サンバーズ選手同士のスペシャル対談

Talk × Talk栗山雅史 × 松林憲太郎

クリスマスの思い出

2020年も残すところわずか。今年はコロナ禍でいつもと違う年末年始になりそうですが、皆様はどのようにクリスマスやお正月を過ごす予定でしょうか?さて、今回は今シーズン、テストマッチからオポジットとしてプレーし好調ぶりを見せる栗山選手と松林選手が登場し、クリスマスの思い出や今年のクリスマスの過ごし方などについて語ってもらいます。ともに今年夏に第一子が誕生し、1児のパパという両選手のトークをお楽しみください。

「クリスマスに奥様へ贈りたい花は?」というお題に、栗山選手は「真っ赤なバラ」、松林選手は「ポインセチア」と答えてくれました。
花を持ってポーズを決める両選手

プロポーズの時に本当は真っ赤なバラを贈りたかったという栗山選手

ポインセチアを手に笑顔の松林選手

来年の結婚記念日には「これくらいのバラの花束を贈ります!」と奥様思いの栗山選手

「子供の記憶に残るような素敵なクリスマスを演出したいですね」と話していたイクメンの松林選手

バラとポインセチアを選んだ理由とは?

今日のトークテーマは「クリスマス」です!まずクリスマスに奥様へ贈りたい花を選んでいただきましたが、なぜその花をチョイスしたかを教えてください。

栗山 「ポインセチアが頭に浮かんだのですが、ちょっと普通かなって。派手好きなので、赤いバラを選びました!」
松林 「赤いバラはクリさんぽいです!僕は祖母が花屋で働いていたので小さな頃から実家によく花が飾られていて、クリスマスといえば、ポインセチアでした。それで、チョイスしました」

実際、奥様に花を送ったことはあるのでしょうか?

栗山 「母の日に送ったような気が…」
松林 「クリさん、それはカーネーションですって(笑)」
栗山 「あ、そっか(笑)。実はプロポーズの時にバラの花束を渡す予定だったんですけど、当時、代表メンバーに入っていて休みがその日しかなかったので準備ができなかったんです。結局、その後もバラの花束を渡すことができていないので、来年の結婚記念日には腕でかかえるほどのバラの花束を贈ろうと思います」
松林 「僕はプロポーズをした時に指輪と一緒に花束を贈りましたね」
栗山 「プラン通り?」
松林 「そうですね。友人の協力のもと、プラン通りに実行できました!」
栗山 「友達と一緒に踊った?」
松林 「フラッシュモブはしていないですよ(笑)」
栗山 「クリスマスと関係ない話になっちゃいましたね」

クリスマスの思い出を語る

プロポーズ秘話も気になりますけどね(笑)。では、両選手のクリスマスの思い出を教えてください。

松林 「実は僕、小学6年くらいまでサンタさんの存在を信じていたんです。それで、小学4年の時に友達からサンタさんからサインをもらったという話を聞いて、クリスマスイブの夜、枕元に『サインをください』と書いた紙を置いておいたんです」
栗山 「翌朝、紙に『松林』とサインが書いてあったとか(笑)?」
松林 「違いますよ(笑)。『メリークリスマス!』と書いてあったんです!めちゃめちゃ嬉しくて、サインがもらえると教えてくれた友達に報告したら、その子も一緒に喜んでくれました」
栗山 「僕は姉がいたので、小さな頃から親がプレゼントを買ってくれていることに気が付いていたな」
松林 「随分と経ってから、あの『メリークリスマス』は父が書いてくれたんだと思いましたね」
栗山 「僕はクリスマスの思い出というと、大学時代、カラオケ店でアルバイトをしていた時のことが印象に残っています。持ち込み可のお店だったので、クリスマスの日はホールケーキを囲んでパーティをしているグループが多いんです。それで、必ずといっていいほどケーキが余るので、差し入れとしてもらっていたんですが、気がつけば2ホール半食べていたんです!ケーキが好きだし、最初はありがたく食べていたんですけど、どんどん気持ちが悪くなってきて、けど捨てるのはもったいないし、最後の方は胸焼けを我慢しながら食べていましたね」
松林 「いくらケーキが好きでも、2ホール半はきついですね!」
栗山 「しかも一晩で!ほんと、あの時はきつかった!」

家族でほっこりクリスマス

今年はどのようなクリスマスを過ごす予定なのでしょうか?

