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2019425日(木)

2018-19 V.LEAGUE オールスターゲーム男子大会

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4月21日、2018/19 V.LEAGUEのオールスターゲームが、浦安市運動公園総合体育館で開催された。サンバーズからは、主将の藤中、山本、ムセルスキーの3選手と荻野監督が参加した。ムセルスキーと山本は『Teamチーバくん』、藤中は『Teamブイリー』に分かれ、荻野監督は『Teamブイリー』のコーチを務めた。

 サンバーズのセッター・山本は、JTサンダーズの山本将平選手と「山本つながり」ということでユニフォームを交換し、グリーンのユニフォームで入場した。第1セットは、先発出場したムセルスキーがレフトからスパイクを決めて試合がスタート。ムセルスキーが中盤、立て続けにスパイクやブロックを決めて『Teamチーバくん』が12-6と大差をつける。『Teamブイリー』は、セット後半、藤中が後衛で守備に入り、約2ヶ月ぶりの実戦復帰を果たすが、『Teamチーバくん』が逃げ切り、第1セットを奪った。

 第2セット、会場を沸かせたのはムセルスキーと山本のコンビだった。ムセルスキーはこのセット、オポジットではなくミドルブロッカーのポジションに入った。これは来日してから初めてのこと。チャレンジの判定を待つ間、ムセルスキーと山本が何やらしきりに打ち合わせ。すると次のサイドアウトで、山本がクイックにトスを上げ、ムセルスキーが相手ブロッカーの上から豪快にクイックをたたき込んだ。中盤には、鮮やかに1人時間差も決めた。相手のミドルブロッカーが跳んで落ちてから、ムセルスキーが悠々と飛び上がり、高い打点からクイックを打ち下ろすと、会場にどよめきが広がった。

「(堺ブレイザーズの)関田(誠大)に、『ムセルスキーの1人時間差が見たいからやって!』と言われたので、上げました。みんな沸いていたので、さすがだなと思いましたね。ディマ(ムセルスキー)は器用で何でもできる」と山本。

 ムセルスキーは、「山本には『こういうトスを上げてくれ』と少し伝えただけだったけど、スキルの高いセッターなので、シンプルなリクエストだけでも対応してくれて、やりやすかった」と感謝した。

 第2セットは接戦となるが、最後は山本がダイレクトスパイクをたたき込んで『Teamチーバくん』が競り合いを制した。

 第3セットは、『Teamブイリー』の選手たちが覆面マスクをかぶって登場。藤中も黒いマスクをかぶってプレーした。一方の『Teamチーバくん』は、今度はムセルスキーがセッターを務め、堺のセッター関田選手がクイックを打つなど、普段は見られないプレーで会場を盛り上げた。そして中盤には、荻野監督がリリーフサーバーとして登場。ディグから荻野監督にトスが上がり、何度もバックアタックを試みるが、これがなかなか決まらない。長いラリーの末、ディグとスパイクを繰り返して疲労困憊の荻野監督の前にフェイントを落とされてしまい、ここで交代。このセットも『Teamチーバくん』が取り、オールスターゲームが終了した。

 初めて日本のオールスターゲームに出場したムセルスキーは、「非常に楽しいイベントだった。ファンの皆さんにも楽しんでいただけたんじゃないか。もちろん今日も自分のベストな姿を見せられるよう頑張ったし、普段見せられないプレーも、少しでもファンのみなさんに見ていただけたらという気持ちでプレーしていました」と満足そうだった。

 久しぶりにミドルブロッカーとしてプレーしたことについては、「半年以上ミドルとしてはプレーしていなかったけど、プレーすることというのは、自転車に乗ることと同じ。しばらく自転車に乗らなくても乗り方を忘れないように、ミドルとしても、久しぶりでも普通にナチュラルに動けた」と語った。

 山本は、「今年のリーグはチームで活躍できなかったけど、ここでプレーさせてもらった。次はチームで活躍できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

 そして、ファイナル6の前に怪我をして以来、久しぶりに公の場でプレーした藤中は、「今日は無理せずほとんど後衛だけの出場でしたが、ブランクは感じなかった。黒鷲旗では100%の状態でプレーできると思う。今シーズンのリーグでは、自信というのはついてきていた。最後は負けてしまったけれど、その悔しさを晴らすいい機会が残っている。天皇杯とVリーグで残せなかった結果を黒鷲旗で残せるようにやっていきます」と頼もしく宣言した。

 サンバーズの選手たちの目は既に次の真剣勝負の場を見据えている。今季最後の大会、黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会は、5月1日、丸善インテックアリーナ大阪で開幕する。

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