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癒しの水 水には様々なリラックスの効果があります。水の音を聞いたり、水のある風景を見てリラックスしたり、温泉などに入って心身ともに癒されることも、多くの人が経験のあることでしょう。また世界各地に「リラックス効果のある水」として名高い温泉があります。ここでは水の「リラックス」効果はどのようなものなのかを見てみましょう。

海外の「癒しの水」利用法(温泉療法)

「入浴」を主体とした温泉療法は日本特有のもので、ヨーロッパなどの温泉療法は、日本とは違い、主として飲泉、吸入、水中運動という形が多くみられます。入浴をするときには日本のように肩まで湯に浸かったりせず、部分浴、足浴、歩行、水泳などが一般的で、温泉施設に併設されているクリニックや温泉施設を持つサナトリウムなどで診断を受け、それに基づいたメニューを組んで温泉療法がおこなわれます。
こうした温泉保養地では散歩による森林浴や、プールでの水中歩行、屋外で行われるスポーツ、温泉水の吸入、飲泉など、気候、森林、湖沼などの天然環境を広く療養に利用します。そのため温泉療法というより現代では温泉地療養と呼ばれています。

世界の「癒しの水」(温泉保養地)

古代ローマ人は紀元前から温泉を治療や精神的な癒しの場として利用していました。ローマ帝国の拡大とともにその習慣がヨーロッパに広がっていったと言われています。このように世界各地には歴史のある温泉保養地が少なくなく、昔から人々が心身ともに「癒しの水」を求め、生活に取り入れてきたことがわかるでしょう。世界の代表的な温泉保養地をいくつか紹介します。

1)バーデンバーデン(ドイツ)

フランクフルトから特急列車で1時間30分。黒い森(シュワルツワルド)北部に国際温泉保養地として長い歴史と文化、伝統を持つバーデンバーデンがあります。
社交、保養、治療の3つの施設がともに充実したヨーロッパ随一の格式を誇る保養地であり、長期滞在客を飽きさせないためコンサート、カジノ、テニス、乗馬、サイクリング、高級ブティック街など、心身ともにリラックスのためのプログラムが用意されている贅沢な温泉地です。
源泉はミネラル分、イオン化された塩分を多くふくみ、浴場施設は大きく2つの建物に分かれています。その1つ「フリードリッヒ浴場」はサウナ、マッサージ、蒸気浴、温泉浴、ジェット浴、休息室などの部屋で構成されており、プログラムの順に約2時間かけてゆっくりと体験できます。もう1つの、後から造られた「カラカラ・テルメ」には屋内外に様々なプールやジャグジーなどがあり、サウナが併設されていて治療施設も併設されています。

2)テルマール(ハンガリー)

ドナウ川の中の島であるマルギット島のテルマール温泉は、6ヘクタールの敷地の中に、レジャー用の波浪温泉プールがあります。治療・療養が主体の温泉施設が多いヨーロッパの中で、ここはスポーツ・レジャー感覚で温泉を楽しめる施設があり療養客向けには最新設備で温泉療法を受けられるホテルもあります。平均温泉水温度は35度。泉質は含硫黄、カルシウム・マグネシウムの炭酸水素塩泉です。

3)ソチ(ロシア)

黒海東海岸に約150キロメートルにわたり広がるロシアの代表的な大保養地で、スターリンをはじめ、歴代のソビエト連邦、ロシアの指導者たちの別荘があります。20世紀初めに最初のサナトリウム(=長期的な療養を必要とするための療養所)が建てられ、現在は約70のサナトリウムと約200か所の保養施設があります。気候は亜熱帯性で年間平均気温は15度、冬でも6度以上と温暖で、中心地にはリビエラ公園があり、樹木と花があふれる素晴らしい環境です。
主な温泉施設にマチェスタ温泉施設とアクチュールサナトリウムがあります。泉質は強い硫化泉であり付近はイオウの匂いが充満している。浴用、吸入、圧注浴等が行われ心臓疾患、代謝疾患、関節炎、皮膚病、婦人病に効果があります。

癒しの場所
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海の癒し効果(タラソテラピー)

タラソテラピー(海洋療法)とは、ギリシャ語の「タラサ」=「海」と、フランス語の「セラピー」=「療法」を語源とした造語で、1867年にフランス人医師、ボナルディエールによって名付けられました。海の環境の中で、気候療法と海水による水治療法を行い、海藻、海泥などを用いた泥浴や、運動、食事療法などをトータルで行う療養のひとつで、1960年にフランス医学アカデミーは「タラソテラピーとは海洋気候の中で、海水、海藻、海泥を用いて施す治療である」と定義しています。タラソテラピーというと、日本では海藻を用いたパック、といった印象が強いかもしれませんが、海水の特性を活用した水浴やマッサージ、水中運動などの療法、食事、リラックスを複合的に組み合わせ、最大限の効果を引き出すのが特徴です。
本来は治療やリハビリテーションが目的ですが、近年ではストレス解消や美容、生活習慣病の予防やダイエット、健康増進など、幅広い目的で親しまれています。

【参考文献】

  • ハンガリー政府観光局から
    (http://www.hungarytabi.jp/index2.htm)
  • 鈴木宏明/著 『水のはてなQ&A55』 桐書房)
  • NPO法人 健康と温泉フォーラム
    (http://www.onsen-forum.jp/co/file/kaigai-onsen/)

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