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サントリーグループのCSR

トップコミットメント

サステナブルな社会の実現に貢献するために、「水と生きる」企業としての革新と挑戦を続けます サントリーホールディングス株式会社 代表取締役社長 新浪 剛史

世界中の人々に最高品質の商品・サービスをお届けすることで、人々の豊かな生活の創造に貢献すると同時に、常に社会や美しい地球環境との共生を実現する―サントリーグループはこれを自らの使命として、「人と自然と響きあう」という理念に定めています。そして、この理念を実践していくことをお客様、社会とお約束する言葉、それが「水と生きる」なのです。この言葉には「水を守り、水を育む環境を守りたい」「社会に潤いを与える企業でありたい」そして「水のように柔軟に常に新しいテーマに挑戦し続けたい」という私たちの思いが込められています。酒類や清涼飲料を中心とする、私たちの事業の舞台が世界に広がる中、「水と生きる」に込めた3つの思いを具体的な形や成果としてグローバルに積み重ね、約束を果たしていくことこそが、世界中の人々から信頼されるサントリーグループの実現につながると確信しています。
一方で、地球規模での環境問題、人口増加に伴う資源・エネルギー・食料の逼迫や格差の拡大など、私たちが直面している課題は非常に多岐にわたっています。2015年国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、COP21(気候変動枠組条約締約国会議)では「パリ協定」が成立するなど、世界が課題解決に向けた動きを積極化する中、グローバルに事業を展開する私たちサントリーグループもこれらの課題に真摯に向き合い、課題解決に貢献すべく取組みをさらに加速させていかねばなりません。
水や農作物をはじめとする自然の恵みによって支えられているサントリーグループにとっては、自然そのものが経営基盤であり、豊かな地球環境に貢献すること、次世代に豊かな自然環境を引き継いでいくことが責務であると考えています。とりわけサントリーグループの企業活動の源泉であると同時に、人々の生命や生活、そして経済を支える上でも貴重な資源である「水」に関する問題は、SDGsにおいても持続可能な社会の実現に向けての最重要課題の一つと位置づけられており、「水と生きる」企業として、私たちが何よりも優先して取組むべき課題です。この認識のもと、2018年3月には、国連グローバルコンパクトのイニシアチブである「The CEO Water Mandate」に署名しました。これは、「水」の課題解決に向けてのサントリーの強い意志を表明するものです。

将来を見据え、グローバルにサステナブルな社会の実現に貢献します

国内で培ってきた「水のサステナビリティ」の考えや活動をグローバルに実践していくため、サントリーグループは、2017年にグループ共通の基本理念として『水理念』を制定しました。また、環境経営により明確な方向性を与えるため、「環境ビジョン2050」を改定するとともに、新たな「2030年目標」を設定。「水のサステナビリティ」「気候変動対策」を2つの柱に、持続可能な地球環境を次代に引き渡すことを目的に意欲的な目標を掲げています。中でも「水」については、2050年に全世界の自社工場での水使用を半減させること※1を目標に掲げ、水使用を抑えたものづくりの推進を強化していきます。また、次世代に豊かな自然を引き継ぐことの大切さを社会と共有するため、水に関する啓発プログラムをより積極的に展開していくと同時に、国際的な行動目標になっている「水アクセス」をはじめとする地域の課題にも取り組みを拡大していくことで、持続可能な豊かな社会の実現に貢献していきたいと考えています。

  • ※1
     2015年における事業領域を前提とした原単位での削減

水を最重要課題に世界に向けて取組みを強化していきます

水使用量については、工場での節水活動により、2017年までに原単位で2007年比26%まで削減しました。2030年に向け、全世界の自社工場で更なる削減を目指し取組みを展開していきます。
また、事業を展開する各地の地域課題に沿った「水」の取組みは着実に拡がっています。2003年 熊本・阿蘇から始まった、水資源や生物多様性を保全する取組み「天然水の森」活動は、日本全国14都道府県20ヵ所、約9,000haに拡大。米国ケンタッキー州にあるメーカーズマーク蒸溜所でも「ナチュラル・ウオーターサンクチュアリ」プロジェクトを立ち上げ、地域との共生を図りながら水源保全活動が展開されるほか、フランスにおいても地域の実情に合った自然保全活動が開始されました。また、2004年から日本国内で始まった豊かな水を育む自然環境の大切さを子どもたちに伝える次世代環境教育「水育(みずいく)」は、ベトナムや南アフリカにも拡大。水の大切さや水源保全の重要性などを伝えるほか、子どもたちの衛生環境の向上にも貢献しています。

「ONE SUNTORY」で社会にとって価値ある企業を目指します

「水と生きる」をグローバルに、そしてサステナブルに実現していくという大きなチャレンジです。しかし、これを実現できた時こそ、サントリーグループが、世界中の人々から信頼され愛される、真に価値あるGoodな企業グループとなることにつながっていくと確信しています。
その取組みの基盤となるのはサントリーグループに集う社員一人ひとりの力です。サントリーに今も脈々と受け継がれている「やってみなはれ」に基づく飽くなきチャレンジ精神と、事業で得た利益の一部は社会への貢献のために役立てたいという「利益三分主義」の精神。この2つの創業精神を土台に、多様な価値観や発想、能力を持った人材が国境や事業、組織を越えて「ONE SUNTORY」として力を発揮すること。それにより、社員一人ひとりが仕事に生きがいや喜びを感じ、個人としても組織としても成長し続けること。そしてその笑顔の輪が社会にまで広がっていくこと――そうした好循環を描きながら、お客様・社会とともに成長し続ける企業グループでありたいと考えています。

これからも私たちサントリーグループは、お客様をはじめとするステークホルダーの皆様のさまざまなお声に耳を傾けながら、生命の輝きに満ちた持続可能な社会の実現に向けて、新たな価値を創造し続ける「Growing for Good」な企業グループを目指して革新と挑戦を続けてまいります。

2018年6月
サントリーホールディングス株式会社
代表取締役社長
新浪 剛史

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