SMILECAFE

スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2014年9月26日

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『今更ながら・・新加入スタッフのご紹介』

こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
 
現在2週間のブレーク期間となっているトップリーグ。
ブレーク前の第5節vs神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦で、残念ながら今シーズン初黒星を喫してしまったサンゴリアスですが、過去の歴史を振り返ってみても、幾多の名勝負を繰り広げてきた好敵手との試合ということもあり、かなり白熱したゲームだったと思います。
 
その神戸製鋼戦の翌日は、ホンダヒートとの練習試合が行われたのですが、この試合のメンバーが見事にサンゴリアスラグビーを体現。
試合後、ノム(野村直矢副務)も「これがサンゴリアスのラグビーっすね!」とニコニコでした。
 
公式戦に出ているメンバーだけでなく、ノンメンバーのこうしたスピリッツが、チームの強化や何かが変わるために、とても大切だということは常々感じることなのですが、その選手たちを支えるスタッフの方々の存在もまた、とても大きな力です。
 
前置きが長くなりましたが(笑)、今回のスマイルカフェでは、今シーズンから新たにサンゴリアスのメンバーとなったスタッフの方々をご紹介したいと思います。
(スペースの都合上、全員はご紹介できないのですが・・)
 
 
1人目はストレングス&コンディショニング(S&C)コーチとして、主に選手のリハビリ担当をしている西原俊一(にしはら しゅんいち)S&Cコーチ。

サンゴリアスに入ってみてどうですか?と聞いてみると「楽しいです!」
と即答!
 
「(外からみていたサンゴリアスの印象は)選手がコーチや監督のことをリスペクトして、それを信じて一生懸命練習するというイメージがあったんですが、実際に入ってみてもその通りのチームだと感じますし、規律を守るという言葉が自然に出てきていますね。とてもやりやすいんですが、自分自身にとっても良いプレッシャーになります(笑)。」

「今は主にリハビリを見させてもらっているので、出来るだけ良い状態で、出来るだけ早く戻すことが理想ですが、けが人がでないような準備をしていきたいですね。」
 
ちなみに、西原さんのリハビリメニューを経験したことのある竹本隼太郎選手に聞いてみたところ、 「リハビリのメニューはすごくキツいですが、練習の追い込ませ方が上手」
とのことでした。
 
 
2人目は、S&Cコーチのアシスタントとして、実は昨年からサンゴリアスにはいたのですが、今年から晴れて(?)HPのメンバー紹介にも名を連ねた西村築(にしむら きずく)くん。

「去年は言われたことだけをやっていた感じですが、今年は自分から進んで選手にも発信できるよう意識してやっています。昨シーズンは負けてしまって、優勝を経験していないので、日本一のチームの一員になれるように、しっかり準備して日本一のS&Cコーチアシスタントになれるようにしないといけないと思います

グラウンドで練習している時は、常に何かを持って走っている印象なのですが、話を聞いた時そばにいたノムに聞いてみると
「タフだと思いますよ。朝早くから夜遅くまで黙々と仕事をしています。」
 
S&Cコーチの大先輩、若井正樹S&Cコーチは
「去年は一年間サントリーがどういうチームかを学びながら手伝っていた感じだったけど、今年は一人のS&Cコーチアシスタントとして、自分で何が必要かを考えて行動することを求められているので、彼なりにそういう行動はしていると思います。」
 
 
そして3人目は、通訳の吉水奈翁(よしみず なお)さん。前職はなんと、ニュージーランド初の日本人警察官!日本のテレビ番組に取材されたこともあるらしく、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

「ニュージーランドにいた時、日本にいる兄から、誰か通訳が出来る人を紹介してくれないか?という話をされたんですが、話を聞いているうちに僕がやりたくなってしまって(笑)。ラグビーは大好きですし、なかなかこんなチャンスはないし、これは食らいつくしかないなと思ってすぐ履歴書を作りました。」
 
6年間ほどオークランドで警察官の仕事に就いていたそうですが、当時一番印象に残ったことは
「クライストチャーチの大地震の時に、現地の日本人の被害者の方の窓口として行ったことですね。何も分からない状態で行ったのですが、日本人の被害者の家族の方が100人くらい、日本から来られていたので、現地警察とのパイプラインになって的確な情報をすぐ伝えたり、行方不明者の捜索、DNA鑑定などあらゆる仕事をしました。印象的と言うか、かなりショッキングな仕事でした。」

「いま本当に楽しいですし、2冠を獲るために少しでも力になれるよう、いいコミュニケーションをとって頑張っていきたいと思います。」
 
 
最後は、小川秀治(おがわ しゅうじ)アスレティックトレーナー。
田代智史ヘッドトレーナーとは学生時代の同級生だそう。

同級生ならではのやりやすさ、やりにくさがあるのかを聞いてみると
「どうですかねぇ・・タッシー(田代トレーナー)は気を遣ってくれていると思います。タッシーのために頑張ります(笑)。」

「これまで試合前のマッサージや、タッシーがチームに帯同出来ない時などに手伝いに来ていたことはありました。ラグビーチームのフルタイムサポートは初めてなんですが、治療した効果が翌日見られたりとか、いろいろ勉強になります。実はタッシーとは学生時代に、そこまで仲良かった訳じゃないんですけどね(笑)。」
 
タッシーは
「(同級生)いいですね。直弥さん(大久保直弥監督)やキヨさん(田中澄憲チームディレクター)、敬介さん(沢木敬介元コーチ)たちも同級生でしたよね。同世代で何かやっていく良さってあると思います。メディカルだとどうしても厳しい試合の後とかシビアな現場になったりするんですが、たまに息抜きで食事などに行くのが結構楽しいです(笑)。」
 
そばで話を聞いていた青木佑輔選手も
「治療部屋の雰囲気が明るいですよ。どんよりした空気で治療を受けるより、明るい雰囲気の中で治療を受けた方が良いと思います。」
 
上の写真は二人ともシリアスな表情ですが、お二人とも温厚な性格なので私は勝手に「癒し系トレーナー」と呼んでいます(笑)。
 
 
皆さん素敵な雰囲気をお持ちの方ばかりで、スタッフの方たちからもいつも元気をもらいます。 スタッフの方たちの陰のサポートへも、是非ご注目くださいね。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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