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本社所在地〒108-0075 東京都港区港南1-8-27(日新ビル)
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設立1988年2月1日
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資本金1億円
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売上高157億円(2020年度実績)
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従業員数341名(2020年12月)(連結)
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事業内容カフェとしてもバーとしても利用場面の多い「PRONTO」の経営およびフランチャイズ展開
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ホームページ
会社概要・理念
ひとつの文化とも呼べる”くつろぎの場”の創造。それがプロントの役割です
プロントが目指しているのは、イタリアの「バール」やフランスの「カフェ」、そしてイギリスの「パブ」に見られるような、お客様との親密で活気あるお付き合いです。一日中いつ行っても居心地がよく、ほしい飲み物や食事、そして大きなくつろぎが得られるコミュニティとも言える空間。ひとつの文化とさえ呼べる、そうした新しい価値観を、プロントは日本で初めてカタチにしていきたいと考えています。そのために、プロントでは昼間はカフェとしての、夜はバーとしての顔を持ち、お客様にとってなじみの深い憩いの場を提供するための努力を重ねています。
”3つのベスト”が、プロントだけのくつろぎを生む
プロントの提案をお客様にとっての魅力として定着させていくためには、もちろん相当の努力が必要です。
それが“3つのベスト”つまりベストプライス・ベストクオリティ・ベストホスピタリティの実践です。
ベストプライスとは単に安さだけでなく、おいしさやボリュームとプライスの最高のバランス。
ベストクオリティとは、メニューやサービスのひとつひとつ、例えばコーヒー豆にどれだけこだわり、そのこだわりを絶対にカタチにしていくという決意。
そしてベストホスピタリティとはおもてなし。必要最低限のマニュアルだけを用意し、むしろその場その場にもっともふさわしい、お客様に合わせた意識の高いサービスこそプロントの考える『おもてなし』なのです。
やりがいがあるから、仕事が面白い。そして利益が生まれる
バールやカフェやパブのような、くつろぎの場の提供。そしてひとつの文化の創造。
プロントはその実現に大きなやりがいを感じています。やりがいが大きいから、仕事が面白い。そしてその結果として利益が生まれてくる。これが、プロントの情熱の方向性、つまり、プロントの経営理念といえます。
「DREAM COMES TRUE!」。実現可能な夢を持って、その達成に向けて、プラス思考で歩む。それがプロントです。
主なサステナビリティ活動
サステナビリティ経営の推進
サステナビリティに関する意識啓発を徹底
コンプライアンスの推進、情報開示、リスクマネジメントといった、企業の基礎的で根幹的な活動に注力しています。社長を委員長とするコンプライアンス委員会の定期開催、幹部・管理職への研修、職場単位での研修、職場リーダーによる職場勉強会などを通じて、企業人としてのあるべき姿を再確認しています。また、社内イントラネットでコンプライアンス、リスクマネジメント、品質保証、環境などのさまざまなサステナビリティ活動に関する情報を全従業員へ発信し、意識啓発を図っています。
さらに、従業員によって倫理的に正しくない行為が行われていることに気づいた際、報告・相談できる窓口として「コンプライアンス・ホットライン」を設置しています。このホットラインについては「コンプライアンス・ハンドブック」や全従業員・直営キャスト全員に配布した名刺サイズのカードや各種研修で従業員への周知徹底を図っています。
サステナビリティという概念を独自に解釈し、全従業員で共有
サステナビリティ経営を推進していくためには、全従業員が共通の価値観をもつことが何よりも重要だと考えています。すべての従業員に、プロントが考えるサステナビリティを正しくわかりやすく伝えるためにサステナビリティという言葉を「Customer Smile Relationship(プロントグループに関わるすべての人たち(Customer)が笑顔(Smile)になるような関係(Relationship)をつくる)」と定義し、プロント流サステナビリティを推進。ハンドブック「SHARING SMILE」を作成し、全従業員に配布。従業員には、心のこもったおもてなしを提供することが、お客様の笑顔につながると伝えています。

「当たり前のことを、あえてメッセージとして伝える」ことを主眼に絵本タイプの「ハンドブック」を作成
コンプライアンスの浸透を徹底
コンプライアンス面では、全従業員に冊子「Suntory Group's Philosophy」を配布するとともに、各部署間でコンプライアンスの意識啓発活動を実施し、問題点を抽出して対策・啓発に努めています。また、全従業員向けに「コンプライアンス・ホットライン」を設置し、従業員の抱えるさまざまな問題に速やかに対応しています。

