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CSRトピックス

サントリーグループ『水理念』を発表しました

熊本地域の皆様に寄り添い、ともに歩んでいきたい

私たちのものづくりは「水」に支えられています

サントリーのものづくりは水の恵みがなければできません。私たちは、水に生かされ、水を生かす企業なのです。だからこそ水の品質にこだわるだけでなく、貴重な資源としての水を守り、育み、大切に使う責務があります。私たちは水に対する敬意と感謝のもと、これからも世界中の人々の豊かな生活の実現に貢献する、新たな価値をもった商品を創り出してまいります。

サントリーグループはグローバルに事業を展開する企業として、また水に生かされ、水を生かす企業として世界が抱える課題に真摯に向きあい持続可能な社会に向けて貢献していかねばなりません。私たちはそのような考えに立ち『水理念』を策定しました。この理念のもと、世界各地域の水課題の解決に貢献する取組みをグループ一体となり、展開していきます。

サントリーグループ『水理念』の概念図

サントリーの『水理念』
2017年1月策定

水はグループにとってもっとも重要な原料であり、かつ、貴重な共有資源です。環境基本方針の最上位に掲げる「水のサステナビリティの実現」に向けて、次の理念をグループ全体で共有し、ステークホルダーの期待に応えていきます。

  1. 1.
    水循環を知る
    使用する水の循環について科学的アプローチに従って流域を調べ、理解を深めます。
  2. 2.
    大切に使う
    水の3R(Reduce/Reuse/Recycle)活動を通じて節水に努め、浄化した水は自然に還し、環境インパクトを軽減します。
  3. 3.
    水源を守る
    サステナブルな未来を実現していくため、ステークホルダーと協力しながら使用する水の水源保全に努めます。
  4. 4.
    地域社会と共に取組む
    社会が豊かになるように、水課題の解決への貢献を通じて地域コミュニティを支援します。

VOICE

サントリーグループ『 水理念』を発表しました

サントリーグループの事業の多くは、水や自然の恵みに支えられています。自然の大きな営みへの敬意 と感謝のもと、持続可能な豊かな地球環境を次世代に引き継ぐことは私たちの大切な責務です。とりわけ 「水」は人々の生命や生活、そして経済を考える上でも重要な資源です。だからこそ、何よりも私たち が優先して取組むべきテーマだと考えています。
 サントリーの事業活動は地球規模での水の循環の一部であるという認識に立ち、健全な水循環に貢献 する事業活動を実践するとともに「水と生きる」企業として、私たちは事業を展開する世界各地で水を育む 自然環境の保全・再生活動に積極的に取組んでいかなければなりません。サントリーグループ『水理念』は、 国内で培ってきた「水のサステナビリティ」の考えや活動をグローバルに展開していくためのグループ 共通の基本理念です。この理念のもと私たちは世界各地の方々と連携して、地域課題に沿った活動を グローバルに推進すべく、全力を尽くします。

サントリーホールディングス(株) 執行役員
コーポレートコミュニケーション本部長
福本 ともみ

私たちは『水理念』を実践しています!

『水理念』は「水循環を知る」「大切に使う」「水源を守る」「地域社会と共に取組む」の4つから成り立っています。この理念に基づく取組みが、国内はもとより海外でも既にスタートしています。サントリーグループはグローバルで事業を展開する世界各国・地域の水事情を認識した上で、課題解決に向けグループ一体となって取組んでいきます。

1. 水循環を知る

科学的アプローチで水循環を詳細に把握する

水は地球規模で絶えず循環しているので、使ってなくなってしまうことはありません。しかし、“資源として使える水”は無尽蔵ではないので、持続的に使うためには、水の循環について知る必要があります。われわれの工場の上流では、どこからどのように水が流れていて、どのくらいの量であれば環境に負荷を与えずに使えるのか、そしてどうすればより健全な循環を実現できるのかを研究し、水源環境の保全に役立てています。

