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サステナビリティに関する7つのテーマ 02 CO2

脱炭素社会の実現を目指して、
省エネルギー活動の推進、
再生可能エネルギーの積極的な導入、
次世代インフラの利活用
およびバリューチェーンの
ステークホルダーとの協働を通じて
CO2などの温室効果ガス(以下GHG)
排出の削減に努めます。

Social awareness会課題として当社が認識していること

地球温暖化対策は
サントリーグループの
環境経営にとって大きな柱です

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の予測では、今世紀末時点で、地球全体で平均気温が0.3~4.8℃上昇すると予測されており、その結果として海面上昇や異常気象の頻発、それに加え生態系や食料生産などに大きな影響を及ぼすと推測されています。「人と自然と響きあう」を使命に掲げる私たちにとって大切な経営基盤である地球環境を守るため、全世界の自社拠点、ならびに自社拠点以外も含めたバリューチェーン全体でのGHG削減に取り組み、グループ全体で環境経営を推進しています。

関連するSDGs

Philosophyえ方

サントリーグループでは「環境ビジョン2050」にて、2050年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出の実質ゼロを目指しています。また「環境目標2030」では、自社拠点で50%、バリューチェーン全体で30%のGHG排出削減という環境目標を掲げています。

環境ビジョン2050と
環境目標2030

環境ビジョン2050

  • 2050年までに、バリューチェーン全体で、温室効果ガス排出の実質ゼロを目指す
  • 省エネルギー活動の推進、再生可能エネルギーの積極的な導入、次世代インフラの利活用およびバリューチェーンのステークホルダーとの協働を通じ脱炭素社会の実現に向けて取り組む

環境目標2030

  • 自社拠点でのGHG排出量を50%削減
  • バリューチェーン全体におけるGHG排出量を30%削減
  • 2019年の排出量を基準とする

Initiativeり組み

工場では最新の省エネ技術や再生可能エネルギーを活用

サントリーグループの工場では、積極的に最新の省エネルギー技術を導入しています。例えば利根川ビール工場では、自家発電で生じた熱を回収して熱源として使用するコジェネレーション(熱電併給)システムで得た電力を、別の工場で使用する「電力託送」を行っています。メキシコのテキーラ工場では蒸溜工程の熱回収率を向上させる「貫流ボイラー」を採用しています。また、スペインのカルカヘンテ工場では発電能力約737kW、天然水南アルプス白州工場では、約490kWの太陽光パネルを設置するなど再生可能エネルギーの活用を推進するほか、GHG排出量の少ない都市ガスやLNG(液化天然ガス)、バイオマスといった燃料への転換など、多角的にGHG削減に取り組んでいます。

CO2排出実質ゼロ工場

『サントリー天然水』第4の水源として、2021年5月から稼働を始めた「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」(長野県大町市)では、太陽光発電設備やバイオマス燃料を用いたボイラーの導入、再生可能エネルギー由来電力の調達などにより、サントリー国内初のCO2排出実質ゼロ工場を実現しました。また北米においては、エネルギーをすべて再エネ電力でまかなう「Fred B. Noe Craft 蒸溜所」が2021年に稼働しました。

再生可能なエネルギーの活用

サントリーグループでは、2022年までに、飲料・食品および酒類事業に関わる日本、米州、欧州の全ての自社生産研究拠点で、電力を100%再生可能エネルギー(再エネ)由来に切り替えることを目指しています。
2022年4月には、日本国内全ての自社生産研究拠点30箇所*1で購入する電力を、100%再エネ由来に切り替えました。これは、年間GHG排出量約15万トンの削減*2に相当します。この時点で、日本、米州、欧州の自社生産研究拠点※1で購入する電力に占める再エネ電力の比率は9割超となりました。また、自社生産研究拠点以外にも、サントリーホール、サントリー美術館においても再エネ由来電力を利用しています。

  • 1 飲料・食品および酒類事業に関わる拠点
  • 2 2020年の排出量実績に基づく

Goals and Achievements標と実績

2030年目標
2020年進捗

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