
「笑いのツボが一緒です!」
トークは寮のリビングで行いました。左より:爽やかな笑顔の星谷健太朗選手と5月に退寮したばかりの松崎廣光アナリスト。
2015/16シーズンをもってユニフォームを脱ぎ、6月からスタッフとしてチームを支える松崎廣光アナリストと今シーズンは副主将としてチームを牽引することになった入団3年目の星谷健太朗選手のトークをお届け。今回のTalk×Talkは、星谷選手が対談の相手に松崎アナリストを指名し、実現へ。指名した理由からチームに対する思いまで、じっくり語ってもらいました。
毎日のように集まっていました!
星谷選手が対談相手として松崎アナリストを指名したそうですが。
星谷 | 牟田(真司)チームマネージャーから「誰と対談したい?」と聞かれて、「マツさん(松崎廣光)」と即答させていただきました。マツさんが勇退されて寮を出るまで、実は毎日のようにバキさん(椿山竜介)と一緒にマツさんの部屋に集まっていたんです。 |
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松崎 | 用事もないのに、毎日、2人とも僕の部屋に来ていたんだよね。 |
星谷 | いやいや、マツさんが待っているから。だから、「お待たせしました!」って(笑)。 |
松崎 | 待っていないって! しかも、ほっしー(星谷)は、部屋に来たらずっと居座るんだよね。バキは、僕の部屋を通る度に「マツさん、何しているんですか?」ってドアを開ける。そこに星谷がいたら、ズカズカ入ってきてそのまま居座る。で、3人集まると即興コントがスタート(笑)。 |
星谷 | 周りの人がそれを見たり聞いたりして、面白いと思うかどうかは分からないけれど、くだらないことをして、3人で「へへへっ」て笑っている。内輪で楽しんでいましたね。 |
松崎 | 内輪レベル? 『キングオブコント』に出場したら予選なら突破できると思っているんだけど。 |
星谷 | どれだけ自信があるんですか(笑)。笑っているのは僕らだけですよ。 |

ただ今、パソコンと格闘中の松崎廣光アナリスト
3人の珠玉のコントネタとは!?
例えばどんなことをしていたんですか?
松崎 | 風呂場で指揮者ごっことか(笑)。 |
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星谷 | していましたねー(※うれしそうな表情で)!BGMに合わせて、誰かが、突然、指揮者に扮してタクトを振り始めるんですよ(※身振り手振りを交えながら)。すると、2人が即興で歌い出して、指揮に合わせて、声を小さくしたり大きくしたり。 |
松崎 | 指揮者は交代するんですが、その時、前の人がやったような指揮じゃダメなんです!ひと捻りしないといけない。 |
星谷 | そう、その感性が僕ら同じなんですよね〜。 |
松崎 | あと、グミの品評会やティッシュの品評会というのもあったよね。 |
星谷 | ありましたね。ちゃんと指標を作って、紙に書き出して、これは味に深みが足りないとか言いながら審査していた。 |
松崎 | グミでもティッシュでも、審査委員長のバキが、なぜか安定感にこだわっていた。安定感て、何やねん! |
星谷 | あれ、委員長とかありましたっけ(笑)!? |

副主将に就任したNO.17星谷健太朗選手
ボケまくり、時々ツッコミ(笑)
楽しそうですね〜。実は松崎アナリスト、椿山選手、星谷選手の3人トリオだったんですね。ちなみに、ボケ、ツッコミ、3人の役割というのは?
松崎 | 僕は先輩ということもあり、一応はツッコミに徹していましたけど…。 |
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星谷 | だけど3人でボケ倒すことの方が多かったですね(笑)。一人がボケたら、また誰かがボケて。それが永遠と続く(笑)。 |
松崎 | 笑いのツボが同じだから続いてしまうんだよね。 |

