サンバーズ選手同士のスペシャル対談

Talk × Talk加藤 久典×喜入 祥充

「大学時代から苦楽を共にした仲です!」

早稲田大学の1学年先輩後輩で、サンバーズで再会した両選手。初めての出会いは?どんな学生時代を過ごしたの?2017年から2020年まで全日本インカレ4連覇中の早稲田大学の強さとは?盛り上げ隊長だけど、根は“ザ・真面目”なミドルブロッカー加藤選手といつも元気いっぱいの“ザ・関西人”、学生時代はアウトサイドヒッターとして活躍した喜入選手が、大学生活の思い出を中心に語ります。

早稲田大学の頭文字「W」を手で作ってポーズ!

「今シーズンは喜入と一緒にコートに立って盛り上げたい!」と気合いがこもる加藤選手

「加藤さん!」「加藤さん!」と親しみを込めて呼び、トークから加藤愛がにじみ出ていた喜入選手

初めて会った時から好印象

まず初めて会った時のことを教えていただきたいのですが。

加藤 僕が大学1年の時、喜入のスポーツ推薦入試に付き添ったのが最初です。所沢キャンパスで受験があるんですけど、初めてだと迷ってしまうかもしれないので、試験の前日に高田馬場駅で待ち合わせしました。
喜入 懐かしいっ!それが加藤さんとの初めての出会いですよね。
加藤 一緒にご飯を食べたよな?
喜入 食べましたね。
加藤 夜に高田馬場駅で会って、夕ご飯を食べて、その日は大学のクラブハウスに宿泊した。
喜入 駅からクラブハウスに行く途中にある鯛焼き屋で、加藤さんがおごってくれたんですよね。「優しい先輩やなあ!」と思いながら食べました。試験の日は、所沢キャンパスまで連れていってくださって、試験中もずっと待っていてくれた。
加藤 そう、試験が終わった後、西武新宿駅まで一緒に帰って、ご飯を食べて別れたんだよね。
喜入 加藤さんがご飯をご馳走してくれたんですよね。懐かしいなあ。

その時のお互いの印象は?

喜入 優しい!それしかないです。怖そうな先輩が付き添いだったら嫌やなと思っていたんですが、待ち合わせ場所にいたのは、加藤さん!全身から優しさが溢れ出ていて、「良かった!」と心からほっとしたことを覚えています。
加藤 雑誌で喜入の記事を読んだことがあったので、顔と名前は知っていたんですが、どんな人なのかは知らなくて。会った時の印象は、よく喋る子。実際、そうでしたね(笑)。翌年の3月から一緒に遠征に行ったんですけど、そこで新入生の仕事を教えてあげて、どんどん仲良くなりました。
喜入 千葉県や関西に遠征しましたね。懐かしい!

加藤家に遊びに行ったことも!

寮生活だったんですか

加藤 僕は祖父母の家が東京にあったので、そこから通っていました。
喜入 僕は寮生活だったので、加藤さんとは行動範囲が少し違いました。加藤さんは真面目グループに所属してましたよね(笑)。
加藤 喜入は寮生と一緒にいることが多かったよね。

大学時代、プライベートな思い出は?

喜入 僕が大学2年で、加藤さんが3年の時に、一度、加藤さんの家に泊まりに行きましたね。
加藤 あったね!喜入ともう1人後輩がうちに遊びに来た。
喜入 その時にびっくりしたのは、翌日の朝食がとんでもない量だったこと。栄養バランスが整った朝食が大盛りでドンと出されて、『これを毎日食べていたら、絶対に大きくなるよな』って。加藤さんが大きい理由がわかりましたもん。
加藤 確かにうちの朝食は量が多い(笑)。
喜入 加藤さんは普通にペロリと平らげるんですけど、僕はめちゃくちゃ頑張って食べた。それも良い思い出ですね。

お互いのことをよく理解しています!

バレーボールの思い出を教えてください。

喜入 加藤さん、僕、セッターが前衛ということがよくあって、苦しい時やタイムアウト明けの攻撃では、絶対に加藤さんに決めてもらおうとしていました。加藤さんは目の前のプレーに集中していて気がついてなかったと思うのですが、後ろで僕は全力でフェイクをしていたんです。それで、加藤さんが決めて得点してくれて、「さすが、加藤さん!」って。加藤さんにはよく助けられましたね。
加藤 僕と4年の先輩が主体で攻撃するチームだったので、決めないといけない。とにかく必死でプレーしていた。だから、喜入の動きには気がついていなかったけれど、3年から試合に出だした僕と違って喜入は1年からずっとレギュラーとして試合に出続けていたので、攻撃の引き出しも多くて、頼りになる後輩だった。そういえば、喜入はフェイントをしないよね?
喜入 バレていましたか(笑)。実はフェイントが好きじゃないんです。
加藤 僕もフェイントして、相手にレシーブされるのが嫌で。喜入はトスが良くなくても打ち込んで決めてくれる。それが見ていて気持ちが良かった。
喜入 加藤さんに褒めてもらって、めちゃくちゃ嬉しいですね。

