FRONTIER DOJOとは、イノベーションを生み、
未来のサントリーをつくるための社内ベンチャー制度です。

挑め、価値のフロンティアに。

今までの常識に囚われず、自ら新たな価値を創造する。この挑戦には、立場や経歴、年齢の垣根は一切ない。失敗したっていい。本気の失敗は、次の成功へ必ずつながる。大事なのは、全身全霊で挑み続けることである。誰も想像しない、大きな旗をたてよう。創意工夫で突き進み、全力で挑み続けよう。「価値のフロンティア」に、全力で挑む社内ベンチャー制度。 社会と共に発展・成長していく、未来のサントリーのために。

FRONTIER DOJOの
内部を垣間見る

01 FRONTIER DOJO 鍛錬記

事業を創り、人を創る、
サントリー流社内ベンチャー制度
「FRONTIER DOJO(フロンティア道場)」。
3期生で、事業プランをFRONTIER DOJOで磨き、
実証実験を経て事業化に至った
岩崎 世洋さんにお話を伺いました。

岩崎 世洋さん

-所属
FRONTIER DOJO
参加開始時:サントリーフーズ株式会社
近畿第二支社

現在:サントリーホールディングス株式会社
サステナビリティ経営推進本部

-事業名
土壌改良剤「ミミズゴールド」

「一言で言えば、『肥料づくり with ミミズ』に取り組んでいます。サントリー独自の原料とミミズが織り成す、物理性・生物性・化学性を兼ね備えた有機肥料です。」

明快に語る岩崎さんですが、FRONTIER DOJOに入門した時点では、そのアイデアは現在ほどはっきりしていませんでした。

「はじめは、廃棄物処理を収益化することをやってみたくて、そんな自分のアイデアを試すぐらいの気持ちで、FRONTIER DOJOに応募しました。というのも、元々、ミミズを家で飼っていて、生ごみを食べて処理してもらっていたことからヒントを得たんです。

ですが、DOJO入門後、仲間とのディスカッションや、新規事業開発を支援する講師の方からのフィードバックを経て、廃棄物処理だけでは、市場規模、収益性に限界があることから、処理の先にある肥料づくりという方向に舵を切り始めました。」

岩崎さんは、入門後に自身が進んできた道のりについて、こう語ります。

「中間プレゼンまでの導入編にあたる「茶帯」の段階で、市場規模を鑑みて、有機肥料づくりの部分に焦点を定めました。有機肥料には、時代の潮流に乗るビジネスチャンスがあります。現在、化学肥料が高騰していることに加え、有機肥料の方が温室効果ガス削減に貢献できるためです。

また、普段、様々な原料を使わせていただいている会社として、農家の方に実利が生まれる事業にしたいという思いもありました。

そこから、中間プレゼン後から最終プレゼンまでの間、応用編にあたる「黒帯」の段階では、MVP(Minimum Viable Product)、すなわち試作品の開発を通じて、牛糞など複数の原料を比較し、「なぜサントリーでやるのか」と自問自答しながら、「サントリーらしさ」と高い競争優位性を備えるべく、検証を重ね、有機肥料の原料をブラッシュアップしていきました。」

最終プレゼンで「免許皆伝」が認められ、事業化の実証実験に進んでみて、新たに生じる調整事項もあったといいます。

「実際に有機肥料を使用して農業をする中で、適法意識をもって行政と連携することが重要になりました。法律上、できること、できないことがあって、行政の担当者の方に説明と相談を重ね、ご理解いただき、許可を得て進めていきました。」

そうした中で、岩崎さんを大きく助けたのは、サントリーグループの多様な社員ネットワークと、FRONTIER DOJOの高い社内認知度でした。

「サントリーには、そもそも社員全員が仲間であるような、協力的な社内風土と企業理念の「やってみなはれ」を社員が体現している、という圧倒的強みがあります。さらに、FRONTIER DOJOは社内で認知度が高く、『FRONTIER DOJOをやっている』と言うと、たくさんのサントリーグループの社員の方々が積極的に人脈を繋いでくださり、社内に留まらず、農家の方、コンポストや肥料の関連会社の方、ミミズの専門家の方に至るまで、はじめは縁のなかった領域で、90名以上の方にお話を伺うことができました。本当に感謝しています。

そして、同期にも本当に恵まれました。自分には2種類の同期がいて、そのうち、サントリーの入社同期は、FRONTIER DOJOに参加していないにも関わらず、畜産農家の方へのインタビューに同行してくれたり、もう一方のFRONTIER DOJOとしての同期(3期生)は、社内年次では先輩となる方が多いこともあり、アドバイザーとして、知っておいた方がいいグループ全体の情報など、有益な情報やアイデアをくださりました。

2倍近い年齢でマネージャークラスの方や、グループ会社で普段は研究をされている方など、普通に仕事しているだけでは会わない人と同期になれるという異種混合の面白さは、FRONTIER DOJOならでは、ですね。」

岩崎さんはかつての自分のように、起業に少しでも興味がある方に向けて、こうエールを送ります。

「今、自分がこの状況に立っているのは、人とのめぐりあいと、そのタイミングも含めて、運がほとんどです。ただ、少なくとも、応募当時の自分は申込用紙を出し、そこから全てが始まりました。

事業というのは、実力や運もかけ合わさったセレンディピティを起こせるかどうかだと思います。自分のようにたとえ実力が不足していても、FRONTIER DOJOの体制がサポートしてくれます。

FRONTIER DOJOは、サントリーの『やってみなはれ』の精神、そして『おもろい』人材の豊富さを、より強く感じられるプログラムです。入社された方は、ぜひ応募してみてください。」

価値のフロンティアに挑むサントリーの新たな文化。
岩崎さんに続く挑戦の担い手を募集しています。

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02 白帯、茶帯、黒帯、免許皆伝

書類審査・面接を経て選抜されたチームは、
「道場」各プログラムを通じて
仲間とともに切磋琢磨しながら事業アイデアを
ブラッシュアップしていきます。

03 仲間が見つかるDOJO BAR

新規事業づくりや
イノベーションに取り組みたい人、
興味がある人が交流できるBARイベントです。
起業家やイントレプレナー(社内起業家)、
これまでの道場生や挑戦者の皆さんと
お酒を飲みながらフランクに
アイデアについて相談したり、
最新トレンド情報をキャッチしませんか?

04 ひらめきの種火を育てるプログラム

「何から始めたらいいの?」という方にピッタリの、起業のスペシャリストである講師による、基礎から学べる講座です。

起業家や、新規事業開発支援者など、社外のプロフェッショナルに対し、気軽にご自身の事業プランを壁打ち(対話を通じてブラッシュアップ)できます。

イントレプレナー(社内起業家)の講演や、事業アイデアづくりをはじめとしたエントリーに向けた講座、事業プランの壁打ちなどの内容を行います。