風呂場での様子を星谷選手が再現!こんな風に指揮をしていたそう(笑)。
OBの二木健太さん以来の逸材!
いつから、そんな関係に?
星谷 | 昨年からですね。入団して1年目は、僕はずっと自分の部屋にこもっていましたから。だけど、ある時、マツさんは僕のことを受け入れてくれる人なんじゃないかという気がして。それで、いきなり部屋を訪ねたんです。 |
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松崎 | 僕も基本的には一人でいるタイプ。でも、来てくれた人に対しては、接待しますよ。最初に星谷が部屋に遊びに来た時も、特別に仲が良かった訳でもないですが、「どうしたん?」って言いながら、お菓子を出したり、お茶を出したりして、接待したんじゃないかな。でも以前から星谷のキャラクターが好きだったんですよね。第一印象こそ、真面目で固いヤツという感じだったのですが、喋ったら、ふざけるし、フランクなヤツだなと。それに論理的に物事を考えるところなど、話が合いそうな気がしていて。あと、ヨネ(米山達也)の結婚式で、余興をした時の、ほっしー(星谷)の弾けっぷりがすごかった。人前でこんなに馬鹿ができる選手って、最近なかなかいない。OBの二木(健太)さん以来の逸材ですよ。こいつ、違うなと思いましたね。星谷のキャラを最初に発見したのは、僕じゃないかな。 |
星谷 | さすが、マツさん、僕のことを分かっていますね!クセのある僕を面白いと思ってくださるマツさんの存在は、有り難いですね。 |


メガネでひとネタ!?クールに決める松崎アナリスト(左)に対して、ボケる星谷選手(右)。
熱いバレ―トークもできるザ・男友達
バレ―の話はするんですか?
星谷 | もちろんしますよ。 |
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松崎 | それができるから、一緒にいたんだと思います。3人だけでなく、僕とバキ、僕と星谷、バキと星谷でも、それぞれ真剣にバレ―の話ができる。 |
星谷 | くだらない話から真面目な話までできる仲です。そういうお二人が寮からいなくなって、本当に寂しいですね。 |
松崎 | 本音で話せる仲間。星谷もバキも、僕にとって、ザ・男友達ですね。 |
星谷 | これまで僕は寮生活をしたことがなかったのですが、サンバーズで初めて寮生活を経験し、“チーム”というものを知った。そこで生まれたこの関係はすごく大事だなって思います。 |
サンバーズを強い組織にしていこう!
選手とスタッフ、今シーズンから立場は違いますが、お互いにエールを送ってください。
松崎 | 星谷は、バレ―に対してすごくストイックに取り組んでいますし、こういう選手が、将来、チームにベテランとして残っていたら、若手に良い影響を与えると思います。だけど、結果を出していないと、行動や言葉に説得力がなくなる。だから、星谷には、レギュラーを獲得し、結果を出してほしい。また今シーズンは、副主将という立場になり、大変だと思いますが、サンバーズがプロフェッショナルな集団になるように牽引していってほしい。僕はスタッフとして黒子に徹して、みんなを陰から支えていきたいと思います。 |
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星谷 | マツさんは、みんなを受けて入れてくれるところがあるので、僕だけでなく、ほかの選手にとっても、マツさんがスタッフにいることは心強い。マツさんは選手とスタッフのパイプ役として、僕は副主将として、チームが強い組織になれるように一緒にやっていきましょう! |
2人の活躍を期待しています!

「どんなポーズにしよう…」と悩んだ末に組体操の技を決めてくれた2人。
選手とスタッフ、力を合わせてチームを強くするという気持ちを体現?
6歳年が離れている松崎アナリストと星谷選手。しかし、その差を感じさせない雰囲気でトークは進行。「マツさんが僕に合わせて話をしてくれているんです」と星谷選手が言えば、松崎アナリストは「ほっしーはしっかりした考えを持っているので、年齢差を感じることはないですね」と、互いにリスペクトし合っていることが伝わりました。笑いのツボだけでなく、サンバーズを強くしたいという思いも同じな2人に、今シーズン、ご注目ください。
(取材:2016年6月13日)