
私たちは、創業精神や社是など、長年大切にしてきた思いを込めて「サントリーグループの企業理念」を刷新しました。
事業を営む「目的」を、“人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、「人間の
これは、創業以来不変の精神を原動力とし、酒類や食品、健康食品をはじめとする多様な事業活動を積み重ねてきたサントリーの歴史を凝縮した言葉です。
近年、事業のグローバル化や多角化が進み、国籍も話す言葉もさまざまな従業員が多様な事業に関わっています。その全員が、この理念のもと、同じ「目的」を目指し、同じ「価値観」を共有しながら一体となり、さらなるシナジーを発揮して新たな価値を創造してまいります。
「人間の
気候変動や生物多様性の損失は、地球と人類の未来にとっても、私たち自身の事業にとっても、もはや猶予のない喫緊の課題です。とりわけ水のサステナビリティは、自然の恵みをお届けしている企業として最も重要なテーマだと考えています。水源涵養活動など日本で培った知見を世界各国に広げ、ウォーターポジティブの実現を目指します。また、CO2排出量削減やプラスチックの再資源化、サプライチェーンも含めた人権尊重の取り組みなども推進してまいります。
私たちが、こうした持続可能な社会に貢献する取り組みを事業の中核に据えるのは、それが「人間の
私たちは、単に商品をつくるだけでなく、商品を通じて潤い豊かな生活を創造する会社です。人と人とのつながり、喜びや感動を生み出し、お客様一人ひとりの「
そのために必要なのは、日々新たな発想で市場を見つめることで生まれる「イノベーション」と「圧倒的な品質」です。国を超えて「ものづくり」の精神を共有する世界中のサントリー社員が協働し、世界中でお客様の笑顔を広げていくため、「日本発のグローバルカンパニー」として、各地で培われてきた技術や文化を交流させてまいります。
また同時に、飲食文化を担う地域の飲食店や小売店などの皆様にお力添えをいただきながら、共に手を取り合って、これまで以上に新たな価値をお客様に届けてまいります。
グローバル(世界)への拡がりと、ローカル(地域社会)への深いコミットメント。いずれも欠かせないこの両輪こそが、私たちが「人間の
サントリーホールディングス株式会社
代表取締役社長新浪剛史