サントリー 水科学研究所 博士(工学)
矢野 伸二郎

2. 大切に使う

節水に努めるとともに、水をきれいにして自然に還す

生産工程の現場では、使用する水の「3R」を徹底し、水使用量削減に向けた活動に積極的に取組んでいます。できる限り使う水の量を少なくする(Reduce)活動に加え、洗浄などに使う水のカスケード(多段階)利用といった高度な循環再利用(Reuse, Recycle)設備などを導入しています。「水と生きる」企業としては、こうした革新的な技術の力も借りて、国内トップレベルを目指したい。サントリーグループの生産現場では、これからも「水のサステナビリティ」を追求していきます。

サントリー〈天然水のビール工場〉
京都ブルワリー 技師長
清水 啓右

3. 水源を守る

水を育む自然環境の保全・再生活動に取組む

美味しい地下水の質や量を保ち続けるには、“水の製造所”である森の健全性を守らなくてはなりません。そこで2003年、「サントリー天然水の森」活動が始まりました。この活動は、私たちが事業活動を続けていくためには絶対に必要なもので、「天然水の森」の面積を、工場で汲み上げる地下水量の倍以上に拡大することを2020年目標にしています。総面積約9,000haとなった今も、多くの専門家や地元の方々の協力のもと、調査・研究に基づいた整備活動を実施し水源涵養力の高い、豊かで美しい森づくりを続けていきます。

サントリーホールディングス CSR推進部
鈴木 健

4. 地域社会と共に取組む

各地域の実情に沿った水の取組みを推進する

『水理念』に則った活動は、国内だけではなく海外のグループ会社でも共有されています。国や地域は違えども、「水のサステナビリティ」を実現したいという思いは同じ。グループ事業活動に欠かせない水を守る活動は世界に広がっています。

ビームサントリー
メーカーズマーク
「ナチュラル・ウォーターサンクチュアリ」プロジェクト

ビクトリア・マクレー・サミュエルズ

メーカーズマークの味わいの源泉は、蒸溜所の敷地内にある風光明媚な湖が育んだ清冽な水です。石灰岩に磨かれた良質なライムストーンウォーターこそが、メーカーズマークという製品のハートなのです。その大切な水を育む森を保全するため、私たちは2016年6月「ナチュラル・ウォーターサンクチュアリ」プロジェクトを立ち上げました。エコチームを中心に、アメリカンホワイトオークの植樹などの水源保全活動に積極的に取組んでいます。

メーカーズマーク蒸溜所 Vice President, Operations
Victoria MacRae-Samuels

ロブ・サミュエルズ

メーカーズマークは、リッチな味わいと非常に柔らかな口当たりが特徴のハンドメイドのウイスキーです。そのようなウイスキーを世界中にお届けし続けるためには、メーカーズマーク蒸溜所の敷地を含む周辺の環境を大切に守り、保護していく活動に力を入れること、さらに水や原材料の穀物、それから樽材に必要なアメリカンホワイトオークなど、バーボンウイスキーづくりに必要なすべての材料に目を配ることこそが大切だと考えています。

メーカーズマーク蒸溜所 Chief Operating Officer
Rob Samuels

  • 蒸溜所の敷地内に広がるスプリング・フェド湖は良質な水で知られている

  • メーカーズマーク蒸溜所にあるこの場所は、米国の「国定歴史建造物」にも指定されている

  • 2016年に、メーカーズマーク蒸溜所の「ナチュラル・ウォーターサンクチュアリ」にて行われたアメリカンホワイトオーク植樹の様子

サントリーペプシコ・ベトナム・ビバレッジ

次世代環境教育「水育(みずいく)」拡大中

サントリーホールディングス(株)は、子どもたちに「水」の大切さを伝える独自の次世代環境教育プログラム、サントリー「水育(みずいく)」のベトナムでの実施対象エリアをメコン地域ベンチェ市にも拡大しました。より多くのベトナムの子どもたちに「水」の大切さについて理解を深めてもらえるよう、今後もこの活動を続けていきます。

チュン フン ザン

サントリーグループの支援のもと、ベトナムでは2015 年に次世代環境教育「水育」が開始されました。日本以外で、最初にこのプログラムが実施されたのがベトナムだということを、私たちは非常に光栄に思っています。日本国内で展開していた「水育」をベトナムの環境や衛生事情に沿ってアレンジしたこのプログラムには、2年間で16小学校、のべ1万4,000人の子どもたちが参加し、水源保全の重要性や水の大切さを学びました。
この取組みには2つの大きな柱があります。1つは日本で行われている「水育」同様、水や衛生管理、あるいは水源保全の重要性を子どもたちに伝え、認識を高めてもらうということ。もう1つは子どもたちがきれいな水にアクセスできるようにフィルター設備を提供し、トイレや洗面所などの改修・設置といったハード面でのサポートをすることです。