「Suntory Group's Philosophy」
リスクマネジメントの推進
食品の衛生管理、お客様の店舗における事故、地震などの災害を対象としてリスクマネジメント委員会を組織し、各リスクへの基本対策を協議・立案しています。
また、情報セキュリティ・個人情報保護・機密情報保全などについては、専門担当部門を設置し、方針・規定の制定や社外への発信、従業員への理解浸透を図っています。
さらに、自社ブランドの知的財産権を取得する場合に他社の知的財産を侵害しないよう、新規商品名や業態名を調査し、必要に応じて商標や意匠権の取得を行っています。
お客様・お取引先と響きあう
~商品・サービス~
品質への取り組み
品質マネジメントを徹底するためには、すべての商品の導入時からお客様のお口へ入るまで、一元管理が必要と考えています。そのため、食材の安全性はもとより、食材の品質、食材流通時の品質、飲食時の品質など、すべてのシーンにおける品質条件を守るべく、さまざまな取り組みを行っています。
衛生検査体制の確立
通常業務での品質・衛生環境チェックはもちろん、外部機関による定期衛生検査を実施し、店舗衛生品質の強化に努めています。さらにチェーン全体での衛生知識向上のために講習会を実施し、店舗衛生管理意識の醸成を行っております。
VOC(お客様の声)の反映
お客様からのご指摘やご意見・ご要望などを、貴重な外部評価と捉え、品質マネジメントの向上に反映すべく、VOC推進に努めています。お客様から寄せられたご指摘情報を各部署へ素早くフィードバックするのはもちろん、VOCグループと各事業部内会議にて相談・協議を行っています。
お客様との関わり
お客様の声への対応方針に基づく活動を展開
(株)プロントコーポレーションは「お客様の声への対応方針」「行動指針」に基づいて、お客様満足度の向上を目指し、お客様対応に取り組んでいます。
「お客様の声への対応方針」
私たちは、一つ一つのお客様の声に対して、真摯に向き合い誠実・迅速に対応します。 また、お客様の声を頂けることに感謝し企業活動へ反映させます。
「行動指針」
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1.『お客様の声』を感謝の気持ちで伺い対応する
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2.誠実・迅速・公平・公正に対応する
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3.『お客様の声』を企業活動へ反映させ、基本理念を体現した店舗づくりを行う
お客様に適正飲酒を啓発
すべての店舗の入口に「20歳以下、ドライバー飲酒禁止シール」を掲出して、お客様に適正飲酒の呼びかけを行っています。
また従業員間の集まりにおいても、20歳以下の飲酒、ビンジドリンキングなど不適切飲酒の防止に努めています。
すべての店舗の入口に「20歳以下、ドライバー飲酒禁止シール」を掲出して、お客様に適正飲酒の呼びかけを行っています。

20歳以下、ドライバー飲酒禁止シール
Webサイトでのアレルゲン情報開示
食物アレルギーによる重篤な事故の発生を抑制するため、運営する各業態のグランドメニューにおいて特定原材料7種、特定原材料に準ずるもの20種を情報公開し、お客様に安心してお食事を楽しんでいただける環境を整えています。
店内の環境改善(健康増進法)を推進
受動喫煙対策・健康増進法改正を考慮し、新しい店舗は飲食不可の喫煙室を設置しております。既存のお店は、2020年4月までに全面禁煙店舗や飲食不可の喫煙室改装を進めました。今後も社会からの要請や法令等に対応して店内環境の向上に努めていきます。
店内に飲食不可の喫煙室を設置
自然と響きあう
~環境~
環境への取り組み
プロントグループでは、2008年に「環境委員会」(現・エコ推進委員会)を設置。「環境方針」を制定して、さまざまな環境活動に取り組んでいます。
「環境方針」
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1.プロントグループは、以下を重点実施項目として取り組みます。
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1.省資源・省エネを行いCO2の削減に努めます。
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2.廃棄物の減量化・再資源化に取り組みます。
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3.従業員自らエコオフィスを実現し、グリーン調達を推進します。
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4.地域と連携した環境保全活動に努めます。
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5.広く社会に環境情報を開示します。
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2.環境マネジメントシステムを構築し、環境目的・目標を設定して環境保全活動に取り組み、継続的改善・環境汚染の予防につなげます。
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3.環境関連の法規制・協定を遵守します。
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4.この環境方針は、プロントグループCSR基本理念である「関わるすべての人たちが笑顔になるような関係をつくる」ことをめざし、全従業員・ビジネスパートナー様等携わるすべての人々に周知し、環境教育・啓発などを通じ、環境意識の向上に努めます。
ISO14001認証を取得
2009年12月に環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得し、継続的に環境活動を推進しています。
コーヒーチェーン初 エコマーク認定店取得
飲食店としてエコマークの認定取得。
6項目全ての環境配慮活動において定められた認定基準を満たすことが要件となり、認定基準を満たした上で認定審査及び審査委員会での認定されされました。
飲食店は消費者の関心も高いことから、環境に配慮した飲食店の普及を通じて情報発信を行い、環境配慮行動を後押し出来たらと取得に至りました。