栗山 「8月に子供が生まれたので、今年は子供が好きなアンパンマンのおもちゃをたくさん買って、アンパンマンだらけにしようと思っています」
松林 「うちの子もアンパンマンが好きですねー。僕もクリさんと同じでアンパンマンのおもちゃを山ほど買おうと思っています。あと、おもちゃ屋さんに行って、興味を示したものを買おうかなって」
栗山 「アンパンマン以外で興味を持ったものって何?」
松林 「うーたんですね」
栗山 「うちも一緒!」

すっかりパパの顔ですね!家族で過ごす理想のクリスマスを教えてください。

松林 「今でこそ温暖化の影響で宮城県も雪が降らなくなりましたが、僕の小さな頃はクリスマスの時期に雪が積もっていたんです。雪遊びをして、家に帰ったら、クリスマスソングが流れていて、家族そろってケーキを食べて、それがすごく楽しかった。理想は雪のクリスマスですが、大阪では難しいので、子供の記憶に残るような1日にしてあげたいと思いますね」
栗山 「今は小さなクリスマスツリーですが、子供が大きくなったら、大きなツリーを買ってあげたいなって。毎年、奥さんにはクリスマスプレゼントを買っていますが、大きなツリーの下で、奥さんと子供にプレゼントを渡したいですね」
松林 「クリさんの話を聞いて、結婚してから奥さんにクリスマスプレゼントを渡していないことに気が付きました!クリさんを見習って、今年は何かプレゼントしようと思います」

チームも個人も好調です!

さて、クリスマスの話題で盛り上がったところで、今シーズン、両選手はオポジットでプレーしています。特に栗山選手は、ドミトリー・ムセルスキー選手が合流するまでの4試合にスタメンで出場し、勝利に貢献しました。

栗山 「ディマ(ドミトリー・ムセルスキー)のような高さやパワーはないので、ミスやシャットアウトを減らしてラリーを続けようと意識していました。あと、ディフェンスの部分も頑張ろうと思っていましたね。そして、開幕戦から4試合を日本人だけで戦って、3勝できた。これはチームにとって大きいですし、自信になりました」

松林選手も開幕前のテストマッチに出場し、存在感を発揮していました。栗山選手も松林選手もとても調子が良いように思えます。

松林 「今シーズンはとても調子がいいですね。これまでプレーのことばかり考えていたのですが、今シーズンはプレーだけでなく、サプリメントを摂るなど食事の面にも気を配るようになり、体にキレが出て、いつも以上に飛べている感覚があります」
栗山 「僕も調子がいいですね。体が絞れて、動けていますね」

現在(11月15日終了時点)、チームは8勝2敗で3位につけています。昨シーズンとの違いはどこにあると思いますか?

栗山 「マサ(柳田将洋)の加入は大きいですね。サーブでポイントが取れますし、パイプ攻撃も効果的で高い決定率を残せています。あと、ディマの打数が一番多いですが、セッターがサイドやミドルをうまく使ってトスを散らしている。まだ全チームと対戦していないですが、手応えを感じています。うちのチームは客観的に見て強いと思いますね」
松林 「サーブミスはもともと多いチームですが、それを帳消しにするくらいサービスエースがたくさん取れている。それが好調の要因だと思います。クリさんが言われたように、自分のチームだからではなく、サンバーズがV.LEAGUE DIVISION1の中で一番強いと思います!」

出番に向けて準備あるのみ!

では最後に1月からの戦いに向けて意気込みをお願いします。

栗山 「昨シーズンは試合に出ていなくても、出ているメンバーと同じように月曜日をオフにしていたんです。すると、火曜日の練習で動くことができなくて、どんどんパフォーマンスが落ちてしまったということがありました。今シーズンは出場機会がなかった時には日曜日にトレーニングをしたり、ボール練習をしたりして、いつでもコートに立てるようにしています。試合に出られないからと言って腐るのではなく、日頃から良い準備をしておきます。あと、強いチームはBチームが強いんです。AB戦でBチームの調子が良かったら、Aチームのパフォーマンスが上がる。Aチームにプレッシャーをかけるのも僕らの仕事です。オポジットだけでなく、アウトサイドヒッターとしてでも、急にコートに立つことになっても良いパフォーマンスが発揮できるように準備をすることとAチームにプレッシャーをかけることを、これからも継続してやっていきます!」
松林 「僕に出番が回ってくるとしたら、ディマがアクシデントに見舞われた時だと思います。ジェイテクト戦での大宅(真樹)の予期せぬ怪我のように何が起きるかわかりません。いつでも試合に出られるように、バレーボール以外の体作りの面でも計画的にやっていき、チームの勝利に貢献できるように頑張ります!」

ありがとうございました!

トークは密を避けて屋外で実施。クリスマスがイベントの中で一番好きだという栗山選手とお正月ののんびりモードが好きだという松林選手。
両選手のお気に入りの時期はもうすぐ!

開幕戦から4試合、栗山選手はオポジットでスタメン出場。栗山選手は「好調のマツが控えていたから、思い切りプレーすることができました。すべてのポジションで同じような状況になれば、スタメンで出ている選手は気負うことなく思い切りプレーができると思いますし、もしダメだったとしても代わりにコートに立った選手が良いパフォーマンスをして勝てばいい。それが強いチームだと思います。みんなで優勝を掴み取りに行きたいですね」と話してくれました。家族でゆっくり過ごすクリスマスを力に変えて、絶好調の栗山選手と松林選手がこれからもチームの勝利に貢献します!

(取材:2020年11月18日)

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