Chung Huong Giang
サントリー ペプシコ・ベトナム・ビバレッジ
Corporate Affairs Manager

せっかく清潔な設備が提供されても、使う側の衛生に対する意識が低ければ継続的なメンテナンスが行われず維持できません。そのため、ベトナムで「水育」を行うにあたっては、水や衛生環境に対する意識を高められるように、特に教育面を重視しました。
今後はこの活動を全国に展開して、子どもたちの環境や水資源の保護に関する意識を高め、彼らの行動の変化につなげていきたい。そして、このプログラムに参加した子どもたちが、両親やまわりのコミュニティにまでその意識を広げてくれるのではないかと期待しています。

  • 水育プログラム参加者数内訳(出張授業で5,000人、屋外プログラム7,700人、工場見学1,300人)

チャン ティン クン

Dongnaiの工場では、2016年から「水育」の一環として小学生の見学を受け入れました。彼らが見学する様子を見て、私や同僚たちは強い印象を受けました。特にハイスピードの生産ラインにびっくりした彼らの表情は今でも目に焼き付いています。目を大きく見開いて、驚きの声があちこちから出ていました。
工場での見学を通し、子どもたちは水に対する意識や、環境の大切さ、廃棄物に対する関心を高めることができたと思います。こうしたプロジェクトは、コミュニティの教育としても大いに意味があります。子どもたちの水や環境に対する意識が向上すれば、彼らが家庭や学校に戻ったときに自分の家族や周囲の人間に対して影響を与えてくれるからです。

Cuong Tran Kim
サントリー ペプシコ・ベトナム・ビバレッジ
Dongnai Plant Director

Dongnai工場でも水をたくさん使っていますが、すべての工程で水の使用量をきちんとチェックして、水使用量を削減するための改善活動を行っています。その成果もあり、ベトナムにあるサントリーペプシコ・ベトナム・ビバレッジの5つの工場の中でも一番効率的な工場だと誇りを持っています。
サントリーグループの「水理念」についても、私たちは大いに共感しているので、今後も各工場で水使用量の削減や水源保護活動などに継続して取組んでいきたいと思います。

  • 子どもたちの興味をひきつけるカラフルなテキスト

  • グループで協力して作業をしながら、水の大切さを学ぶ

  • みんなと一緒に踊ったり、声を出したりして楽しむ子どもたち

VOICE

ベトナム水育に関わる方々の声

以前、私たちも子どもたち向けの環境保護活動を実施したことがありますが、「水育」のように組織だった充実した内容のプログラムは初めてです。とても親しみやすい内容なので子どもたちや学校職員の方々はもちろん、ベトナムのすべての人々にとって有意義な教育プログラムだと思いました。(ベトナム青年団)
「水育」を通じて、多くの小学生たちが水に対する意識を高めることができました。私たちはこのプロジェクトを非常に高く評価し、今後に期待しています。現在はベトナムの4市で展開していますが、今後は全国的に広げ、人々の意識を変え、さらに持続的な習慣にできるようにしたいと考えています。(教育訓練省)
サントリー「水育」はとてもフレンドリーなプログラムで、小学生を対象とした教育としてふさわしい内容だと思いました。特に濾過実験を通して、水がきれいになる様子を目の当たりにすることで、子どもたちの意識を高めるという方法は非常におもしろい。水の大切さや衛生管理、水源保全の重要性などについての意識も高まったと思います。(教師)
「水をきれいにする濾過実験がおもしろかったです。その他のレッスンもみんなと一緒にできてとても楽しかったです。これからは僕も環境を保護していきたいと思いました」「新しいことをたくさん学べて楽しかったです。これからもきれいな水が使えるように、環境保護や水の節約についてもっと勉強したいと思いました」「水の節約のレッスンで学んだことを家でも取入れたいと思います」(生徒たち)

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