エコマークとは
「飲食店」認定基準では、省エネ・節水などの基本的な環境対策に加えて、食材への環境配慮、食品ロス削減に向けた食べ残しが減るような啓発や運動などの消費者の理解を深める取り組みを評価されています。
P LOVE GREEN 宣言
プロントは、2010年4月に「お客様の精神(こころ)と肉体(からだ)に安らぎと喜びを与え、明日への創造を生み出すJUNCTIONとなる」という基本理念と、プロントのブランドカラーである「Green」という原点を見つめ直し「P LOVE GREEN 宣言」を発表し、新たな活動をスタートさせました。人と自然にやさしい、また、ワクワクするプロントらしい活動を「P LOVE GREEN」と名づけ、メニューや店内環境、さまざまな支援活動という社会貢献活動にまで広げています。
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※「プロント・ラブ・グリーン」キャンペーンに関するお知らせ
マークの付いた商品代金の一部は、2010年、東京都の「海の森」プロジェクト(東京オリンピック会場)の寄付から始まり、2011年東日本大震災以降は東北被災地の緑化復興活動の支援に当てられています。また、2016年は、熊本地震復興支援活動、2018年は、西日本豪雨災害支援活動、2019年は、台風19号被災地支援活動も行い、次世代の子どもたちに環境配慮の襷(たすき)を渡すべく子どもたちとともに環境活動を実施しています。本来は災害支援における復興緑化支援目的でなく、日本にもっと「Green」をテーマに、植樹活動を続けたく、地球温暖化を止める自助努力をし、本来の目的の「プロント・ラブ・グリーン」を取り戻し、国産・産地指定素材や製法にこだわった厳選素材を使った新メニューを「PRONTO」全店で続々と導入していきます。今後も従業員一丸となり活動を支援してまいります。詳細は下記「P LOVE GREEN」リンクを参照ください。



お客様・加盟店・従業員が協力して緑化を推進
「P LOVE GREEN 宣言」の活動の第1弾として、2010年5月から国産素材にこだわった商品売上げの一部を東京都の「海の森」プロジェクト(東京オリンピック会場)に寄付する「P LOVE GREEN キャンペーン」を開始しました。2010年度の東京都「緑の東京募金」への7,130,220円の寄付にはじまり、その後も継続的に各緑化活動に寄付を行っています。
2019年度末には、1億円を超えるまでになりました。
また、寄付だけに留まらず、従業員とフランチャイズ加盟店の希望者が「海の森」植樹祭に参加し、2010年から5年間にわたり、述べ240名が参加し、約6,000本の苗木を植樹しました。
「海の森」プロジェクトは、ごみと建設発生土で埋め立てられた東京湾内の中央防波堤内側埋め立て地に苗木を植え、美しい森に生まれ変わらせる計画で、2020年には東京オリンピック会場として活用されることが決まっています。
この活動をきっかけに、2011年以降は日本各地の環境緑化へと活動を広げています。
2011年の東日本大震災以降は被災地の緑化事業にも寄付し、2012年および2015年には農林水産大臣感謝状をいただきました。加えて、少しずつですが復興復旧が始まった、岩手県吉里吉里地区で、高台に移転した幼稚園への植樹活動を実施。現地の方々の冬に欠かせない「復活の薪」と名づけた薪づくりの支援、関東の千葉県においても被災した防災林などの植樹活動を現地の子どもたちとともに実施しています。さらには、次世代の子どもたちへ環境学習の襷(たすき)を渡す活動を新たに加え、従業員一丸となり活動を支援してまいります。
プロントのホームページにおいて、活動の詳細を報告しています。
今後も「Green」をテーマに国産・産地指定素材や製法にこだわった厳選素材を使った新メニューを拡充してまいります。
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※詳細や最新情報は当社CSRトピックス参照ください
プロントコーポレーションのCSRへの取り組みご紹介いたします。

