サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

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第1期活動紹介#21福島県富岡町における子どもの居場所づくりの実践と、子ども支援ネットワークの形成事業 (富岡町)

1月6日、みらいチャレンジプログラム第1期の活動である「福島県富岡町における子どもの居場所づくりの実践と、子ども支援ネットワークの形成事業」について、富岡町を訪問しお話を伺いました。

福島県富岡町は東日本大震災による津波・地震に加え、福島第一原子力発電所事故の影響で全町民が避難を余儀なくされました。その後、2017年4月に一部避難指示が解除され、町域の約7割での居住が可能となり、2021年4月現在では、震災以前の人口の約1割にあたる1,600名が暮らしています。

そういったなかで2018年には小中学校が、2019年には認定こども園が町内で再開し、現在では町内の子どもの数は100名を超えています。一方で子ども・子育て世帯を取り巻く環境はいまだに整っておらず、子ども・子育て世帯へのインフラ整備拡大・コミュニティの再構築が急務であると感じたことから、本活動はスタートしました。

本団体は「『ここで子育てしてよかった』と楽しく子育てできある家族が溢れる地域に」をビジョンに据え、①子育てしやすさ・暮らしやすさを阻害する課題を解決する②子育て家族の笑顔を生み出すための楽しいコト・出会い・場所づくりを2つのミッションとして、ふたばエリアのための子育て情報誌『コトハナ』の発行や、イベントの開催、「とみおか子ども食堂」の運営などを行っています。

担当者の方からは「富岡町の人口はゆるやかな増加傾向にあるが、帰還人口の増加というより、復興・廃炉事業の最前地であることからの移住人口は主な要因です。新しく移住してきた世帯は既存のコミュニティが町内にないことも少なくなく、コロナ禍の影響もあり、ますます孤立化が進んでしまっている現状があります。これからもこの活動を通して少しでもコミュニティの輪を広げ、富岡町を子育てしやすいまちにしていけたらと思っています」というお言葉がありました。
サントリーは引き続き本活動を応援していきます。

■「みらいチャレンジプログラム」とは…?
東日本大震災から10年の節目を迎える今年、サントリーグループでは、岩手県・宮城県・福島県の復興・再生を目指す方々のさらなるサポートができればと考え、「みらいチャレンジプログラム」をスタートしました。現在、第1期助成先として3県の計40活動をサポートしています。