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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2014年2月27日

第51回日本ラグビーフットボール選手権大会 準決勝vs.東芝ブレイブルーパス戦の見どころ!

いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。
大雪の影響で2月11日(火)に順延となって行われたトップリーグ2013-2014シーズンプレーオフトーナメントファイナル。サンゴリアスは4年連続となるファイナルへの進出を果たし、3連覇をかけて臨みましたが、立ちはだかったパナソニックワイルドナイツの壁の前に敗れ、今シーズンのトップリーグは準優勝という結果で幕を閉じました。リーグ戦でも大敗を喫した相手に、ハングリーにチャレンジャーとして臨みましたが、前半こそ優位に試合を進めたものの、後半に入りミスやペナルティーで主導権を譲ってしまった事が結果に大きく影響してしまいました。

しかし、下を向いている暇もなく、もうひとつのタイトルを賭けた戦いが既に始まっています。第51回日本ラグビーフットボール選手権大会。サンゴリアスは現在、日本選手権3連覇中で、今大会では4連覇を目指して戦います。プレーオフトーナメントの結果は真摯に受け止めながら、シーズン最後に勝ってファンの皆様と共に笑顔でシーズンを締めくくれるよう、しっかりと準備して、まずは今週末の準決勝に臨みます。今シーズンのスローガン「STILL HUNGRY」に立ち返り、再びチャレンジャーとしてクラブ全員で貪欲にタイトルを掴みにいきたいと思います。

日本選手権準決勝の登録メンバーが発表になりました。対戦相手は同じ府中市を本拠地とするライバル“東芝ブレイブルーパス”。2ndステージでの対戦では試合終了のホーンが鳴ってもまだ勝敗の分からないまさに大接戦でしたが、最終的には運も味方につけ30-29の1点差で辛くも勝利を手にした試合でした。その試合で最も印象的だったのは、試合後の東芝の選手の表情でした。いちばん負けたくない相手に負けた悔しさが滲む表情からは、リベンジに賭ける想いが滲み出ていました。サンゴリアスはしっかりと準備しメンバー全員が自分の力を100%の出し切る事が求められます。完璧な準備をして準決勝の舞台に立たなければなりません。

この試合、LO#4には篠塚公史に変わって田原太一が先発出場。今シーズンは2ndステージ第2節のNECグリーンロケッツ戦にスタメン出場したものの、出場はこの1試合のみ。しかし、特筆すべきは、過去3シーズンのプレーオフトーナメントファイナル、日本選手権決勝の6試合中5試合でメンバーに名を連ねているという点です。チーム内のライバルLO篠塚公史にレギュラーシーズンではスタメンの座を譲ることが多い田原も、ファイナルラグビーではほとんどの試合でグラウンドに立っているということについては、偶然ではなく何か引き寄せる力を持っているのかもしれません。田原自身が、“篠塚の代打”という意識ではなく“ファイナルラグビーに欠かせないメンバー”として、自信と誇りを持って持てる力を存分に発揮してほしいところです。

また、FL#6にはジョージ・スミスに代わってヘンドリック・ツイがスタメンで登場。今シーズン、全ての試合にメンバー入りしているものの、誰もが認める別格ジョージ・スミスの影に潜み、スタメン登場は1stステージの第4節vs九州電力戦と、第5節vs豊田自動織機戦の2試合のみ。それでも全試合で23名のメンバーに連ねてきた実績は偉大。満足いく時間プレーが出来ていない今シーズンの鬱憤を、この準決勝の舞台で大爆発させて欲しいキープレーヤー。持ち味の推進力とダイナミックな突破でジョージ・スミス不在を感じさせない活躍を期待したいところです。

今シーズン最もメンバー争いが熾烈だったとも言えるウイングは、ルーキーながら13試合に出場し10トライ、2ndステージとプレーオフの9試合は全て先発出場した塚本健太がWTB#11で出場。またWTB#14には今シーズン序盤はリハビリでスタートの遅れた長友泰憲がスタメンの座を掴みました。同じくリハビリでスタートが遅れ、2ndステージ終盤にトップリーグメンバーに帰ってきた好調の村田大志もリザーブ#23で登録。誰が出てもそれぞれに持ち味を発揮するウイング陣がトライを量産出来れば、決勝に続く道に光が見えてきます。

3月1日は花園ラグビー場での開催です。この試合に勝利しなければ4連覇をかけた決勝戦への道が途絶えます。今シーズン残る1つのタイトルを何としても獲得するためにも、関西地域にお住まいのファンの皆様を中心に、多くのお客様にご来場頂き、大声援でチームの背中を押して頂ければ幸いです。皆様のご来場をお待ちしております。
 
■第51回日本ラグビーフットボール選手権大会
 準決勝
 サントリーサンゴリアスvs.東芝ブレイブルーパス
 2014年3月1日(土) 14:05キックオフ
 大阪・近鉄花園ラグビー場

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