「P LOVE GREEN キャンペーン」の対象商品
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「海の森」植樹祭
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当社社長より寄付金を贈呈
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林野庁沖修司長官から
農林水産大臣感謝状(3度目) -
前田信弘副知事から東京都知事
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茨城県神栖市で行われた
矢田部海岸防災林植樹 -
水戸市の小学生300人と
植樹活動 -
津波警報時に逃げる高台の
避難路の森林整備 -
高台に移転した幼稚園の
周りの山桜の植樹 -
東北の方々の冬に欠かせない
「復活の薪」づくり -
西日本豪雨災害における
住宅水害復興支援活動 -
北海道胆振地震における
森林復興支援活動 -
台風15号19号における
森林公園復興支援活動
廃棄物の減量化・再資源化
プロントグループ全店でごみの完全分別に取り組んでいます。指定廃棄物処理業者と直接契約できるテナント店舗においては、生ごみの堆肥化または発電燃料として推進し、不燃ごみも主に発電燃料のサーマルリサイクルにとして再資源化・リサイクルしています。
店舗での節水活動を推進
水使用量削減のため、各店舗では節水コマや節水トイレを導入しています。また、2012年から全店舗で水使用量・排水量の可視化を進め、水の使用量削減に努めています。
社会福祉活動
ビジネスパートナー様などから年末年始に頂くカレンダーで、活用できずに不要となったものを回収し、社会福祉法人港区社会福祉協議会様へ社会貢献の一環として寄付を実施しています。

環境活動に従業員も参加
従業員の有志がNPOに協力して富士山の樹海でのごみ清掃に参加しており、こうした活動を通じて店舗におけるごみ減量の意識を高め、さらにサントリー「天然水の森 赤城(法人の森林(もり))」整備活動への参加体験を通じて店舗で使う水の節水意識を高めるなどして、環境意識の啓発活動も実施してきました。
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富士山の樹海での清掃活動
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「天然水の森」の整備体験
多様な再資源化・リサイクルの推進
プロントグループでは、自然の恵みを商品としてお客様に提供していることから、その恵みをできるだけ循環させることが大切であり、将来に向けて再生していく義務があると認識しています。そのため、グループを挙げて食品廃棄物の削減に積極的に取り組んでいます。食品リサイクル法では外食産業には食品廃棄物の50%のリサイクル、または削減という義務数値が定められていますが、当チェーンは68%という数値を達成しています。

プロント品川店が環境省の省エネ照明モデル事業に選定
店舗設計において地球環境を経営資源の1つと認識し、環境との調和に配慮し、環境保全と循環型社会の実現を目指し活動しています。その一環として、今では当たり前のLED照明をいち早く導入し、冷房などの室内空調への負荷も軽減、消費電力を50%以上削減、CO2削減するといった、先進的導入事例が、環境省の「平成20年度省エネ照明デザインモデル事業※」に選ばれました。「Talk to the Lights ~もう一度照明と語り合いませんか」をコンセプトに省エネと居心地のよさを演出できる照明設計を実施。
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※省エネ照明デザインモデル事業:省エネ照明の導入を通じてCO2排出量の削減を加速させるため、省エネ照明を率先して導入する商業施設や店舗などを公募し、全国に広く普及しうる省エネ照明導入モデルの確立を目的とする事業
社会と響きあう
~文化・社会貢献~
地域・社会に対する取り組み
災害時の被災者支援
地震などの災害が発生したときには、携帯電話の無料電源供給やトイレの提供、さらにライフラインが止まっていない場合には温かい飲み物の提供なども行っていく予定です。
従業員と響きあう
~ダイバーシティ経営~
従業員に対する取り組み
従業員の心と体の健康をサポート
従業員のメンタルヘルス対策のために、外部専門家と提携した24時間対応の電話相談窓口を設置、産業医面談との健康相談を実施しています。また、体の健康管理としては、通常の健康診断、生活習慣病検診、人間ドックなど、従業員が自らの健康維持に役立てられる環境を整えています。
従業員に連休取得を義務づけ
従業員の仕事と生活の両立を支援するために、各種休暇制度を導入しています。ダイナミックホリデー制度は、従業員に5連休以上を年2回以上取得することを義務づける制度です。また、レクリエーション制度なども導入しています。
従業員の成長・自己実現を支援
人材育成のため、各種内定者研修(入社前4回)をはじめ、入社時研修(3ヵ月)や、マネジメント研修、サービス研修、リーダーシップ研修、海外研修、さらにはサントリーグループ共通研修も用意しています。さらにより専門スキルを高めることを奨励する制度を設け、社労士や宅建といった国家資格の取得支援やソムリエやコーヒーマイスターなどの飲食専門資格をはじめとする専門技能をもった人材育成に励んでおります。
さらに、採用面では、新卒・中途採以外にキャスト(アルバイト)からの社員登用にも積極的に取り組み、雇用の安定に貢献していきます。
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プロントキッチン研修
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ワイン研修
ダイバーシティの推進
多様な人材を採用し、人事活性化を目指して、ダイバーシティを推進しています。障がい者雇用・外国人雇用の促進を積極的に行っています。さらに次世代の人材の養成と共存を図るために、嘉悦大学・女子栄養大学・千葉商科大学・三幸学園との産学連携を通じてゼミ講師・インターンシップの受け入れにも取り組んでおります。