SUNTORY CHALLENGED SPORTS PROJECT

"日本全国でのチャレンド・スポーツの普及・発展を目指して" 第3期「サントリー チャレンジド・スポーツ アスリート奨励金」
サントリーホールディングス(株)は、第3期となる「サントリー チャレンジド・スポーツアスリート奨励金」の採択先を発表。公益社団法人日本フィランソロピー協会様をはじめ、公益財団法人日本パラスポーツ協会様、全国の障害者スポーツ協会様のご協力のもと、1月22日に記者会見を行いました。
2022年9月にスタートしたこの奨励金事業は、チャレンジド・スポーツの普及・進行や世界で活躍するアスリートの育成や強化を目的に、障がい者スポーツ協会などが推薦するアスリートと、各協会または各協会が指定する競技団体の活動を支援するもの。第二期までにのべ154人のアスリートらに総額5600万円の支援を行ってきました。第三期は76名ものアスリート、障がい者スポーツ協会、そして20を超える競技団体を採択、総額2850万円の支給を発表しました。
記者会見では、同社CSR推進部のパラトライアスロン選手、谷真海とデフバスケットボールの髙山和也選手、パラトライアスロンの金子慶也選手が登壇。アンバサダーに就任した谷より、2選手に奨励金の贈呈が行われました。
「遠征費、器具代、トレーナーへの支払いなど、年間の自己負担額が 100万円を超えずには、世界の舞台にたどり着けないのが現実。2014年に東北の復興支援を目的に奨励金事業がスタートして以来、11人のアスリートがパリの舞台に立ち、多くのメダルを獲得しています。私もサントリーに支えられ、パラリンピックに出場することができました。環境によって夢を諦めず、チャレンジを続けていくために。アンバサダーとして、国際大会常連のトップ選手を支えるだけでなく、次の世代の背中を押していきたい」とアンバサダーの谷が会見で抱負を述べたのち、選手たちによる感謝の言葉、そして決意が述べられました。
デフバスケットボールの髙山和也選手は、「私は大学3年生で、宮城県に居住しています。代表合宿などは遠方で行われることが多く、日本代表に選出されても、遠征費が払えずに参加できないこともありました。奨励金があれば、チャンスを逃すことなく遠征費に充てられる。まずは11月に行われるデフリンピックにバスケットボール日本代表として出場し、メダル獲得が目標です。デフバスケットボールは、選手間のコミュニケーションが大切なスポーツ。難しいが、そこが魅力でもあります。聴覚障がいに対する理解を広め、応援してくださる方々に希望を与えられるように頑張りたい。」と強い決意を表しました。
パラトライアスロンの金子慶也選手は「この度は採択いただき、嬉しく思います。昨年は思うような結果を残せず、パリに行けませんでした。2025年こそ、世界の舞台で戦い、表彰台に立てるように頑張りたいと思います。奨励金は、主に海外への遠征費に使用したいと思います。また、競技用の義足はとても高価で、一本でも数十万のお金がかかります。金銭的な余裕があれば、パフォーマンスを最大限に高められる角度や硬さなど、いろいろ試してみたいみたい。」と意欲的なコメントを述べられました。
奨励金はアスリートの活動費、または競技振興のための費用として活用いただきます。チャレンジド・スポーツの普及拡大に向けて、サントリーホールディングス(株)はさらに取り組んでまいります。