サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

活動内容一覧ページに戻る

左から、山口雄大さん・壱岐薫平さん・熊谷駿さん

「TOMODACHIサントリー音楽奨学金」受給生が
米国での復興祈念イベントで公演

サントリーグループの東日本大震災復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として実施している「TOMOADCHIサントリー音楽奨学金」の受給生4名が、3月23日に米国で行われた復興祈念イベントで公演を行いました。

2013年に設立した「TOMOADCHIサントリー音楽奨学金」は、将来グローバルに活躍する音楽家として成長するために必要な技能と国際的な視点を備える機会の提供とともに、音楽を通じて日米双方の国や文化を理解し、平和で豊かな社会実現への貢献を目指す若いリーダーの育成を支援するものです。東北からの入学者を優先して、米国の3音楽大学(ジュリアード学院・バークレー音楽大学・サンフランシスコ音楽院)に入学する日本の学生に奨学金(総額76万ドル)の支給を行っています。

3月23日には、ボストンのクリスチャン・サイエンス・センターで米日カウンシル-ジャパンらが主催の復興祈念イベント”5th Anniversary Commemoration for Tohoku”が開催され、岩手県大船渡市の戸田公明市長から、震災から5年間の復興の道のりについての説明やボストン市民による復興支援への感謝が述べられました。

その後、バークレー音楽大学に通う2014年度・2015年度奨学金受給生の熊谷駿さん(アルトサックス)・齋藤武尊さん(ピアノ)・壱岐薫平さん(クラリネット)・山口雄大さん(トランペット)が日本を代表する名曲「上を向いて歩こう」「ふるさと」を披露しました。演奏の合間には、宮城県出身の熊谷さんから、震災から5年経過後も支援を継続してくれていることへの感謝とともに、あの日のことを決して忘れてはならない、というスピーチがありました。演奏後は、4名のひたむきな姿と素晴らしい演奏に胸を打たれた聴衆から大きな拍手喝采が沸き起こっていました。

4名は、この日のために授業時間外に集まって編曲やセッションの練習を重ねてきたそうです。受給生が慣れない土地で音楽を通じて交友の輪を広げるとともに、未来を見据えて努力する様子はとても頼もしく感じられました。

サントリーグループは、引き続き、未来を担う次世代の挑戦を応援していきます。

写真:右上が齋藤武尊さん