ウイスキーづくりに使われる蒸溜釜とはどのようなものですか?
ウイスキーづくりに使われる蒸溜釜とは、モルトウイスキーづくり使用している、ポットスチルと呼ばれる「単式蒸溜釜」です。
単式蒸溜釜はもろみを入れて加熱蒸発させる釜、蒸気を凝縮させる冷却器、及びこのふたつをつなぐパイプの3つの部分からなっています。形は独特のかぶと型。
製造工程では、もろみを2度蒸溜するため初溜釜と再溜釜の2つがあります。蒸溜釜の材質は、イオウ化合物をはじめ嫌な成分を取り除くことのできる銅製で、厚さは5~10mm。釜上部の空間(かぶとの形)には大きくわけてバルジ型、ストレート型、ランタン型がありますが、その形や大きさによってモルト原酒の香気成分は様々に変化します。
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