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生命の輝きに満ちた社会の実現に向けて 更なる革新と挑戦を続けて参ります サントリーホールディングス株式会社 代表取締役社長 新浪 剛史

新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様、不自由な暮らしを強いられている皆様にお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。また感染拡大防止に向け努力されている皆様、最前線で困難に立ち向かっている医療関係者の皆様に深く敬意を表し感謝申し上げます。
私たちは創業以来の利益三分主義の精神に基づき、この困難を乗り越えるための社会貢献活動をグループ全体で進めています。日本や米国、カナダ、欧州での消毒用アルコール生産をはじめ、世界各地で、医療関係者をはじめ、地域社会の皆様に対し、製品の提供や寄付等さまざまな支援活動を展開しています。サントリーグループとして、厳しいコロナ影響の現状打破のために、できるかぎりの努力をしていきます。

「人と自然と響きあう」を使命として掲げる私たちは、創業以来120余年、お客様に最高品質の商品・サービスをお届けすることで人々の豊かな生活文化の創造に貢献すると同時に、多様な社会や美しい地球環境との共生を実現することを自らの使命として歩んできました。
近年、地球環境をはじめとする社会課題はますます深刻化し、これに伴って生活者の意識も大きく変化しています。昨年大阪で開かれたG20や、今年1月にダボスで開催された世界経済フォーラムでは、気候変動問題や海洋プラスチック問題を始めとする地球規模の課題が大きなテーマとなり議論が繰り広げられました。世界が課題解決に向けた動きを積極化する中、企業の役割もますます大きくなっています。「人と自然と響きあう」を企業理念に掲げるサントリーグループだからこそこれらの課題に向き合い、課題解決に貢献すべく取組みをさらに加速させていかねばなりません。

2015年に国連で「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、持続可能な社会の実現に向けて企業の積極的な取り組みが期待される中、昨年、サントリーグループは、我々にとって重要な領域であるサステナビリティのテーマを7つ掲げた「サステナビリティ・ビジョン」を策定しました。水資源の保全やCO2排出削減、資源の循環利用促進など地球環境保全、サプライチェーンにおける人権の尊重、そして人々の心豊かで健康な生活への貢献といった取り組みをさらに加速させ、「Growing for Good」の志のもと、グループ一丸となってサステナビリティ経営に取り組んでいきます。

人々の生命や生活を支える貴重な資源であり、サントリーグループの企業活動の源泉である「水」のサステナビリティにグローバルで取り組んでいくことはもちろん、喫緊の課題である「地球温暖化防止」にむけた取組みを加速するべく、温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指すことを「環境ビジョン2050」に掲げました。省エネルギー活動の推進、再生可能エネルギーの積極的な導入、次世代インフラの利活用 およびバリューチェーン上のステークホルダーとの協働を通じ脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。
「プラスチック」においては、2019年に「プラスチック基本方針」策定しました。2030年までにグローバルで使用するすべてのPETボトルの素材をリサイクル素材と植物由来素材に切り替え、100%サステナブル化する目標を掲げ、循環型かつ脱炭素社会実現に貢献していきます。これらを達成するためには、グループ一丸となり、あらゆる知識と技術を投入すること、そして、あらゆるステークホルダーの皆様と手を携えて課題に取り組むことが重要だと考えています。
また昨年、新たにサントリーグループ「人権方針」を策定しました。従業員そしてバリューチェーンに関わる全ての人の幸せに貢献するために、当社の事業による人権への影響を精査、理解したうえで、ビジネスパートナーを含めた外部ステークホルダーの皆様と連携し、人権尊重の取り組みを推進していきます。

私たちサントリーグループは、これからもお客様をはじめとするステークホルダーの皆様のお声に耳を傾けながら、グローバルに成長を続ける総合酒類食品企業として、生命の輝きに満ちた社会の実現に向けて更なる革新と挑戦を続けてまいります。

2020年6月
サントリーホールディングス株式会社
代表取締役社長
新浪 剛史

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