出量が低く、また、硫黄分をほとんど含まないことが特徴です。

太陽光エネルギー 飲料業界最大規模※の太陽光発電パネルを設置。

サントリープロダクツ(株)天然水南アルプス白州工場では、飲料業界最大規模の発電能力約490kWの太陽光発電パネルを設置。工場で使用する電力の一部をまかない、電力会社からの電気購入に比べて温室効果ガス排出量を年間約205トン削減できています。

※ 2015年4月末現在、自家消費用として

雪氷熱 豪雪地帯ならではの「雪室」で、冷熱の一部をまかなっています。

サントリープロダクツ(株)
天然水奥大山ブナの森工場の雪室

雪氷熱の利用では、(株)岩の原葡萄園で、豪雪地域に立地する特徴を活かして、冬季の積雪を蓄える「雪室(ゆきむろ)」を1898年には設置し自然エネルギーをワインづくりに活用していました。その伝統を受け継ぎ、2005年に「雪室」を再建、ワイン樽貯蔵庫の冷房に活用しています。
また、同じくサントリープロダクツ(株)天然水奥大山ブナの森工場でも、「雪室」を導入して春季の冷熱負荷の一部をまかなっています。

地下水の冷熱 地下水の冷熱、ボイラーなどの熱回収、冷温熱を有効活用。

サントリープロダクツ(株)天然水南アルプス白州工場では、年間を通してほぼ一定の温度(低温)に保たれる地下水の冷熱エネルギーを、生産設備の冷却などに有効活用しています。また、低温の地下水をペットボトルに詰める際の結露を防ぐため、エアコンプレッサーやボイラーで発生した熱を効率的に回収して地下水を温めるなど、冷温熱を有効に活用しています。

バイオマスエネルギー ウイスキー製造時の蒸溜残液やコーン粕を蒸溜の熱源として再利用。

サントリー知多蒸溜所株式会社では、1997年からグレーンウイスキー製造時に発生する蒸溜残液とコーン粕を燃料にして蒸気を発生させ、蒸溜の熱源として使用しています。バイオマス資源の活用によって、LNG(液化天然ガス)の使用量を削減することで、CO2を約6,000トン削減できます。これはサントリー知多蒸溜所株式会社で使用する燃料の40%に相当します。

ゼロエミッション 副産物・廃棄物の排出量削減と100%再資源化。

サントリーグループでは、循環型社会の構築に寄与するため、副産物・廃棄物の排出量削減と100%再資源化に取り組んでいます。2022年は、国内工場から発生した副産物・廃棄物は合計229,728トンとなり、前年より総量で5.1%、原単位で3.1%増加しました。再資源化率は100%を維持しています。

副産物・廃棄物の排出量

副産物・廃棄物の排出量の内訳

  • 国内生産27工場(~2021年は26工場)が対象

コラム 副産物・廃棄物の再利用の流れ

コーヒー・緑茶・ウーロン茶・ウイスキー・ビールなどを生産する工程で発生する副産物や廃棄物が、どのようなものに再利用されているか紹介します。

汚染防止・化学物質管理 あらゆる異常・緊急事態を想定してリスク評価し、対応策を用意する。

サントリーグループが取り扱う商品は農産物や水を主原料とする商品が多く、ほかの産業と比較すると、原料由来の環境汚染リスクは小さいと考えられます。しかし生産工程では、ボイラーの燃焼による排ガスの発生や、機器の洗浄・殺菌用に薬品も使用しており、周辺環境を汚染する恐れがないとはいえません。そのため、あらゆる異常・緊急事態を想定し、発生するリスクを評価して対応策を講じています。

ものづくりに携わる一人ひとりが、地球のエネルギーを想う。地球温暖化を防止する方法が、さまざまな角度から見えてくる。