喜入選手が4年生の時に、全日本インカレで優勝し、現在、早稲田大学は4連覇中ですね。

加藤 僕は試合に出ていないですが、1年の時に全日本インカレで優勝しているんです。でも、2年の時に下位まで落ちて、そこから順位を少しずつ上げていって、僕の代では3位でしたが、喜入が4年の時に王座奪回しました。僕と喜入は上から下までいろいろなことを経験しましたね。
喜入 苦労しましたよね。
加藤 早稲田大はほかのチームと比べると人数が少ないので、怪我人が出ると大変でした。喜入は膝を怪我しても、試合に出ていたよね。
喜入 出ていましたね。当時、強かった中央大は石川(祐希)をはじめ、タレントがそろっていて選手層が厚い。早稲田大は、チーム力で戦っていました。加藤さんはこういうプレーが得意だとか、みんながそれぞれの特徴を理解していたので、阿吽の呼吸でプレーができていました。それが僕らの強みでしたね。

サンバーズで再会!より一層仲良くなりました。

加藤選手、喜入選手が早稲田大4連覇の基礎を作った?

加藤 リクルートに奔走し、少数でも選手層が厚いチームを作った監督のお陰です!
喜入 そこが加藤さんの真面目といわれる所以ですよね(笑)。
加藤 すごい選手が揃っているなって思うもん。今年ジェイテクトSTINGSに入った宮浦(健人)くんに村山(豪)くん、3年には日本代表で活躍中の大塚(達宣)くんと、ほかにも世代を代表するような選手がいて。
喜入 後輩たちに「早稲田大でプレーしたい」と思わせたのは、僕たちの代ですからね(笑)。
加藤 そうだね(笑)。当時は毎日が必死で余裕がなかったけれど、今、振り返ると充実していて楽しい4年間だったな。
喜入 楽しかったですね。僕は加藤さんと一緒にコートに出たら、加藤さんのお尻をよく触っていたな(笑)。
加藤 今もね(笑)。

加藤選手が先にサンバーズに加わり、その1年後に喜入選手が入団しました。サンバーズに入ってから両選手の関係に変化はありましたか?

加藤 社会人になり、先輩後輩の垣根がなくなって、以前より仲良くなった気がしますね。
喜入 ご飯を食べにいって、そのまま寮に帰って、一緒にいる時間が長くなりましたもんね。その分、関係が密になったように思います。

一緒に試合に出てチームを盛り上げる!

喜入選手が慕う加藤選手は「2020–21V.LEAGUE DIVISION1」で活躍しました。昨シーズンはどういうシーズンになりましたか?

加藤 まずコロナ禍で大変な状況にもかかわらず最後までリーグ戦ができたことに感謝の気持ちでいっぱいです。その中で、入団してから一番多く試合に出て優勝でき、最高でした。個人的にはまだまだと思う部分はありますが、自分の役割を理解し、試合で意図するプレーができるようになり手応えを感じたシーズンになりました。
喜入 僕は加藤さんなら「まだまだできる」と思いますね。大学時代の加藤さんの活躍を見ているので、自信を持ってプレーすれば、もっとできるのになって。
加藤 ありがとう。「自信を持って」とは(山村)宏太さんからもよく言われている。
喜入 あと、昨シーズン、加藤さんが試合に出たら全力でチームを盛り上げようとしている姿を見て、ベンチにいる僕たちも奮い立ちました。加藤さんのそういう姿勢がチームの推進力になったと思います。
加藤 今シーズンは喜入と一緒にコートに立ってチームをもっと明るく元気にしたいな。

喜入選手はどうでしたか?

喜入 練習の成果を試合で発揮するチャンスがほとんどなくて…。入団1年目のシーズンは怪我人が出たこともありアウトサイドヒッターで出場しましたが、2年目以降はリベロでずっと練習を積んできました。うまくなっているという実感がありますので、アピールして結果を出して、今シーズンこそ試合に出たいと思います。

5月31日から新しいシーズンに向けての練習が始まりました。最後に意気込みをお願いします!

加藤 昨シーズン、試合に出てたくさんのことを掴んだので、それをいかして、今シーズンは開幕戦から力を発揮できるようにしたいと思います。チームの目標であるリーグ連覇、天皇杯、黒鷲旗のタイトル獲得に貢献できるように頑張ります!
喜入 持ち味であるレセプション、ディグ力を全面に出してAチームに定着し、チームの勝利に貢献したいと思います。連覇に向けてチーム一丸となってPLAY HARDします!

ありがとうございました。

加藤選手は高校時代に早稲田に憧れて、出身地である愛知県を離れて、早稲田実業高校へ。そのまま早稲田大学へと進みました。喜入選手は監督から声をかけられて早稲田大学へと進学。大学時代の3年間、苦楽を共にし、お互いのことをよく理解している両選手。だからこそ喜入選手は加藤選手に「もっとできると思います!」とゲキも。加藤選手は「喜入と一緒に出たいですね。これまでは喜入とベンチからチームを盛り上げることが多かったので、今シーズンは2人ともコートに立ってムードを高めて勝利を呼び込みたい」ときっぱり。両選手がコートに立った時には、喜入選手が加藤選手のお尻を何回触るのかに注目するのも面白いかもしれませんね。

(取材:2021年6月2日)

試合中に喜入選手が加藤選手のお尻をポンポンと触る場面を再現。今シーズンはこのシーンがたくさん見られるはずです!

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